パソコンを使い始めたころ、ふと疑問に思いませんでしたか?「なんでドライブって『C:』から始まるんだろう?」って。USBメモリを挿せば「D:」や「E:」が出てきて、「A:」も「B:」もどこにも見当たらない。実はこれ、40年以上前のコンピューター黎明期に起きたある出来事が今もそのまま生き続けているんです。
今日はその「なぜ?」に、パソコン好きの先輩として徹底的にお答えします。読み終わった後、きっと誰かに話したくなるはずです。
- 「C:」ドライブの謎は1970年代のフロッピーディスク文化に端を発する歴史的経緯が原因。
- 「A:」と「B:」は今でもWindowsに存在しており、実は自分で割り当てることができる隠し機能。
- フロッピーディスクは現代でも航空・軍事・刺繍機などの現場で現役利用されている驚きの実態。
- 「C:」ドライブ誕生の秘密はフロッピーディスクにあった!
- 「C:」を変えられない本当の理由は”技術的負債”にある
- フロッピーディスクは”死んでいない”!2026年現在も使われている驚きの現場
- 「保存」アイコンはなぜフロッピーディスクの形なの?
- 「C:ドライブがいっぱい!」は日本人が一番困るWindowsの現場トラブル
- 「C:ドライブの空きが減り続ける問題」を根本から解決するWindowsの隠し機能
- ドライブレターをGUI操作なしで変更する実践手順(サブドライブ限定)
- 「なんでこのドライブ認識されないの?」よくある現場トラブルと解決策
- 知っておくべきWindowsのドライブ関連の便利機能5選
- 「C:ドライブ問題」と技術的負債から学ぶ、データ管理のベストプラクティス
- ぶっちゃけこうした方がいい!
- 「C:ドライブ問題」に関するよくある質問
- 今すぐパソコンやスマホの悩みを解決したい!どうしたらいい?
- まとめ
「C:」ドライブ誕生の秘密はフロッピーディスクにあった!
「C:」から始まる理由を理解するためには、まず1970年代〜1980年代初頭のパソコン事情に頭をタイムスリップさせる必要があります。
今のパソコンにはSSDやHDDが最初から内蔵されていますが、当時はそんな便利なものはありませんでした。データを保存したり、プログラムを動かしたりするにはフロッピーディスク(フレキシブルな磁気ディスクを薄いプラスチックのケースに入れたもの)が必要不可欠でした。
この時代に登場した「CP/M(Control Program for Microcomputers)」という初期OSが、ドライブにアルファベットの文字を割り当てるという仕組みを初めて導入しました。そのルールはシンプルで、1台目のフロッピードライブが「A:」、2台目が「B:」というものでした。
1981年にIBMが発売した初代IBM PCにも、5.25インチのフロッピードライブが2基搭載されており、当然のように「A:」と「B:」が割り当てられました。ユーザーは「A:」からOSを起動し、「B:」にはデータを保存したり、別のプログラムディスクを入れたりして使っていたのです。これ、今のNVMe SSDをOSドライブにして、サブSSDをデータ用にするのと発想は同じなんですよね。面白いでしょう?
ハードディスクが登場したとき「C:」しか選択肢がなかった
1983年に登場したIBM PC XTが、内蔵ハードディスクを標準搭載した最初のIBMモデルです。ここで問題が生じました。新しいハードディスクに何の文字を割り当てるか、です。
答えは明快でした。BIOSレベルでハードウェアアドレスが「A:」と「B:」に固定されていたため、フロッピーコントローラーに接続された機器にはこの2文字が自動的に割り当てられていました。OSを設計したエンジニアたちはその2文字を”再利用”するのではなく、その次の文字である「C:」をハードディスクに割り当てたのです。
「当時は誰も、40年後もこれが標準になるとは思っていなかった」──まさにその通りです。当時は合理的な判断だったのが、そのまま固定化してしまったのです。
1台しかフロッピーがないときの”摩訶不思議”な仕様
ここでひとつ、当時のコンピューターにあった不思議な仕様を紹介します。フロッピードライブが1台しかない場合でも、OSは「A:」と「B:」の両方を認識していました。つまり、1台のドライブが「A:」と「B:」の両方を担う形になっていたのです。
その結果、画面にこんな表示が出ていました。「ソースディスクをドライブA:に挿入してください……次に転送先ディスクをドライブA:に挿入してください……」。同じドライブに何度もディスクを差し替えながら作業していたのです。今の感覚では信じられませんよね?でも当時はそれが普通でした。
「C:」を変えられない本当の理由は”技術的負債”にある
「じゃあMicrosoftが大規模アップデートのタイミングで『A:』に変えればよかったんじゃないの?」と思う方もいるでしょう。実は、これが技術的に非常に難しい問題なのです。
「C:」はとっくの昔に単なる”ラベル”を超えた存在になっています。何十年もの間、無数のソフトウェアが「Windowsは必ずC:ドライブに存在する」という前提で作られてきました。インストーラー、レジストリのパス、システムショートカット、あらゆるところに「C:\」という文字列がハードコードされています。
もし今さら「C:」を変えたとすると、レジストリが壊れ、インストール済みのソフトが起動しなくなり、システムが不安定になる可能性があります。しかも、それぞれのソフトが異なる壊れ方をするので、対処も一筋縄ではいきません。これを専門用語で「技術的負債(Technical Debt)」と呼びます。「正しい対処をしたとき生じるコストが、そのまま放置するコストを大きく上回る」状態のことです。
「正しい変更をしても、被害が大きすぎるから手が出せない」──Windowsのドライブ問題は、この技術的負債の典型例として語り継がれています。
「A:」と「B:」は今も生きている!実は割り当て可能な”幻のドライブ”
ここで多くの人が知らない事実をお伝えします。「A:」と「B:」は削除されたわけではなく、今でもWindowsの中に存在しています。
Windowsの「ディスクの管理」ツールを開くと、USBドライブや外付けHDDに「A:」や「B:」を手動で割り当てることができます。反骨精神旺盛な方はぜひ試してみてください……ただし、重要な落とし穴があります。「A:」や「B:」に割り当てたドライブは、Windowsサーチのインデックスが作られません。これはフロッピーディスク時代の仕様が残っているためで、スタートメニューの検索から「A:」ドライブのファイルが出てこない事態になります。反骨精神を発揮した代償は高くつくかもしれません(笑)。
フロッピーディスクは”死んでいない”!2026年現在も使われている驚きの現場
「フロッピーなんてもう博物館の展示品でしょ?」──そう思っているなら、驚いてください。フロッピーディスクは2026年の今も、意外な場所で現役なのです。
まず、航空業界の話から。ボーイング747-400型機の一部では、3.5インチのフロッピーディスクを使って重要なフライトシステムの更新プログラムを読み込む作業が行われていたことが明らかになっています。エンジニアが毎月、手でフロッピーを差し込む作業をしていたというのですから驚きです。航空機は数十年にわたって飛行し続けるため、設計時に採用されたフロッピーを後からすべて置き換えるには莫大なコストがかかります。
次に、軍事の世界。アメリカ空軍は核兵器管理システムの一部に8インチフロッピーディスクを使用していましたが、2019年6月にようやく固体ストレージへの移行を完了しました。「なぜ今まで使い続けたのか?」という問いに対するペンタゴンの返答は非常に的確でした──「このシステムは現在も正常に機能しているからです」。
さらに刺繍機の世界でも、フロッピーディスクが現役で使われています。業務用の刺繍機は数百万円単位の高価な機械で、フロッピーを読み込む仕様のものが多く存在します。機械ごと買い替えるのは現実的ではないため、仕方なく使い続けているケースが多いのです。
日本の「フロッピー戦争」は2024年にようやく決着!
フロッピーと言えば、日本のお話も外せません。日本ではなんと2024年6月まで、1,900件以上もの行政手続きでフロッピーディスクやCDなどの物理メディアによるデータ提出が義務付けられていました。鉱業、石油会社、酒屋、ショッピングセンターに至るまで、様々な業種が規制に縛られていたのです。
デジタル大臣の河野太郎氏が「フロッピーへの戦争を宣言する」と明言し、デジタル庁が法律を一件ずつ洗い出して改正を進めました。最終的に全廃が達成されたのは2024年の夏のことです。Sonyがフロッピーの製造を終了した2011年から13年越しの決別でした。
「保存」アイコンはなぜフロッピーディスクの形なの?
もう一つ、フロッピーが残した痕跡があります。ワードやエクセルなど、パソコンのほぼすべてのアプリに存在する「保存ボタン」のアイコン。あれは3.5インチフロッピーディスクの形です。
実物を触ったことのない世代が当たり前のように「保存」のシンボルとして使い続けているこのアイコンは、「象形文字(ヒエログリフ)」のようなものだと言われています。本来の意味を知らなくても、記号として機能し続けているのです。
Windows 11でもMS-DOSのファイルシステム互換機能など1980年代由来の仕様が多数残っています。新しい外見の裏に、40年以上前のルールが静かに生き続けているのがWindowsの奥深さです。
「C:ドライブがいっぱい!」は日本人が一番困るWindowsの現場トラブル
これ、私も何度経験したかわかりません。パソコンを使っていたら突然「ローカルディスク(C:)の空き容量が不足しています」という警告が出て、何をどうすればいいのかわからず固まってしまう、あのシーンです。実はこれ、Windowsを使う人なら誰でも一度は通る洗礼みたいなもので、C:ドライブの歴史と切っても切れない問題でもあります。
なぜC:ドライブばかりいっぱいになるのかというと、Windowsのシステムファイル・アプリのインストール先・一時ファイル・アップデートデータなど、ほぼすべての重要データが「C:\」というパスに集中して書き込まれる設計になっているからです。40年前の「C:=メインドライブ」という約束事が今も生きていて、あらゆるソフトがその前提で動いているのです。
PowerShellで今すぐC:ドライブの空き容量を把握する方法
「なんとなく少ない気がする」ではなく、まず正確な数字を把握することが大切です。PowerShellを使えば、すべてのドライブの空き容量を一瞬で確認できます。
PowerShellを管理者として起動(スタートメニューで「PowerShell」と検索し、右クリックして「管理者として実行」を選択)してから、以下のコマンドを入力してEnterキーを押してください。
Get-Volume
これだけで、ドライブレター・ラベル・ファイルシステム・空き容量・合計サイズが一覧表示されます。「SizeRemaining」の列が空き容量です。さらに、すべてのドライブの空き容量をGB単位で見やすく表示するには次のコマンドが便利です。
Get-PSDrive -PSProvider FileSystem | Select-Object Name, @{n="Used(GB)";e={::Round($_.Used/1GB,2)}}, @{n="Free(GB)";e={::Round($_.Free/1GB,2)}}
出力例として「Name: C、Used(GB): 198.4、Free(GB): 21.6」のように表示されます。残り容量が20GB以下になってきたら、次に紹介する対処法を試してください。
コマンドプロンプト(diskpart)でドライブ情報を確認する方法
PowerShellが苦手な方は、昔ながらのコマンドプロンプトと「diskpart」コマンドでも確認できます。コマンドプロンプトを管理者として起動して、以下の順番で入力してください。
- 「diskpart」と入力してEnterキーを押す(diskpartが起動します)。
- 「list volume」と入力してEnterキーを押す(すべてのボリューム一覧が表示されます)。
- 確認が終わったら「exit」と入力してEnterキーを押す(diskpartを終了します)。
「list volume」の出力には、ドライブレター・ラベル・ファイルシステム・サイズが表示されます。どのドライブが何GBかを直感的に把握できます。diskpartのコマンドは実行後に確認なしで即座に処理が走るため、確認以外の操作(assign、formatなど)は慎重に行う必要があります。これは経験者でも油断できないポイントです。
「C:ドライブの空きが減り続ける問題」を根本から解決するWindowsの隠し機能
C:ドライブがどんどん減っていく原因の多くは「一時ファイル」と「Windowsアップデートの残骸」です。知らない間にどんどん積み上がっていて、気づいたときには数十GB単位で消えていることもあります。
Windowsには「ストレージセンサー(Storage Sense)」という自動クリーンアップ機能が搭載されています。これをオンにするだけで、一時ファイルやごみ箱の中身を自動で定期削除してくれます。設定方法は「Windowsキー+I」で設定を開き、「システム」→「ストレージ」→「ストレージセンサー」をオンにするだけです。さらに「ストレージセンサーを構成する」から削除のタイミングや対象を細かく設定できます。
また、手動でテンポラリファイルを削除したい場合は、「Windowsキー+R」でファイル名を指定して実行ウィンドウを開き、「%temp%」と入力してEnterキーを押してください。一時ファイルが保存されているフォルダが直接開くので、Ctrl+Aで全選択して削除するだけです。使用中のファイルは削除できないとエラーが出ますが、その場合はスキップでかまいません。これだけで数GBから数十GB単位の空きが生まれることもあります。
PowerShellで一時ファイルをまとめて削除する上級テクニック
同じ作業をPowerShellで自動化したい方向けのコードです。管理者PowerShellで以下を実行すると、ユーザー一時ファイルフォルダを一括でクリーンアップできます。
Remove-Item -Path "$env:TEMP\*" -Recurse -Force -ErrorAction SilentlyContinue
Write-Host "一時ファイルの削除が完了しました。" -ForegroundColor Green
「-ErrorAction SilentlyContinue」を付けることで、削除できないファイル(使用中のもの)があってもエラーで止まらずに続行してくれます。定期的にこのコマンドを実行するタスクスケジューラを設定しておけば、一時ファイルの蓄積を自動で防げます。
ドライブレターをGUI操作なしで変更する実践手順(サブドライブ限定)
「USBドライブが毎回違う文字になって困る」という経験はありませんか?たとえば、バックアップ用のUSBドライブが接続のたびに「F:」になったり「G:」になったりすると、バックアップスクリプトのパスがずれてしまって正常に動かないということが起きます。これも「C:が40年間固定されてきた理由」と同じ、パスのハードコード問題なのです。
こういった場合は、特定のドライブに固定のドライブレターを割り当てることで解決できます。ただし前述の通り、C:ドライブのレターは絶対に変更しないでください。対象はUSBドライブや外付けHDD・サブのSSDに限定してください。
PowerShellを管理者として起動し、まず現在のパーティション一覧を確認します。
Get-Partition
表示された一覧から変更したいドライブの「DiskNumber」と現在の「DriveLetter」を確認します。たとえばディスク番号が「2」で、現在「F:」になっているドライブを「E:」に変更するには次のコマンドです。
Get-Partition -DiskNumber 2 | Set-Partition -NewDriveLetter E
コマンドプロンプト(diskpart)で同じことをするには、管理者として起動したコマンドプロンプトで以下の順番で実行します。
- 「diskpart」と入力してEnterキーを押す。
- 「list volume」と入力してEnterキーを押し、変更したいボリュームの番号(例Volume 4)を確認する。
- 「select volume 4」と入力してEnterキーを押す(番号は自分の環境に合わせて変更)。
- 「assign letter=E」と入力してEnterキーを押す(Eは希望のレターに変更)。
- 「exit」と入力してEnterキーを押して終了する。
変更後はパソコンを再起動することで、OSが新しいドライブレターを確実に認識します。バックアップスクリプトや常用ソフトのパス設定も必ず見直しておきましょう。
「なんでこのドライブ認識されないの?」よくある現場トラブルと解決策
Windowsを使っていると、ドライブ関係でよくあるトラブルがいくつかあります。私自身も何度か経験したものを、体験ベースでお伝えします。
まず、「USBを挿してもドライブが表示されない問題」です。これはドライブレターが自動で割り当てられなかったケースが多いです。ディスクの管理(Windowsキー+Xから「ディスクの管理」を選択)を開くと、文字が割り当てられていないボリュームが存在することがあります。その場合は対象のボリュームを右クリックして「ドライブ文字とパスの変更」から任意のレターを割り当てれば表示されるようになります。
次に、「ドライブの文字が変わってソフトが起動しなくなった問題」です。これはパソコンに新しいドライブやUSBカードリーダーを増設したときに、既存ドライブのレターが自動でズレてしまうことで起きます。特に「D:ドライブにソフトをインストールしてあった場合」は要注意です。対処法は前述のdiskpartまたはPowerShellで元のレターに戻してあげるか、レジストリを修正する方法がありますが、後者はリスクがあるため自信がなければ専門家に頼むのが賢明です。
また、「ネットワークドライブのレターがローカルドライブと競合する問題」も厄介です。たとえば会社のファイルサーバーをE:として使っていたのに、新しいUSBデバイスが自動でE:を取ってしまうケースです。こういったときはネットワークドライブのレターを先にZ:あたりの後ろの方に固定しておくのが経験則からくる予防策です。
知っておくべきWindowsのドライブ関連の便利機能5選
記事の内容と合わせて知っておくと便利なWindows機能を厳選して紹介します。
①「ディスクの管理」ツール──Windowsキー+Xから「ディスクの管理」を選択することで、全ドライブのパーティション状況・ドライブレター・ファイルシステム・空き容量を視覚的に把握できます。初心者がまず覚えるべき最重要ツールです。
②ジャンクションポイント(シンボリックリンク)の活用──「C:ドライブにしか置けないけれど容量が足りない」という問題を解決するワザです。たとえばC:\Users\ユーザー名\Documentsをそっくり別のドライブに移動したうえで、元の場所にシンボリックリンクを作成すると、アプリ側からは「C:\Documents」に見えながら、実際のデータは別ドライブに保存されます。PowerShellで「New-Item -ItemType SymbolicLink」コマンドで作成できます(管理者権限が必要です)。
③Windowsの「システムの詳細設定」でページファイルをC:以外に移す──「システムのプロパティ」→「詳細設定」タブ→「パフォーマンス」の「設定」→「詳細設定」タブ→「仮想メモリの変更」で、Windowsが自動管理するページファイル(pagefile.sys)を別のドライブに移せます。大きなSSDが別にある場合は、C:の節約になります。
④「ディスクの最適化」でSSDの健全性を保つ──スタートメニューで「ドライブの最適化と最適化」と検索すると起動できます。HDDに対してはデフラグ、SSDに対してはTRIM処理を実行してくれます。SSDには「デフラグ」ではなく「最適化(TRIM)」が正しい処理なので、Windowsが自動で判別してくれるこのツールは非常に便利です。
⑤PowerShellで全ドライブの健康状態をチェック──以下のコマンドを管理者PowerShellで実行すると、接続中の物理ディスクのモデル・種類(HDDかSSDか)・動作ステータスが一覧表示されます。突然のデータ消失を防ぐためにも、定期チェックの習慣をつけておきましょう。
Get-PhysicalDisk | Select-Object FriendlyName, MediaType, OperationalStatus, HealthStatus | Format-Table -AutoSize
HealthStatus列が「Healthy」以外(UnhealthyやWarningなど)の場合は早急なバックアップと交換を検討してください。
「C:ドライブ問題」と技術的負債から学ぶ、データ管理のベストプラクティス
ここまでWindowsのドライブ構造と歴史を深く掘り下げてきましたが、これらを踏まえたうえで「自分のパソコンをどう管理するか」というベストプラクティスについてお伝えします。
まず一番大切なのは、C:ドライブとデータドライブを分けて運用するという考え方です。Windowsシステムや各種アプリはC:に置くのは仕方ないとして、写真・動画・文書・ゲームデータなどの「個人データ」はできるだけ別ドライブ(D:など)に保存する運用にしておくべきです。なぜなら、Windowsを再インストールするとC:は初期化されますが、D:のデータは残るからです。Cドライブがいっぱいでパソコンが重い、という状況に陥ってからでは遅いのです。
次に、データのバックアップ先も「C:以外」にするという当たり前だけど意外と守られていない原則です。「バックアップをCドライブに入れておいた」という人が、パソコン壊れて全滅したという話は珍しくありません。バックアップは必ず別の物理ドライブか、クラウドストレージに保存することを習慣にしてください。
そして「C:ドライブの空き容量は常に20GB以上をキープ」が、パソコンを快適に保つための目安です。これはWindowsアップデートの作業領域や、ソフトのインストール中に必要な一時領域として確保しておく必要があるからです。残り10GBを切ったら黄色信号、5GB以下は赤信号だと思ってください。
ぶっちゃけこうした方がいい!
ここまで読んでくれた方には正直に言います。「C:ドライブがなぜCなのか」という疑問の答えは、突き詰めれば「誰も変えようとしなかったから」に尽きます。でも、これって実はWindowsに限った話じゃないんです。組織でも個人でも、「最初に決めたことがそのまま正解になってしまう」という構造は至るところにあります。
個人的にぶっちゃけると、今の時代に一番効率的なのは「C:の歴史を理解した上で、C:に頼りすぎない運用を組む」ことだと思っています。具体的には、パソコンを新しく買ったり再セットアップしたりするタイミングで「C:はOS専用・D:以降は個人データ専用」というルールを自分の中で決めてしまうのが一番楽です。わざわざ「A:に割り当てよう」とか「レターを変えよう」という反骨心は必要ありません。40年分の技術史が「C:のまま使え」と言っているのだから、逆らっても得はない。
それよりも、PowerShellで定期的に空き容量を確認する習慣をつけて、ストレージセンサーをオンにしておいて、大事なデータだけはしっかり別ドライブかクラウドに逃がしておく。この3つを実践するだけで、C:ドライブがらみのトラブルは90%防げます。シンプルに聞こえますが、10年以上パソコンを触ってきた経験から言うと、これが本当に一番効いています。難しいコマンドを覚えるより先に、まずはこの運用の「型」を作ることの方が、長い目で見てずっと大事なことだと思っています。
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「C:ドライブ問題」に関するよくある質問
「C:」ドライブの名前を「A:」や「D:」に変更することはできますか?
技術的には変更できますが、強くおすすめしません。Windowsやインストール済みのアプリが「C:\」というパスを前提として動作しているため、変更するとシステムが起動しなくなったり、ソフトウェアが正常に動かなくなったりする可能性があります。試すとしてもサブドライブ(データ用ドライブ)に限定しましょう。
「A:」や「B:」を普通のドライブとして使えますか?
はい、使えます。Windowsの「ディスクの管理」で外付けドライブやUSBに「A:」「B:」を割り当てることができます。ただし、前述の通りWindowsサーチのインデックス対象外になる点に注意してください。データの検索がスタートメニューからできなくなるため、実用性はかなり落ちます。
MacやLinuxにも同じドライブ文字の仕組みがあるの?
いいえ、ありません。ドライブレターはWindowsとMS-DOS系OSに固有の仕組みです。Macや Linux(UNIX系)では「/」(ルートディレクトリ)を起点としたパス構造を使っており、「C:」のような概念は存在しません。Windowsの独自性を示すわかりやすい例の一つです。
将来、Windowsは「C:」をやめる可能性はある?
現実的にはほぼないと言えます。過去数十年にわたって積み上げられた膨大なソフトウェア資産が「C:」を前提としているため、変更によって生じる混乱は計り知れません。MicrosoftがWindowsを完全に別の何かに作り替えるような革命的な変化でも起きない限り、「C:」は当面使われ続けるでしょう。
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まとめ
「C:」ドライブがアルファベットの3文字目から始まる理由は、単純な「歴史の名残」です。1970年代のCP/MというOSがフロッピードライブに「A:」と「B:」を割り当て、MS-DOSがそれを引き継ぎ、BIOSにハードウェアアドレスとして焼き付けられ、ハードディスクには必然的に「C:」が割り振られた。そしてその後40年以上にわたるソフトウェアの積み重ねが、今や変えることができない”歴史の岩盤”になっています。
今日から使える気づきを3つ整理しておきましょう。
- 「C:」ドライブの名前はフロッピーディスクの歴史的遺産なので、変更しようとしないこと。システムが壊れるリスクがあります。
- 「A:」や「B:」は今でも使えるが、Windowsサーチが効かない制限があるため、重要なデータを置くのは避けること。
- パソコンの「保存アイコン」がフロッピーディスクの形をしている理由を誰かに話してみてください。話題として確実に盛り上がります。
私たちが毎日何気なく使っているWindowsの画面には、こうした40年分の技術史がぎっしり詰まっています。「なんでこうなってるんだろう?」という小さな疑問を大切にすると、コンピューターがずっと楽しくなりますよ。






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