パソコンの電源を入れたら、あの青い画面に「Windowsの準備をしています コンピューターの電源を切らないでください」と表示されたまま、何十分待っても一向に進まない。そんな絶望的な状況に、いま画面の前で途方に暮れていませんか?
テレワーク中に突然この画面が出たら、仕事は完全にストップ。大事なオンライン会議にも参加できず、上司への連絡すらスマホ頼み。しかも「電源を切らないで」と書いてあるから、強制終了していいのかどうかもわからない。実はこの問題、2026年3月10日にリリースされたWindows11の最新アップデートKB5079473でも多数報告されており、あなただけが困っているわけではありません。
この記事では、Windows10からWindows11まですべてのバージョンに対応した原因の特定方法と、段階的な解決手順を初心者でもわかるように丁寧に解説します。さらに、ネット上の他の記事では触れられていない「プロが現場で使っている回復テクニック」や「2026年3月最新の不具合情報」まで網羅しました。
- 「Windowsの準備をしています」が終わらない原因は、Windows Updateの失敗やディスクエラーなど複数あり、原因ごとに対処法が異なること。
- まず30分〜最大2時間は待機し、改善しなければ放電処置や周辺機器の取り外しから段階的に対処する手順。
- 2026年3月のKB5079473でも起動不能やブルースクリーンが多発しており、最新情報を踏まえたセーフモードからの更新プログラム削除が有効であること。
- そもそもなぜWindowsは「準備しています」のまま止まってしまうのか?
- まず試すべき基本的な対処法を正しい順番で解説します!
- 基本的な対処で直らないときの高度な修復方法とは?
- 2026年3月最新のKB5079473で起動不能になったときの緊急対処法!
- 「回復ドライブ」を事前に作っておくと修復がずっと簡単になります!
- 最終手段としてのWindowsリセット(初期化)の正しいやり方
- プロが現場で使っているWindows Updateコンポーネントの完全リセット手順
- PowerShellで「いつ・どのKBで・なぜ失敗したか」を一発で特定する方法
- SSD/HDDの健康状態をPowerShellで調べて故障を未然に防ぐ方法
- Windows Updateを「自分のタイミング」で安全に適用するための設定テクニック
- 「画面が真っ暗のまま何も表示されない」場合の見落としがちな原因と対処法
- Windowsの起動時間が異常に遅い原因をイベントログから突き止める方法
- 今すぐ作っておきたい「システムの復元ポイント」の手動作成と自動化
- 2026年のSecure Boot証明書問題って何?今やっておくべき対策
- ぶっちゃけこうした方がいい!
- Windowsが「準備しています」から進まないときに関する疑問解決
- 今すぐパソコンやスマホの悩みを解決したい!どうしたらいい?
- まとめ
そもそもなぜWindowsは「準備しています」のまま止まってしまうのか?
この問題を正しく解決するためには、まず原因を理解することが大切です。「Windowsの準備をしています」という画面は、本来であればWindows Updateの適用後やシステム変更後に数分だけ表示されるもので、エラー画面ではありません。通常なら1分程度で「更新プログラムを構成しています○○%」という画面に切り替わり、再起動を数回繰り返しながら処理が完了します。
つまりこの画面で止まるということは、更新プログラムのインストールが保留になったまま先に進めないという状態を意味しているのです。では、なぜ保留状態になってしまうのでしょうか?
Windows Updateの処理遅延や失敗
もっとも多い原因がこれです。大型アップデートやセキュリティパッチの適用中に、ダウンロードが中断されたり、インストールファイルが破損したりすると、Windowsは処理を完了できずにこの画面で停止します。とくにしばらくWindowsを更新していなかった場合、大量の更新が一度に適用されるため、低スペックなパソコンでは2〜4時間かかることもあります。
システムファイルの破損
Windowsの起動に必要なシステムファイルが何らかの理由で壊れていると、更新処理が正常に完了しません。急な電源断や強制終了を繰り返した場合に起きやすく、この状態ではセーフモードからの修復が必要になります。
ディスク容量の不足
Windows Updateには意外と大きな空き容量が必要です。2026年3月のKB5079473に至っては、更新パッケージだけで4.5GB以上というサイズが報告されています。Cドライブの空きが10GB未満だと更新が途中で止まるリスクが跳ね上がります。
ハードウェアの不具合や帯電
メモリの接触不良やハードディスクの経年劣化が原因で、読み書きエラーが発生し処理が止まることがあります。また、パソコン内部に静電気がたまる「帯電」も見過ごされがちな原因のひとつです。とくにノートパソコンでは、長時間充電しっぱなしの状態で帯電が起きやすく、放電するだけで症状が改善するケースが少なくありません。
周辺機器のドライバー競合
USBメモリや外付けハードディスク、プリンターなどの周辺機器が接続されていると、そのドライバーがWindowsの起動処理と競合して止まることがあります。特に古いデバイスや非公式ドライバーを使っている場合はリスクが高まります。
まず試すべき基本的な対処法を正しい順番で解説します!
原因がわかったところで、実際の対処法を「リスクの低い順番」で解説していきます。焦って強制終了したり初期化したりする前に、まずはダメージの少ない方法から試すのが鉄則です。
ステップ1とにかく待つ(最低30分、最大2時間)
地味に聞こえますが、これが最初にして最重要のステップです。パソコンのアクセスランプ(HDDやSSDの動作を示す小さなLED)が点滅していれば、まだ裏側で処理が進んでいる証拠です。実際に、あるテレワーク中のユーザーは約1時間32分でこの画面を突破できたという報告がありますし、Windows Serverの現場では約70分(1時間10分)で復帰した事例もあります。
「コンピューターの電源を切らないでください」と書いてある以上、処理中に強制終了するとシステムファイルが壊れるリスクがあります。まずは焦らず、スマホで別の作業でもしながら2時間を目安に待ちましょう。
ステップ2周辺機器をすべて取り外す
待っている間にできることがあります。USBマウス、外付けHDD、プリンター、USBメモリなど、パソコンに接続されているものをすべて取り外してください。充電ケーブルだけは残してかまいません。ドライバーの競合が原因なら、これだけで処理が進み始めることがあります。デスクトップ画面が表示されてから周辺機器を接続し直すのが安全です。
ステップ3放電処置を行う
2時間待ってもまったく変化がなく、アクセスランプも消灯している場合は、電源ボタンを10秒間長押しして強制終了します。その後、以下の手順で放電を行ってください。
- 電源ケーブルをコンセントから抜きます。ノートパソコンの場合はバッテリーも取り外せるなら外しましょう。
- 電源ボタンを15秒間長押しして、内部にたまった電気を放出します。
- そのまま2〜3分間放置します。
- 電源ケーブルを接続し直して、再度電源を入れます。
この放電処置はパソコン修理のプロが現場で最初に行う定番の手順です。一時的な誤作動であれば、これだけで正常起動する確率が高いのです。
ステップ4強制終了して再起動する
放電しても改善しない場合は、電源ボタン10秒長押しで強制終了し、再度電源を入れます。ただし、強制終了を何度も繰り返すのは厳禁です。ハードディスクにアクセスしている最中に電源が切れると、ディスク自体が物理的に損傷する可能性があります。強制終了は最大でも2〜3回までにとどめましょう。
基本的な対処で直らないときの高度な修復方法とは?
ここからは、Windowsの回復環境(WinRE)やコマンドプロンプトを使った修復手順に入ります。パソコン操作に不慣れな方でも画面の指示に従えば実行できますので、落ち着いて進めてください。
セーフモードで起動する方法
セーフモードとは、Windowsを必要最小限のドライバーとプログラムだけで起動する診断用モードです。通常の起動ができなくても、セーフモードなら立ち上がることが多く、ここから問題の原因を取り除けます。
- パソコンの電源を入れ、Windowsのロゴが表示された瞬間に電源ボタン長押しで強制終了します。
- この操作を2〜3回繰り返すと、「自動修復を準備しています」という画面が表示され、その後Windows回復環境(WinRE)に入れます。
- 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」の順に進みます。
- 再起動後に数字キーの選択画面が出たら、4番(セーフモード)または5番(セーフモードとネットワーク)を選択します。
セーフモードで無事に起動できたら、まずUSBメモリや外付けドライブに大切なデータをバックアップしておきましょう。それから次のステップに進みます。
問題のある更新プログラムをアンインストールする
セーフモードで起動できたら、直近にインストールされた更新プログラムを削除します。「設定」→「Windows Update」→「更新の履歴」→「更新プログラムのアンインストール」と進み、最新の品質更新プログラムを選択して削除してください。
とくに2026年3月のKB5079473が原因の場合は、コマンドプロンプトを管理者権限で開き、「wusa /uninstall /kb:5079473」と入力して実行する方法が確実です。この更新プログラムはBSOD(ブルースクリーン)や起動ループを引き起こすことが複数のユーザーフォーラムで報告されています。
スタートアップ修復を実行する
回復環境(WinRE)の「詳細オプション」画面から「スタートアップ修復」を選択すると、Windowsが起動できない原因を自動的に検出して修復してくれます。パソコンが苦手な方でもクリックひとつで実行できるので、コマンド入力に抵抗がある場合はまずこちらを試してみてください。
コマンドプロンプトでディスクエラーを修復する
回復環境の「詳細オプション」から「コマンドプロンプト」を選び、以下のコマンドを順番に実行します。
まず「chkdsk c: /f」を入力してEnterキーを押します。これはCドライブのファイルシステムエラーをチェックして修復するコマンドです。悪化させる心配がほぼない安全なコマンドなので、初心者の方も安心して実行できます。
続いて「sfc /scannow」を実行すると、Windowsのシステムファイルの整合性をチェックし、破損したファイルを自動的に修復してくれます。
さらに深刻な場合は「DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth」というコマンドも有効です。これはWindowsのイメージ自体を修復するもので、sfcでは直せなかった問題にも対処できます。
システムの復元を使って問題発生前の状態に戻す
事前に復元ポイントが作成されていれば、回復環境から「システムの復元」を選択して、問題が起きる前の状態に巻き戻すことができます。ただし注意点があります。復元ポイントの日付とトラブル発生日に関連がない場合は、無関係な変更を元に戻すだけの無意味な作業になりかねません。復元ポイントの日付を確認し、直近のWindows Update適用日と一致するものを選ぶのがポイントです。
BIOS設定の初期化
BIOSの設定が何らかの原因でおかしくなっている場合も、起動処理が止まる原因になります。起動時にF2キー、Deleteキー、F12キーなどを連打してBIOS画面に入り、「Load Defaults」または「Reset to Default」を選択して設定を初期値に戻してください。メーカーによってキーが異なるので、お使いのパソコンの説明書やメーカーサイトで確認することをおすすめします。
なお、2026年3月のKB5079473ではSecure Boot証明書の更新が含まれており、古いファームウェアのまま適用すると「Windows Boot Managerがセキュリティポリシーによりブロックされました」というエラーで起動できなくなるケースが報告されています。該当する場合はBIOSを最新バージョンに更新してから証明書の適用を行う必要があります。
2026年3月最新のKB5079473で起動不能になったときの緊急対処法!
2026年3月10日にリリースされたWindows11の累積更新プログラムKB5079473(ビルド26200.8037/26100.8037)は、セキュリティ修正や新機能を含む重要なアップデートでしたが、リリース直後から世界中のユーザーフォーラムで深刻な不具合が相次いで報告されています。
具体的には、インストール後に起動ループに陥る、ブルースクリーンが頻発する、GPU関連のパフォーマンスが大幅に低下する、インストール自体が96%や100%で止まるといった症状です。Microsoftは3月12日に更新したサポートドキュメントでトラブルシューティング手順を案内していますが、公式の「既知の問題」ページには「現時点で認識している問題はありません」と記載されたままで、ユーザーの報告と公式見解にはギャップがあります。
このアップデートが原因で「Windowsの準備をしています」から進まなくなった場合の緊急対処法をまとめます。
- セーフモードで起動するか、Windows回復環境(WinRE)に入ります。
- 「設定」→「更新の履歴」→「更新プログラムのアンインストール」からKB5079473を削除します。設定画面からできない場合は、管理者権限のコマンドプロンプトで「wusa /uninstall /kb:5079473」を実行します。
- アンインストール後に再起動し、システムの安定性を確認します。
- GPUドライバーに問題がある場合は、デバイスマネージャーからディスプレイアダプターのドライバーをロールバックするか、メーカーサイトから安定版ドライバーを再インストールします。
- Microsoftから修正パッチがリリースされるまで、「設定」→「Windows Update」→「更新の一時停止」で最大5週間更新を止めておくことも選択肢のひとつです。
「回復ドライブ」を事前に作っておくと修復がずっと簡単になります!
ここまでの修復手順は、実はすべて回復ドライブがあればもっとスムーズに実行できます。回復ドライブとは、正常に動作しているパソコンで作成するUSBメモリベースの修復ツールで、トラブルが起きたパソコンに差し込んで起動するだけで、スタートアップ修復やコマンドプロンプト、更新プログラムのアンインストール、システムの復元といったすべてのメンテナンス機能にアクセスできます。
回復ドライブの作成には16GB以上のUSBメモリが必要です。Windowsの検索バーに「回復ドライブ」と入力して作成ウィザードを起動し、画面の指示に従うだけで完了します。注意点として、作成に使うUSBメモリのデータはすべて消去されるので、空のものを使ってください。
Windows11とWindows10の回復ドライブは相互に利用できるため、家族のパソコンで作成したものでも使えます。ただし32ビット版と64ビット版の互換性はないので、ビット数が一致するパソコンで作成する必要があります。
パソコン修理のプロは「回復ドライブを使うかどうかで修復の成功率が大きく変わる」と口を揃えて言います。トラブルが起きてからでは作れないので、パソコンが正常に動いている今のうちに作っておくことを強くおすすめします。
最終手段としてのWindowsリセット(初期化)の正しいやり方
ここまでの方法をすべて試しても改善しない場合は、Windowsのリセット(初期化)を検討する段階です。回復環境の「トラブルシューティング」→「このPCを初期状態に戻す」から実行できます。
リセットには「個人用ファイルを保持する」と「すべて削除する」の2つのオプションがあります。「個人用ファイルを保持する」を選べば、デスクトップやドキュメントフォルダのファイルは残したままWindowsだけを再インストールできます。ただしインストール済みのアプリケーションは削除されるため、再インストールが必要です。
| リセットの種類 | 個人ファイル | アプリ | Windows設定 |
|---|---|---|---|
| 個人用ファイルを保持する | 残る | 削除される | 初期化される |
| すべて削除する | 削除される | 削除される | 初期化される |
リセットは最終手段ですが、それでも直らない場合はハードディスクやSSD自体に物理的な障害が発生している可能性があります。異音がする、動作が極端に遅い、といった症状があれば、無理に操作を続けずに専門の修理業者に相談することをおすすめします。
プロが現場で使っているWindows Updateコンポーネントの完全リセット手順
「Windowsの準備をしています」が何度も繰り返し発生する場合、実はWindowsの更新システムそのものが内部的に壊れている可能性が非常に高いです。前章で紹介したセーフモードやスタートアップ修復では根本原因にたどり着けないことがあり、そういうときに威力を発揮するのがWindows Updateコンポーネントの完全リセットです。
これはWindows Updateが使う一時ファイルやキャッシュをすべて初期状態に戻す作業で、修理業者や企業のIT管理者が日常的に行っている定番のメンテナンス手法です。やっていることは単純なのですが、手順を間違えると逆にシステムを壊す恐れもあるため、正しい順番をしっかり守ることが重要になります。
まず、管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。セーフモードで起動できている場合は、スタートメニューで「cmd」と検索し、右クリックから「管理者として実行」を選んでください。
最初に行うのは、Windows Updateに関連するサービスをすべて停止する作業です。以下のコマンドを1行ずつ入力してEnterキーを押してください。
net stop usosvc
net stop dosvc
net stop wuauserv
net stop cryptSvc
net stop bits
net stop msiserver
「サービスが開始されていません」と表示されるものがあっても、気にせず次に進んでかまいません。ここで重要なポイントがあります。Windows10以降ではusosvcとdosvcという2つのサービスが追加されていて、古いネット情報にはこの2つが抜けているケースが多いのです。この2つを止め忘れたままフォルダをリネームすると、システムに異常が発生する原因になるので、必ず6つすべてを停止してください。
次に、更新キャッシュを保存しているフォルダをリネームします。「削除」ではなく「リネーム」にする理由は、万が一何か問題が起きたときに元に戻せるようにするためです。
ren %systemroot%\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
ren %systemroot%\System32\catroot2 catroot2.old
リネームが完了したら、停止していたサービスを逆順で再起動します。
net start msiserver
net start bits
net start cryptSvc
net start wuauserv
net start dosvc
net start usosvc
サービスが再起動されると、Windowsは自動的に新しいSoftwareDistributionフォルダとcatroot2フォルダを再生成します。あとはパソコンを再起動し、Windows Updateを実行して正常に動くか確認してください。問題なくアップデートが完了したら、リネームした「SoftwareDistribution.old」と「catroot2.old」は不要なので削除して大丈夫です。
ちなみに、このSoftwareDistributionフォルダはメンテナンスをせずに放置すると10GB以上に肥大化することがあります。Cドライブの空き容量が不足してWindows Updateが失敗する原因の多くが、実はこのフォルダの肥大化だったというケースは珍しくありません。定期的にディスククリーンアップで「Windows Updateのクリーンアップ」を実行しておくだけで、この手のトラブルはかなり予防できます。
PowerShellで「いつ・どのKBで・なぜ失敗したか」を一発で特定する方法
「Windowsの準備をしています」から復旧できたあと、「そもそも何が原因だったのか」を突き止めておかないと、同じトラブルが再発します。ここで活躍するのがPowerShellです。管理者権限でPowerShellまたはWindowsターミナルを起動して、以下のコマンドを試してみてください。
直近にインストールされた更新プログラムを確認する
まず、どの更新プログラムがいつインストールされたのかを確認します。以下のコマンドを実行すると、インストール日が新しい順に一覧が表示されます。
Get-HotFix | Sort-Object InstalledOn -Descending
出力されるリストの「InstalledOn」列を見れば、トラブルが発生した日付に近いKB番号を特定できます。これが原因のKBである可能性が高いわけです。
失敗した更新プログラムだけを抽出する
もう少し踏み込んだ調査をしたい場合は、PSWindowsUpdateという無料のPowerShellモジュールを使うと非常に便利です。インストールは以下のコマンド1行で完了します。
Install-Module -Name PSWindowsUpdate -Force -SkipPublisherCheck
インストール後に以下を実行すると、過去の更新履歴のうち失敗したものだけを絞り込んで表示できます。
Get-WUHistory | Where-Object { $_.Result -ne “Succeeded” }
ここで表示されたKB番号とエラーコードが、まさにトラブルの「犯人」です。エラーコードがわかれば、Microsoftのサポートページで具体的な対処法を検索できますし、同じKBを手動でアンインストールすることもできます。
問題のある更新プログラムをPowerShellから直接削除する
特定のKBをアンインストールしたい場合は、以下のコマンドが使えます。KB番号の部分を実際の番号に置き換えて実行してください。
wusa /uninstall /kb:5079473 /quiet /norestart
「/quiet」は確認ダイアログを省略するオプション、「/norestart」はアンインストール後に自動再起動しないオプションです。複数のKBが原因になっている可能性がある場合は、1つずつ削除して再起動し、どのKBで改善するかを切り分けると確実です。
SSD/HDDの健康状態をPowerShellで調べて故障を未然に防ぐ方法
「Windowsの準備をしています」が繰り返し発生する場合、ソフトウェア的な原因ではなくストレージ自体の劣化が根本原因であることがあります。特にHDDは消耗品であり、SSDにも書き込み回数の上限があります。ストレージが壊れかけている状態でWindows Updateを適用すると、書き込みエラーが発生し、結果として起動できなくなるわけです。
PowerShellを管理者権限で開き、以下のコマンドを実行するとストレージの基本的な健康状態がわかります。
Get-PhysicalDisk | Select-Object FriendlyName, MediaType, HealthStatus, OperationalStatus
「HealthStatus」がHealthyなら正常です。WarningやUnhealthyと表示された場合は、ストレージが劣化している可能性が高いため、早急にデータのバックアップを取り、交換を検討してください。
さらに詳細な情報を知りたい場合は、以下のコマンドでSMARTに近い信頼性データを取得できます。
Get-PhysicalDisk | Get-StorageReliabilityCounter | Select-Object DeviceId, Temperature, Wear, ReadErrorsTotal, WriteErrorsTotal
「Wear」はSSDの摩耗度を示す数値で、0に近いほど新品に近い状態です。「ReadErrorsTotal」や「WriteErrorsTotal」が0以外の値を示している場合は、ディスクにエラーが蓄積している兆候なので要注意です。
Windows Updateを「自分のタイミング」で安全に適用するための設定テクニック
そもそも「Windowsの準備をしています」で困る最大の原因は、Windowsが勝手にアップデートをダウンロードして再起動時に適用しようとすることにあります。テレワーク中に急にこの画面が出て仕事ができなくなった、朝イチでパソコンを起動したらアップデートが始まってしまった、という経験をお持ちの方も多いでしょう。
実は、Windows11/10にはアップデートの適用タイミングをある程度コントロールする設定が用意されています。これを知っているかどうかで、日常のストレスが大きく変わります。
「アクティブ時間」を正しく設定する
「設定」→「Windows Update」→「詳細オプション」→「アクティブ時間」を開いてください。ここで設定した時間帯の間は、Windowsが勝手に再起動してアップデートを適用することがありません。たとえば仕事で使うパソコンなら「8:00〜22:00」に設定しておけば、仕事中に突然再起動される事態を防げます。「自動的に確認する」に設定すると、普段の使用パターンから自動調整してくれますが、念のため手動で設定しておくほうが安心です。
更新を最大5週間一時停止する
大事なプレゼンの前日や納期直前など、絶対にトラブルを起こしたくないタイミングでは、「設定」→「Windows Update」→「更新の一時停止」から最大5週間まで更新を延期できます。2026年3月のKB5079473のように、リリース直後にトラブル報告が相次ぐようなアップデートの場合は、1〜2週間ほど様子を見てから適用するのが賢い判断です。
再起動が必要な更新の通知だけ受け取る設定
PowerShellを管理者権限で実行し、以下のコマンドを入力すると、更新プログラムのダウンロードは自動で行いつつ、インストールと再起動は手動で行える状態にレジストリを変更できます。
Set-ItemProperty -Path “HKLM:\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate\AU” -Name “AUOptions” -Value 3
値「3」は「自動ダウンロードするが、インストールの前に通知する」を意味します。これにより、自分の都合のいいタイミングでインストールと再起動を行えるようになります。ただし、このレジストリ変更はWindows Proエディション以上で有効で、Homeエディションでは反映されない場合があるので注意してください。
「画面が真っ暗のまま何も表示されない」場合の見落としがちな原因と対処法
「Windowsの準備をしています」の画面すら表示されず、電源は入っているのに画面が真っ暗なまま、というケースもよくあります。この場合、多くの方が「パソコンが壊れた」と思い込んでしまいますが、実はグラフィックドライバーの不具合が原因であることが意外と多いのです。
画面が真っ暗だけどパソコンのファンが回っている、キーボードのCapsLockランプが反応する、といった場合はWindows自体は動いている可能性があります。そんなときは以下のショートカットキーを試してください。
Windowsキー+Ctrl+Shift+Bを同時に押します。
これはグラフィックドライバーを強制的にリセットするショートカットです。画面が一瞬ちらつき、その後正常な画面に戻ることがあります。この方法は意外と知られていないのですが、Windows10以降で使える公式の機能で、ブルースクリーンや強制終了のリスクなしに画面表示の問題を解消できる非常に便利な手段です。
このショートカットでも改善しない場合は、外部モニターを接続してみてください。ノートパソコンの液晶パネル自体が故障している場合や、内蔵GPUと外部GPUの切り替えに失敗している場合は、HDMIケーブルで別のモニターに繋ぐだけで画面が表示されることがあります。
Windowsの起動時間が異常に遅い原因をイベントログから突き止める方法
「Windowsの準備をしています」から無事に復旧できたとしても、その後の起動がやたらと遅くなった、という経験はありませんか?これはWindows Updateの適用後にスタートアッププログラムやサービスが増えたり、ドライバーの読み込みに時間がかかるようになったことが原因です。
PowerShellを管理者権限で起動し、以下のコマンドを実行すると、直近のWindows起動にかかった時間を秒単位で確認できます。
Get-WinEvent -FilterHashtable @{LogName=’System’; ID=100} -MaxEvents 5 | ForEach-Object { $_.TimeCreated.ToString(“yyyy/MM/dd HH:mm”) + ” – 起動時間: ” + ($_.Properties.Value / 1000).ToString(“F1”) + “秒” }
このコマンドはWindowsの「診断パフォーマンスログ」から起動時間データを抽出しています。正常なパソコンであれば30〜60秒程度で起動しますが、120秒を超えているようなら何かしらのボトルネックがあります。
ボトルネックの原因を探るには、タスクマネージャーの「スタートアップ」タブを確認するのが手軽です。Ctrl+Shift+Escで開き、「スタートアップへの影響」が「高」になっているアプリを見て、不要なものは無効化しましょう。意外とプリンターのユーティリティやメーカー独自のサポートツールが起動速度を大きく落としていることがあります。
今すぐ作っておきたい「システムの復元ポイント」の手動作成と自動化
「システムの復元」は強力な修復手段ですが、そもそも復元ポイントが作成されていなければ使えません。Windowsは自動で復元ポイントを作成していることもありますが、タイミングや設定次第では数週間分しか保持されていないこともあります。
手動で復元ポイントを作成する方法は簡単です。Windowsの検索バーに「復元ポイントの作成」と入力して表示される設定画面を開き、Cドライブを選択して「作成」ボタンをクリックするだけです。名前は「2026年3月16日_正常動作」のように日付を入れておくと、あとから選ぶときにわかりやすくなります。
ただし、毎回手動で作成するのは面倒ですよね。そこでPowerShellを使えば、パッチチューズデー(毎月第2火曜日、Microsoftがセキュリティ更新を公開する日)の前に自動で復元ポイントを作成する仕組みを構築できます。管理者権限のPowerShellで以下のコマンドを実行すると、その場で復元ポイントが作成されます。
Checkpoint-Computer -Description “WindowsUpdate前の手動バックアップ” -RestorePointType MODIFY_SETTINGS
これをタスクスケジューラと組み合わせて毎月第2火曜日の朝に自動実行するよう設定しておけば、Windows Updateのトラブルが起きても安心して復元できる保険が手に入ります。ちなみにWindows10ではシステムの復元がデフォルトで無効になっている場合があるので、「システムのプロパティ」→「システムの保護」タブでCドライブの保護が「有効」になっているかを必ず確認してください。
2026年のSecure Boot証明書問題って何?今やっておくべき対策
2026年3月のKB5079473に関連して、今後大きなトラブルの種になりかねない重要な話題があります。それがSecure Boot証明書の期限切れ問題です。
Microsoftは2026年6月以降、多くのWindowsデバイスで使われているSecure Boot証明書の有効期限が切れ始めると公式に警告しています。もしこの証明書が更新されないまま期限を迎えると、パソコンがセキュアブートできなくなり、最悪の場合Windowsが起動しなくなる可能性があります。
3月のアップデートではこの問題に対応するための準備として、新しいSecure Boot証明書(2023年版)への移行が段階的に進められています。しかし、古いBIOS/UEFIファームウェアのまま更新を適用すると「Windows Boot Managerがセキュリティポリシーによりブロックされました」というエラーで起動できなくなるケースが実際に報告されています。
自分のパソコンの証明書状態を確認するには、PowerShellで以下のコマンドを実行してください。
::ASCII.GetString((Get-SecureBootUEFI db).bytes) -match ‘2023’
結果が「True」なら新しい証明書が適用済みなので安心です。「False」の場合は、マザーボードメーカーの公式サイトからBIOSを最新バージョンに更新したうえで、Windows Updateを通じて証明書の更新を受け取る必要があります。6月のデッドラインが迫る前に、余裕をもって対応しておくことをおすすめします。
ぶっちゃけこうした方がいい!
ここまで相当な情報量をお伝えしてきましたが、最後に本音を言わせてください。正直なところ、「Windowsの準備をしています」で困ったときに最も効率的で確実な対策は、「日頃からの3つの習慣」に尽きます。
まず1つ目は、回復ドライブを今すぐ作ること。16GBのUSBメモリなんて数百円です。それを1本作っておくだけで、どんな起動トラブルでも自力で回復環境にアクセスできます。「いつか作ろう」と思っているうちにトラブルは起きるものです。この記事を読んだ今日、この瞬間に作ってください。
2つ目は、毎月のパッチチューズデー(第2火曜日)の直前にシステムの復元ポイントを作ること。先ほど紹介したPowerShellのCheckpoint-Computerコマンドを実行するだけで、ものの10秒で終わります。これがあれば、問題のあるアップデートが来ても数クリックで元の状態に巻き戻せます。
3つ目は、アップデートを適用するタイミングを自分でコントロールすること。パッチチューズデーの直後1週間はSNSやフォーラムで不具合報告が出そろう時期です。急ぎでなければ1〜2週間ほど様子を見て、致命的な問題がなさそうなら手動で適用する。たったこれだけのことで、今回のKB5079473のような「地雷アップデート」を踏む確率を劇的に下げられます。
結局のところ、Windowsのトラブルは「起きたあとに直す」より「起きる前に備える」ほうがはるかに楽だし、精神的にも100倍マシです。コマンドプロンプトやPowerShellのコマンドを20個覚えるよりも、上の3つを習慣にするほうがよほど実用的で、パソコンと長く快適に付き合っていける。15年以上Windowsのトラブルを見続けてきた経験から断言しますが、これが最もコスパのいい「最強の防御策」です。
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Windowsが「準備しています」から進まないときに関する疑問解決
何時間待てば強制終了していいですか?
パソコンのアクセスランプが点滅している間は処理が進んでいる可能性があるため、最低でも2時間は待つことが推奨されます。2時間待ってもアクセスランプが完全に消灯し、画面にまったく変化がない場合は、電源ボタン10秒長押しで強制終了してかまいません。ただし強制終了はデータ損失のリスクを伴うため、回数は最小限にとどめてください。個人のパソコンであれば、夜にそのまま放置して翌朝確認するという方法も有効です。
この画面が出ているときにインターネット接続は必要ですか?
はい、Windows Updateの処理にはインターネット接続が必要な場合があります。Wi-Fiが不安定だと処理が進まないことがあるため、可能であれば有線LANに切り替えるか、ルーターを再起動して安定した通信環境を確保してください。
強制終了したらデータが消えてしまいませんか?
強制終了自体で保存済みのファイルがいきなり消えることは通常ありません。ただし、Windowsのシステムファイルが破損して起動できなくなるリスクはあります。また、更新中にディスクへの書き込みが中断されると、ファイルシステムが不整合を起こす可能性もゼロではありません。万が一に備えて、普段から外付けドライブやクラウドへの定期的なバックアップを習慣にしておくことが最善の防御策です。
Windows11とWindows10で対処法に違いはありますか?
基本的な対処法はほぼ同じです。セーフモードへの入り方、回復環境からの操作、コマンドプロンプトで使えるコマンドもすべて共通しています。ただしWindows11では、2026年3月のKB5079473で導入されたSecure Boot証明書の更新に関連した起動問題が発生する可能性があるため、Windows11ユーザーはBIOSのファームウェアが最新かどうかを特に注意して確認してください。
何度もこの症状が繰り返される場合はどうすればいいですか?
同じ症状が繰り返し発生する場合は、ハードディスクやSSDの劣化が進んでいる可能性があります。内閣府の消費動向調査によるとパソコンの平均利用年数は6.8年とされており、それを大幅に超えている場合はストレージの寿命が近いかもしれません。回復ドライブのコマンドプロンプトから「chkdsk c: /f /r」を実行してディスクの状態を確認し、エラーが多数見つかる場合はストレージの交換を検討しましょう。
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まとめ
Windowsが「準備しています」から進まない問題は、多くの場合Windows Updateの処理遅延や失敗が原因です。まずは2時間を目安に辛抱強く待ち、改善しなければ周辺機器の取り外し→放電処置→強制終了と再起動→セーフモードでの起動→更新プログラムのアンインストールという順番で対処してください。
2026年3月のKB5079473では起動不能やブルースクリーンの報告が相次いでおり、該当する方はセーフモードまたは回復環境から速やかに当該更新プログラムを削除することが最善手です。また、こうしたトラブルに備えて、パソコンが正常に動いているうちに回復ドライブの作成と定期的なバックアップを行っておくことが、将来の自分を救う最大の保険になります。焦らず、正しい手順で対処すれば、きっとあなたのパソコンも復活できるはずです。






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