ログインしたら、デスクトップが真っ白。ショートカットも壁紙も全部消えた——。そんな経験、もしかして昨日か今日、突然起きてしまいましたか? 「もしかしてウイルス?」「データが全部消えた!?」と焦る気持ちは、まったくもって当然です。でも、落ち着いてください。その現象の正体は、「一時プロファイル(TEMPプロファイル)」というWindowsの仮ログイン状態で、多くの場合、あなたのデータはちゃんとPC内に残っています。
この記事では、なぜそうなるのか、どうすれば元に戻せるのか、そして最悪の事態を防ぐにはどうすればいいかを、初心者の方にもわかる言葉で、かつ上級者が納得できる技術的な深さで一気に解説します。2026年2月時点の最新情報も盛り込んでいますので、「アップデートしたら壊れた」という方にも特に役立つ内容です。
- 一時プロファイルになっても、ほとんどの場合データはC:\Usersフォルダ内の元フォルダに無傷で残っている。
- 原因の大半はレジストリのProfileList破損・フォルダ権限エラー・Windowsアップデート起因の不整合の3つ。
- 解決策はリスクが低い順に「再起動→イベントログ確認→レジストリ修復→新規アカウント移行」の流れで試すのが正解。
- 「一時プロファイル」って何?なぜそこにログインしてしまうの?
- 2026年2月現在、特に多い「アップデート後に一時プロファイルになる」問題
- 原因を正確に知ろう!一時プロファイルになる3大パターン
- まず試すべき!リスクゼロの「再起動」と「データ確認」
- 本命の修復手順!レジストリのProfileListを直す方法
- 権限エラーが原因の場合!フォルダの所有権を取り戻す方法
- OSのシステムファイル自体を修復する!SFCとDISMコマンド
- それでも戻らない場合の最終手段!新規アカウントへのデータ移行
- Windows11でユーザープロファイルが一時プロファイルになるに関する疑問解決
- 情シス10年超の現場で見てきた「実はここが落とし穴」集
- PowerShellで一撃診断!プロファイル状態を「見える化」するコード集
- 知っている人だけが得をする「Windowsの隠れた便利機能」活用術
- 現場でよく遭遇するのに情報が少ない「あるあるトラブル」の解決集
- 「やっておけばよかった」と後悔する前に設定すべき予防策の完全版
- ぶっちゃけこうした方がいい!
- 再発防止策!同じトラブルに二度悩まないために
- 今すぐパソコンやスマホの悩みを解決したい!どうしたらいい?
- まとめ
「一時プロファイル」って何?なぜそこにログインしてしまうの?
まず、基本的な仕組みを理解しておきましょう。Windowsにおけるユーザープロファイルとは、あなたの壁紙・デスクトップのアイコン配置・ブラウザの設定・ドキュメント・写真・アプリの個人設定など、「あなたらしいPC環境」をまるごと管理する情報のかたまりです。その実体は、C:\Users\(あなたのユーザー名)というフォルダと、Windowsのレジストリ(設定データベース)の中にあります。
Windowsがサインイン時にそのプロファイルを正しく読み込めなかった場合、「このままログインできないのは困る」とWindowsが判断し、代わりに「何もない空き部屋」として一時プロファイル(TEMPプロファイル)を自動的に作成して、そこへ案内します。いわば「引越し先の手違いで仮住まいに通された」状態です。
ポイントは、元の部屋(元のユーザーフォルダ)は消えていないという事実です。Windowsは壊れかけたプロファイルのフォルダ自体を削除するわけではありません。読み込みに失敗して、仮の場所に切り替えているだけです。だから、焦って「PCをリセット」や「工場出荷時に戻す」ボタンを押すと、逆にデータが本当に消えてしまいます。まず何もしないことが最初の正解です。
2026年2月現在、特に多い「アップデート後に一時プロファイルになる」問題
2026年2月10日、MicrosoftはWindows 11向けの月例セキュリティアップデート(KB5077181)をリリースしました。24H2・25H2ともにビルドが更新され、多くのバグ修正が含まれていた一方で、以前から続く「大型アップデート後にユーザープロファイルが正常に読み込まれなくなる」という報告は世界各地のユーザーフォーラムに今も多く寄せられています。
特に24H2へのアップグレードを機に「ユーザーフォルダが二つに増えた」「別名のアカウントでログインするようになった」という症状が増えています。これはアップデートの処理中にプロファイルの所有権やSID(セキュリティ識別子)の対応関係がズレてしまうことが原因のひとつです。また、2025年3月の定例更新後にも類似の不具合報告が相次いでいたことが日本語・英語双方のコミュニティで確認されており、特定の更新パッチとプロファイル破損に相関がある可能性は否定できません。
さらに、サードパーティ製のセキュリティソフト(ウイルス対策ソフト)が有効なままWindowsUpdateを実行した場合、更新中に一時的に削除されるシステムファイルの復元がブロックされ、それがプロファイル関連ファイルの破損につながるケースも報告されています。次回のアップデート前には、セキュリティソフトを一時的に無効化しておくことを強く検討してください。
原因を正確に知ろう!一時プロファイルになる3大パターン
一時プロファイムに切り替わる原因は複数ありますが、現場で圧倒的に多いのは次の3つです。
パターン1レジストリのProfileListが破損・変形している
Windowsは、各ユーザーアカウントとプロファイルフォルダの対応関係を、レジストリの以下のパスで管理しています。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\ProfileList
ここに、S-1-5-21-××××(SID)という形式のキーが各ユーザーぶん存在し、それぞれにProfileImagePathという値で「C:\Users\あなたの名前」というパスが記録されています。
アップデートや異常終了などをきっかけに、正常なキーのほかに同じSIDに「.bak」をつけたキー(例S-1-5-21-××××.bak)が生まれることがあります。Windowsは「.bakなしのキー」を優先して読もうとしますが、その中身が空だったり不正なパスを指していたりすると、プロファイル読み込みに失敗して一時プロファイルへ逃げてしまいます。
パターン2プロファイルフォルダへのアクセス権限(パーミッション)が失われている
Windowsはセキュリティ上、各ユーザーのフォルダへのアクセスを厳密に管理しています。アップデートやシステム異常により、C:\Users\(ユーザー名)フォルダの所有者権限やアクセス許可が変わってしまうと、ログイン時にWindowsがそのフォルダを「読めない」と判断し、一時プロファイルに迂回します。
パターン3ストレージのディスクエラーや突然シャットダウンによるファイル破損
停電・強制シャットダウン・SSDやHDDの劣化などにより、プロファイルを構成する重要ファイル(特にNTUSER.DATというユーザー設定の核心ファイル)が中途半端な書き込み状態で破損するケースもあります。この場合、レジストリを直してもNTUSER.DATが読めないため、何度修復を試みても一時プロファイルに戻ってしまうことがあります。
このほかにも、ユーザー名に日本語(ひらがな・漢字)を使っていた場合にパス解決でエラーが起きやすいことも知られています。Windowsのシステムは内部的にフォルダパスをASCII文字で扱う部分があり、日本語ユーザー名はそこで思わぬ不整合を起こすことがあります。
まず試すべき!リスクゼロの「再起動」と「データ確認」
難しい作業の前に、まずこれだけ試してみてください。
「再起動」を必ず選ぶ(シャットダウンではダメ)
Windows 11には「高速スタートアップ」という機能があり、シャットダウン後でもメモリの一部状態を保存します。このため「シャットダウン→電源オン」では完全なリフレッシュにならず、一時プロファイル状態が引き継がれる場合があります。スタートメニューの電源アイコンから「再起動」を選ぶことで、完全なリセットが行われます。
アップデート直後であれば、3〜5回再起動を繰り返すだけで正常なプロファイルに戻るケースも多くあります。途中でいつものデスクトップが表示されれば、それが解決の合図です。
元のデータが残っているか確認する
再起動で戻らなくても焦らないでください。まずエクスプローラーを開いて、PC→ローカルディスク(C:)→ユーザー(またはUsers)フォルダを開きます。そこに「見覚えのあるあなたのユーザー名のフォルダ」が存在しているかを確認してください。そのフォルダの中にデスクトップ・ドキュメント・ピクチャなどのデータがあれば、一安心です。
この段階で確認できたら、次のステップに進む前に大切なファイルをUSBメモリや外付けHDD、OneDriveなどに必ずコピーしてください。後の作業でミスをしても、バックアップさえあればいつでもやり直せます。
本命の修復手順!レジストリのProfileListを直す方法
再起動でも治らなかった場合、いよいよレジストリを操作して修復を試みます。この作業は問題が起きているアカウントとは別の管理者アカウントから行う必要があります。別の管理者アカウントがない場合は、まず「設定→アカウント→家族とその他のユーザー→アカウントの追加」からローカルの管理者アカウントを新しく作り、そちらでログインしてから以下の手順を進めてください。
レジストリエディターを開くには、Windowsキー+Rを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを出し、
regedit
と入力してEnterを押します。
開いたら、画面左側のツリーを辿って以下のキーに移動してください。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\ProfileList
ここに並んでいるS-1-5-21-……という形式のキーが各ユーザーのプロファイル情報です。一つずつクリックして、右側に表示されるProfileImagePathの値を確認します。
C:\Users\TEMP
と書かれているキーが「現在ログインを乗っ取っている一時プロファイル」、
C:\Users\あなたの元の名前
と書かれているキーが「本来のプロファイル」です。
典型的なパターンでは、次のような2つのキーが見つかります。正常なキー(S-1-5-21-……-1001.bak)が「元のプロファイルパス」を持ち、異常なキー(S-1-5-21-……-1001、.bakなし)が「C:\Users\TEMP」を指しているという状態です。
この場合の修復手順を以下に示します。
- 作業の前に、必ずレジストリのバックアップを取ってください。「ファイル→エクスポート」で、「選択したブランチ」にチェックを入れて保存します。
- 「.bakなし」の異常なキー(例S-1-5-21-……-1001)を右クリックして「削除」します。
- 「.bak付き」の正常なキー(例S-1-5-21-……-1001.bak)を右クリックして「名前の変更」を選び、末尾の「.bak」だけを削除してリネームします。
- リネームしたキーをクリックして、右側のStateというDWORD値をダブルクリックし、値データを0に変更します(すでに0なら変更不要)。
- 同じくProfileImagePathをダブルクリックして、値に正しいプロファイルフォルダのパス(例
C:\Users\あなたのユーザー名)が入っているか確認・修正します。
- レジストリエディターを閉じてPCを再起動し、問題のアカウントでログインします。
再起動後、いつものデスクトップが表示されれば修復成功です。もし再び一時プロファイルに戻ってしまう場合は、NTUSER.DATなどのプロファイルファイル自体が破損している可能性が高く、次のステップに進む必要があります。
権限エラーが原因の場合!フォルダの所有権を取り戻す方法
レジストリを直しても改善しない場合、C:\Users\(あなたのユーザー名)フォルダへのアクセス権限が失われている可能性があります。このような場合は、管理者アカウントからそのフォルダの所有権を取り直すことで解決することがあります。
エクスプローラーで対象のユーザーフォルダを右クリックして「プロパティ」を開き、「セキュリティ」タブ→「詳細設定」→「所有者」欄の「変更」を押します。そこから現在ログイン中の管理者アカウントや「Administrators」グループを所有者として設定し、「サブコンテナーとオブジェクトの所有者を置き換える」にチェックを入れてOKを押します。その後、同じセキュリティ詳細設定の「アクセス許可」タブで該当ユーザーに「フルコントロール」を付与してください。この操作の後、PCを再起動すると正常なプロファイルでログインできることがあります。
OSのシステムファイル自体を修復する!SFCとDISMコマンド
プロファイルの設定やフォルダ権限ではなく、Windowsのシステムファイルそのものが壊れている場合もあります。その場合は、Windows標準の修復コマンドを順番に実行します。
スタートメニューを右クリックして「Windowsターミナル(管理者)」または「コマンドプロンプト(管理者)」を開き、以下の3つのコマンドを上から順に実行してください。
まず1つ目。
DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth
これはWindowsのシステムイメージそのものをオンラインで検証・修復するコマンドです。インターネット接続が必要で、完了までに数分〜十数分かかることがあります。
次に2つ目。
sfc /scannow
これはシステムファイルの整合性チェックと自動修復を行うコマンドです。破損が見つかれば自動的に修復を試みます。
そして3つ目(念のため再実行)。
sfc /scannow
DISMで基盤を整えてからSFCを再実行することで、より確実に破損ファイルを修復できます。「ディスクのチェック(chkdsk)」についても、「chkdskを次回起動時に実行しますか?」と聞かれたらYを入力して再起動し、ストレージレベルのエラーも合わせて確認することをすすめます。
それでも戻らない場合の最終手段!新規アカウントへのデータ移行
ここまでの手順をすべて試しても元のプロファイルでログインできない場合、新しいユーザーアカウントを作ってデータを移行するという方法が最も安定した解決策になります。これは「壊れた部屋を直す」ことを諦めて「新しい部屋に引っ越す」というイメージです。
新しいローカルアカウントを管理者権限で作成し、そのアカウントでサインインした後、エクスプローラーからC:\Users\元のユーザー名フォルダを開いて、中の「デスクトップ」「ドキュメント」「ピクチャ」「ダウンロード」などのフォルダを新しいアカウントのフォルダ(C:\Users\新しいユーザー名)にコピーします。「このフォルダにアクセスする許可がありません」と表示された場合は「続行」をクリックして進めてください。
注意点として、AppDataフォルダやNTUSER.DATファイルは移行しないでください。これらはアプリの内部設定が入った場所ですが、破損元のファイルをそのままコピーすると新しいアカウントでも不具合が引き継がれるリスクがあります。アプリの設定は面倒でも一から再構築するほうが長期的に安定します。
Microsoftアカウントを使っていた方は、新しいローカルアカウントを作成後、データ移行が完了してから「設定→アカウント→ユーザーの情報→Microsoftアカウントでのサインインに切り替える」の手順でMicrosoftアカウントに再接続してください。
Windows11でユーザープロファイルが一時プロファイルになるに関する疑問解決
一時プロファイルでログインすると、ファイルを作ってしまったらどうなりますか?
一時プロファイルでサインインしている状態でファイルを作成・保存すると、そのデータはサインアウト時に削除されます。これはWindowsの仕様であり、「一時」という名前の通り、再起動するたびにリセットされる空間です。一時プロファイルの状態に気づいたら、新しいファイルを作ったり保存したりせず、すぐに問題解決の作業に移ることが重要です。
レジストリを触るのが怖いです。間違えたらどうなりますか?
レジストリの誤操作はWindowsが起動しなくなる可能性があります。ただし、作業前に必ずバックアップ(エクスポート)を取っておくことで、万が一の際も「ファイル→インポート」で元の状態に戻すことができます。また、レジストリを直接触ることに不安がある方は、この記事で紹介した「新規アカウントへの移行」という方法のほうが安全です。技術的に難しいことをして壊してしまうより、確実な方法を選ぶほうが賢明です。
ユーザー名を日本語(ひらがな・漢字)にしていると問題になりますか?
はい、リスクが高まります。Windowsの内部処理は多くの部分でASCII文字(英数字)を前提としており、フォルダパスに日本語が含まれると予期しないエラーが発生しやすくなります。新規アカウントを作成する際は、必ず英数字のみのユーザー名にすることを強くおすすめします。既存の日本語ユーザー名のアカウントが安定しているうちに、英数字名の新しいアカウントに移行しておくことが長期的な安定につながります。
OneDriveのデータはどうなっていますか?
OneDriveはクラウド同期のサービスなので、一時プロファイルになっても、OneDriveにアップロードされていたファイルはクラウド上に別途保存されています。ただし、ローカルのみ(クラウド未同期)のファイルは通常のユーザーフォルダ内に存在しているため、OneDriveだけに頼らず、ユーザーフォルダ全体のバックアップが重要です。また、データ移行時にOneDriveフォルダをコピーすると二重同期の問題が起きることがあるため、OneDriveはサインイン後に再連携する形がおすすめです。
会社のPCでこの問題が起きた場合、自分で対処してもいいですか?
会社のPCはシステム管理者(ITヘルプデスク)に必ず相談してください。企業環境ではActiveDirectoryやAzure AD(Entra ID)によるドメイン参加管理が行われていることが多く、個人でレジストリを操作すると、セキュリティポリシーや資格情報の設定と衝突してさらに深刻な問題を招く可能性があります。
「State」の値って何ですか?0以外だとどうなりますか?
StateはWindowsがそのプロファイルエントリの状態を管理するための内部フラグです。値が0であれば正常な状態を示し、1や514(0x202)などの値が入っている場合、Windowsはそのプロファイルを「一時的なもの」または「バックアップ状態」として扱い、一時プロファイムへの切り替えが起きます。レジストリ修復時に必ずこの値を0に変更することが重要です。
情シス10年超の現場で見てきた「実はここが落とし穴」集
10年以上、大小さまざまな企業の情報システム担当として現場を歩いてきた経験から断言できますが、一時プロファイル問題で「対処ミスによる二次被害」が発生するケースの多くは、焦りと「ちょっとした確認不足」から生まれています。ネットで見つけた手順をそのまま実行する前に、必ず知っておいてほしい落とし穴をここで全部出しきります。
「.bak」が2つ存在するケース——見落としがちな地雷
レジストリのProfileListを確認したとき、同じSIDに対して「.bak」が二重についたキー(例S-1-5-21-……-1001.bak.bak)が存在するケースがあります。これはWindowsが修復を試みるたびに「.bak」を付け足してしまったことで生じる状態です。この場合、単純に「.bak」を削除するだけでは解決せず、どのキーが「本物のプロファイルを指しているか」をProfileImagePathの値を目で追って確認する必要があります。手当たり次第にキーを削除すると、全ユーザーのプロファイルが消えて起動不能になる最悪のケースに直結します。焦らず、まず全キーのProfileImagePathを書き出してから作業に入ってください。
「TEMP」という名前のフォルダが2つできているとき
一時プロファイムが繰り返し発生したPCでは、
C:\Users
フォルダの中に「TEMP」と「TEMP.DESKTOP-XXXXX」という名前のフォルダが複数できていることがあります。これはWindowsが「あ、TEMPフォルダがもうある。じゃあ別の名前で作ろう」とどんどん量産した残骸です。このゴミフォルダは後で混乱の元になるため、レジストリ修復後に対応するSIDキーが存在しないことを確認してから削除しましょう。ただし、現在ログイン中のアカウントのフォルダは絶対に削除しないこと。ログアウト後、別の管理者アカウントから作業してください。
「RefCount」という値も忘れずに直す
ほとんどのネット記事では「Stateを0にすれば直る」とだけ書かれていますが、現場経験上、RefCountという値も0にしておかないと再発することがあります。RefCountとは「このプロファイルを現在何個のプロセスが参照しているか」を示すカウンターです。ここに0以外の数値が残っていると、次回ログイン時にWindowsが「このプロファイルはまだ使用中」と誤判断して別の一時プロファイムを作ってしまうことがあります。StateとRefCount、両方とも値データを0に設定してから再起動してください。
ビルトイン管理者アカウントの活用——知られていない最強の回避策
「別の管理者アカウントを作りたいが、そもそもログインできるアカウントがこれひとつしかない」という状況に陥ることがあります。こういう場合に役立つのが、Windowsに最初から存在する「ビルトイン管理者アカウント」の一時的な有効化です。このアカウントはデフォルトで無効化されていますが、セーフモードからコマンドプロンプトを起動すれば有効化できます。
セーフモードの起動方法は、Shiftキーを押しながらスタートメニューの「再起動」をクリックし、「トラブルシューティング→詳細オプション→スタートアップ設定→再起動」の流れで選択します。再起動後に表示される番号メニューで「4」(セーフモードを有効にする)か「6」(ネットワークを使用するセーフモードを有効にする)を選び、コマンドプロンプトを管理者として起動して以下のコマンドを実行します。
net user administrator /active:yes
再起動すると、ログイン画面に「Administrator」アカウントが現れます。このアカウントでログインし、レジストリ修復や新規アカウント作成を行ってください。作業が終わったら、セキュリティ上の理由から必ず以下のコマンドで無効化し直してください。
net user administrator /active:no
Microsoftアカウントとローカルアカウントの「切り替えタイミング」で発生するトラップ
Microsoftアカウントでログインしているときに一時プロファイム問題が発生した場合、「じゃあローカルアカウントに切り替えよう」と考えるのは自然ですが、切り替えのタイミングを間違えると元のOneDriveの同期設定がリセットされ、ローカルのみに存在していたファイルが見えなくなることがあります。Microsoftアカウントの切り替えは、レジストリ修復が完了して元のプロファイルでログインできることを確認した後に行うのが安全です。修復途中での切り替え操作は、問題を複雑化させるだけです。
PowerShellで一撃診断!プロファイル状態を「見える化」するコード集
ここからは、情シス担当者が現場で実際に使っているPowerShellコマンドを紹介します。手動でレジストリを見て回るより圧倒的に速く、かつミスが少ないのが最大のメリットです。すべて管理者権限のPowerShell(またはWindowsターミナル)から実行してください。
【診断コード1】現在のPC上の全プロファイル一覧を取得する
まず最初に実行すべきコマンドがこれです。PC上に存在する全プロファイルのSIDとフォルダパスを一覧表示します。「.bak付きのキーがあるかどうか」も一目でわかります。
Get-ItemProperty -Path 'Registry::HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\ProfileList\*' | Select-Object PSChildName, ProfileImagePath, State | Format-Table -AutoSize
出力結果のPSChildName列に「.bak」が付いているエントリがあれば、それが問題の元です。State列に0以外の数値があれば、そのプロファイルはWindowsから「異常あり」と判定されています。
【診断コード2】SIDとアカウント名を対応させて表示する
SIDだけ見ても「どれが誰のプロファイルか」が分からない場合は、以下のコマンドでSIDとアカウント名を同時に確認できます。
Get-LocalUser | Select-Object Name, SID | Format-Table -AutoSize
このコマンドの出力と、先ほどの診断コード1の出力を照合することで、「どのSIDが自分のアカウントのものか」を特定できます。
【診断コード3】問題のあるプロファイルキーを一括で検出する
StateやRefCountが異常値になっているエントリを自動的にフィルタリングするコマンドです。複数ユーザーが存在するPCで、問題のあるプロファイルだけを素早く特定するのに便利です。
Get-ItemProperty -Path 'Registry::HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\ProfileList\*' | Where-Object { $_.State -ne 0 -or $_.PSChildName -like "*.bak*" } | Select-Object PSChildName, ProfileImagePath, State | Format-Table -AutoSize
このコマンドで何も出力されなければ(つまり結果が空なら)、少なくともレジストリ上の異常はない状態です。
【診断コード4】レジストリのProfileList全体をバックアップするコマンド
レジストリを触る前のバックアップは必須ですが、GUIから操作するより以下のコマンド一発のほうが確実で速いです。バックアップファイルはデスクトップなどアクセスしやすい場所に保存することをおすすめします。
reg export "HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\ProfileList" "$env:USERPROFILE\Desktop\ProfileList_backup.reg" /y
実行後、デスクトップにProfileList_backup.regというファイルが作成されます。万が一の際は、このファイルをダブルクリックして「はい」を選ぶだけでバックアップ時の状態に戻すことができます。
【診断コード5】WindowsのUWPアプリを再登録して関連不具合を修復する
一時プロファイム問題と並行して、スタートメニューや設定アプリが開かない・フリーズするという症状が出ている場合は、UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリの再登録が有効なことがあります。
Get-AppXPackage -AllUsers | ForEach-Object { Add-AppxPackage -DisableDevelopmentMode -Register "$($_.InstallLocation)\AppXManifest.xml" } 2>&1 | Where-Object { $_ -notmatch "error" }
このコマンドはエラーが出ても処理が続きます。末尾の
2>&1 | Where-Object
部分は、大量のエラーメッセージで画面が埋め尽くされるのを防ぐフィルターです。完了後に再起動してください。
【コマンドプロンプト版】データ移行をrobocopyで確実にやる方法
新しいアカウントへのデータ移行を「手動でコピペ」で行うのはデータ量が多いと時間がかかるうえ、途中でエラーが出ても気づきにくいというデメリットがあります。情シス現場ではrobocopyコマンドを使うのが標準的です。これはWindowsに最初から入っているファイルコピーツールで、エラーが出た場合に自動リトライしてくれる優れものです。
管理者権限のコマンドプロンプトから以下のコマンドを使います。
OldUser
と
NewUser
の部分を実際のユーザー名に書き換えてください。
robocopy "C:\Users\OldUser\Desktop" "C:\Users\NewUser\Desktop" /E /COPY:DAT /R:3 /W:5
robocopy "C:\Users\OldUser\Documents" "C:\Users\NewUser\Documents" /E /COPY:DAT /R:3 /W:5
robocopy "C:\Users\OldUser\Pictures" "C:\Users\NewUser\Pictures" /E /COPY:DAT /R:3 /W:5
robocopy "C:\Users\OldUser\Downloads" "C:\Users\NewUser\Downloads" /E /COPY:DAT /R:3 /W:5
オプションの意味は、/Eがサブフォルダも含めてすべてコピー、/COPY:DATがファイルのデータ・属性・タイムスタンプを保持してコピー、/R:3がエラー時に3回リトライ、/W:5がリトライ間隔を5秒にするという設定です。コピー完了後に表示されるログに「エラー0」と出れば完全に成功です。
知っている人だけが得をする「Windowsの隠れた便利機能」活用術
「ファイル履歴」——無料で使えるローカル自動バックアップの設定方法
OneDriveはクラウドですが、「ファイル履歴」はWindowsに標準搭載されているローカルバックアップ機能です。外付けドライブやNASを接続しておくと、ドキュメント・ピクチャ・ビデオ・デスクトップなどのフォルダを定期的に自動バックアップしてくれます。しかも過去のバージョンのファイルを特定時点に戻せるという、うっかり上書きや削除にも対応できる強力な機能です。
設定方法は「コントロールパネル→システムとセキュリティ→ファイル履歴」から有効化し、バックアップ先のドライブを指定するだけです。または設定アプリから「更新とセキュリティ→バックアップ」と辿ってもたどり着けます。バックアップ間隔は10分単位で設定でき、デフォルトは1時間です。外付けSSDを常時接続しておく環境なら、これだけで大半のデータ消失リスクをカバーできます。
「システムの保護」の復元ポイントをWindowsUpdateのたびに自動作成させる
Windowsの「システムの復元」機能は、多くのPCでデフォルトがオフになっています。これを有効化し、さらにWindowsUpdateの前後に自動で復元ポイントを作成するよう設定することで、「アップデートしたら壊れた」という事態への最強の保険になります。
有効化の手順として、Windowsキー+Rで「sysdm.cpl」と入力してシステムのプロパティを開き、「システムの保護」タブを選びます。Cドライブを選んで「構成」ボタンを押し、「システムの保護を有効にする」にチェックを入れます。使用する最大ディスク領域は5〜10%程度あれば十分です。設定後、「作成」ボタンで手動の復元ポイントもすぐ作成できます。
さらに一歩進んだ設定として、以下のPowerShellコマンドを管理者権限で実行すると、WindowsUpdateの直前に自動で復元ポイントを作成するよう設定できます(Windows 10/11のProエディション以上推奨)。
Enable-ComputerRestore -Drive "C:\"
Set-ItemProperty -Path "HKLM:\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\SystemRestore" -Name "SystemRestorePointCreationFrequency" -Value 0
2行目のコマンドは「復元ポイントの作成頻度制限を解除する」設定で、これにより1日に何度でも復元ポイントが作れるようになります。デフォルトでは24時間に1回しか作れない制限があるため、この設定変更は現場では必須です。
イベントビューアーで「本当の原因」を5分で特定する方法
ネットの解決策を試す前に、まず「なぜ一時プロファイムになったか」をWindowsのログから確認することが、遠回りに見えて実は最も時間を節約できる方法です。
Windowsキー+Rで「
eventvwr.msc
」と入力してイベントビューアーを開きます。左側のツリーから「Windowsログ→アプリケーション」を選び、右クリックして「現在のログをフィルター処理」を選択します。「イベントID」欄に以下の数値を入力して確認します。
イベントID 1500はプロファイルの読み込みに問題がないことを示すログで、これが最後に記録されているなら一時的な不具合だった可能性があります。イベントID 1511は「プロファイルの読み込みに失敗したため一時プロファイムを作成した」という直接的なエラーログです。イベントID 1502は「一時プロファイムが使用された」ことを示します。イベントID 1508はNTUSER.DATの読み込みに失敗したことを示し、この場合はファイルレベルの破損が疑われます。
イベントID 1508が出ていれば、レジストリの修復だけでは解決しない可能性が高く、早めに「新規アカウント移行」の方針に切り替えた方が結果として速く解決できます。
現場でよく遭遇するのに情報が少ない「あるあるトラブル」の解決集
「再起動のたびにデスクトップの壁紙とアイコン配置がリセットされる」——一時プロファイムの慢性化
これは一時プロファイム問題が「完全には壊れていないが毎回不安定」な状態で慢性化しているサインです。レジストリのStateを0にして修復したつもりが、再起動のたびにStateが書き戻されてしまうというパターンが原因のことが多いです。
この場合の対処として、「User Profile Service」サービスの状態確認が効果的です。Windowsキー+Rで「
services.msc
」と入力してサービス管理を開き、「User Profile Service(ユーザープロファイルサービス)」を探してください。スタートアップの種類が「自動」になっているか確認し、もし「手動」や「無効」になっていたら「自動」に変更して再起動します。このサービスが正常に動いていないと、Windowsはプロファイルを読み込もうとするたびに失敗し続けます。
「複数のユーザーが使うPCで、自分だけ毎回一時プロファイムになる」
家族共用のPCや職場の共有PCでこの症状が出る場合、自分のアカウントのプロファイルフォルダのサイズがCドライブの空き容量を圧迫している可能性があります。Windowsはプロファイルの読み込み時にある程度のディスク空き容量を必要とします。特にダウンロードフォルダや一時ファイルが数十GBに膨れ上がっているケースで発生しやすいです。
まずCドライブの空き容量を確認し、空きが10GB以下なら「設定→システム→ストレージ→一時ファイル」から一時ファイルを削除してください。さらにWindowsキー+Rで「
cleanmgr
」を実行するディスククリーンアップツールで「以前のWindowsのインストール」「一時インターネットファイル」「Windowsのアップグレードログファイル」などを削除することで数GBから数十GBの空き容量を確保できる場合があります。
「Officeなどのアプリがサインインを求めてくる——プロファイル修復後も解決しない」
プロファイル修復後にMicrosoft Officeが「ライセンス認証が必要」「サインインしてください」という状態になることがあります。これはOfficeの認証情報がWindows資格情報マネージャーに保存されており、一時プロファイム状態では別のキャッシュが参照されていたためです。
資格情報マネージャーへのアクセスは「コントロールパネル→ユーザーアカウント→資格情報マネージャー」から行えます。「Windows資格情報」タブを開くと、Microsoftアカウントや各種サービスの認証情報が一覧表示されます。ここに古い・重複したMicrosoftの資格情報が残っている場合は削除し、Office(またはMicrosoft 365)を起動し直してサインインをやり直してください。これだけで再認証の問題が解消されることがほとんどです。
「ドメイン参加しているPCでグループポリシーが適用されなくなった」——企業環境特有の問題
これは個人向けの情報ではありますが、企業のPCを自分で使っている方向けに触れておきます。ドメイン参加しているWindows 11 PCで一時プロファイムが発生すると、グループポリシーの適用履歴もリセットされるため、社内の各種設定(プリンター設定・ネットワークドライブのマッピング・セキュリティポリシー)が消えるという影響が出ます。
この場合、個人でレジストリを直してもグループポリシーの再適用がうまくいかないことがあります。管理者権限のコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行してグループポリシーを強制的に再適用してから再起動することで、ドメイン関連の設定が戻ることがあります。
gpupdate /force
それでも解決しない場合はIT管理者に相談してください。ドメイン参加の「再登録」が必要になる場合があり、個人での対処は難しくなります。
「Windows Helloの指紋・顔認証が消えた」——よくある見落とし
一時プロファイムから元のプロファイムに戻った後、または新規アカウントに移行した後、Windows Hello(指紋認証・顔認証)の登録情報が消えているという報告はとても多いです。これはWindows HelloのPIN・指紋・顔データがプロファイムと紐付いて保存されているため、プロファイムが再作成されると一緒にリセットされるためです。
再設定は「設定→アカウント→サインインオプション」から行えます。「Windows Hello 指紋認証」や「Windows Hello 顔認証」の「セットアップ」を押して、改めて登録をやり直してください。これはバグではなくセキュリティ上の仕様ですが、知らないと「また壊れた?」と余計な不安を抱くことになります。
「やっておけばよかった」と後悔する前に設定すべき予防策の完全版
OneDriveのバックアップ対象を正しく設定する方法
OneDriveを使っているからといって、すべてのデータが自動的に保護されているわけではありません。デフォルトの設定ではデスクトップ・ドキュメント・ピクチャの3つのフォルダのみが同期対象で、ダウンロードフォルダは同期されません。正しく設定するには、タスクバーのOneDriveアイコン(雲の形)を右クリックして「OneDriveの設定」を開き、「同期とバックアップ」タブから「バックアップを管理」を選択します。ここで「デスクトップ」「ドキュメント」「ピクチャ」「ダウンロード」「音楽」「ビデオ」をすべてオンにしておくことで、万が一の際の被害を最小限にできます。
ユーザープロファイルの「定期ヘルスチェック」をタスクスケジューラーで自動化する
これは中級〜上級者向けですが、月に一度自動でSFCとDISMを実行するタスクをスケジュールしておく方法です。管理者権限のPowerShellで以下のコマンドを実行することで、毎月1日の深夜2時に自動でシステムチェックが走るタスクが登録されます。
$action = New-ScheduledTaskAction -Execute "powershell.exe" -Argument "-NonInteractive -WindowStyle Hidden -Command `"sfc /scannow; DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth`""
$trigger = New-ScheduledTaskTrigger -Monthly -DaysOfMonth 1 -At "02:00"
$settings = New-ScheduledTaskSettingsSet -RunOnlyIfIdle -IdleDuration 00:30:00 -WakeToRun
Register-ScheduledTask -TaskName "MonthlySystemHealthCheck" -Action $action -Trigger $trigger -Settings $settings -RunLevel Highest -Force
このタスクは毎月1日の深夜2時、PCがアイドル状態のときに自動でシステムチェックを実行します。一度設定すれば後は何もしなくていいので、「定期メンテナンスを忘れがち」という方に特におすすめです。タスクの確認・削除は「タスクスケジューラー(taskschd.msc)」から行えます。
「高速スタートアップ」を無効化してプロファイル問題の再発を減らす
Windows 11の「高速スタートアップ」機能は、シャットダウン時にメモリやシステム状態の一部を保存することで次回の起動を速くする仕組みですが、この機能が原因でプロファイルの読み込み状態が正しくリフレッシュされず、一時プロファイム問題が繰り返されるケースがあります。
無効化は「コントロールパネル→電源オプション→電源ボタンの動作を選択する→現在利用可能ではない設定を変更します」のリンクをクリックして、「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外してください。これで「シャットダウン」が真の電源オフになり、次回起動時にWindowsが完全にゼロからシステムを立ち上げるようになります。起動時間が数秒〜十数秒遅くなりますが、プロファイル問題の再発率を下げる効果があります。SSDを搭載しているPCならその遅延もほぼ気にならないレベルです。
ぶっちゃけこうした方がいい!
10年以上この手のトラブルと向き合ってきて、正直に言います。「レジストリを直して元のプロファイムに戻す」アプローチは、理論的には正しくて、うまくいけばすっきり解決できます。でも、現場の現実として「一回一時プロファイムになったプロファイムは、また同じことが起きやすい」というのを嫌というほど経験してきました。
その理由はシンプルで、一時プロファイムが発生するということは、そのプロファイムのNTUSER.DATやレジストリに何らかのダメージが既に蓄積しているサインです。レジストリのエントリを直しても、その根本的なダメージは消えていません。だから半年後、一年後にまた同じ症状で「助けてください」という連絡が来るんです。
個人的にはこうしたほうが、ぶっちゃけ楽だし効率的だと思っています。一時プロファイム問題が起きたその瞬間を「プロファイムをクリーンにし直す絶好のタイミング」として使うことです。レジストリを直して元の環境に戻すのに1〜2時間かけるより、新しい英数字名のアカウントを作ってrobocopyでデータだけ移してサクッと移行する——これが30分〜1時間で終わり、その後の安定性も圧倒的に高い。
しかもデータはOneDriveやファイル履歴で守っておけば、移行作業そのものが「確認作業」くらいの感覚でできるようになります。事前のバックアップ習慣がある人にとって、プロファイム問題はもはや「大事故」ではなく「ちょっとした引越し」にすぎません。
結局のところ、このトラブルで一番怖いのは「データが消えるかもしれない」というパニックです。そのパニックをゼロにする唯一の方法が、日頃からのバックアップです。OneDriveの同期設定を今すぐ見直す、ファイル履歴を有効化する、月に一度robocopyで外付けドライブにコピーする——こういう「当たり前のこと」を当たり前にやっている人には、この記事で紹介した全手順は「緊急時の念のための知識」として頭の片隅に置いておくだけで十分なんです。
「備えあれば憂いなし」というのは確かにありきたりな言葉ですが、Windowsのトラブル対応に10年以上携わってきた経験から言うと、これ以上的確な言葉はありません。今日この記事を読んだことをきっかけに、バックアップの設定を見直してみてください。その5分が、未来の自分を数時間のパニックから救います。
再発防止策!同じトラブルに二度悩まないために
一時プロファイム問題はある程度の確率でまた発生しうるトラブルです。根本的に防ぎきることはできませんが、日頃からの備えで被害を最小限に抑えられます。
定期的なバックアップの習慣が最大の予防策です。OneDriveでドキュメントや写真を常時クラウドに同期しておくだけでも、万が一の際のダメージは劇的に減ります。さらに、外付けSSD・HDDへの定期バックアップや、「ファイル履歴」機能の有効化も組み合わせると、より万全です。
Windowsのメジャーアップデートの前後には注意を払いましょう。特に年に一度の機能更新プログラム(24H2や25H2など)の適用前には、サードパーティ製セキュリティソフトを一時無効化し、アップデート後には2〜3回の再起動を行ってプロファイルが正常に読み込まれているかを確認する習慣をつけてください。
システムファイルの定期チェックも効果的です。
sfc /scannow
と
DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth
を月に一度程度実行しておくだけで、破損が深刻化する前に修復できる場合があります。
Windowsの「システムの復元」ポイントを有効にしておくことも重要です。何らかの変更前に復元ポイントが存在していれば、問題が起きたときに素早く巻き戻す手段になります。「設定→システム→バージョン情報→システムの保護」から有効化できます。
今すぐパソコンやスマホの悩みを解決したい!どうしたらいい?
いま、あなたを悩ませているITの問題を解決します!
「エラーメッセージ、フリーズ、接続不良…もうイライラしない!」
あなたはこんな経験はありませんか?
✅ ExcelやWordの使い方がわからない💦
✅ 仕事の締め切り直前にパソコンがフリーズ💦
✅ 家族との大切な写真が突然見られなくなった💦
✅ オンライン会議に参加できずに焦った💦
✅ スマホの重くて重要な連絡ができなかった💦
平均的な人は、こうしたパソコンやスマホ関連の問題で年間73時間(約9日分の働く時間!)を無駄にしています。あなたの大切な時間が今この悩んでいる瞬間も失われています。
LINEでメッセージを送れば即時解決!
すでに多くの方が私の公式LINEからお悩みを解決しています。
最新のAIを使った自動応答機能を活用していますので、24時間いつでも即返信いたします。
誰でも無料で使えますので、安心して使えます。
問題は先のばしにするほど深刻化します。
小さなエラーがデータ消失や重大なシステム障害につながることも。解決できずに大切な機会を逃すリスクは、あなたが思う以上に高いのです。
あなたが今困っていて、すぐにでも解決したいのであれば下のボタンをクリックして、LINEからあなたのお困りごとを送って下さい。
ぜひ、あなたの悩みを私に解決させてください。
まとめ
Windows 11でユーザープロファイルが一時プロファイルになってしまっても、ほとんどの場合、あなたのデータはC:\Users\(元のユーザー名)フォルダにそのまま残っています。焦って初期化やリセットをする前に、今回紹介した手順を上から順に試してください。
まず再起動を3〜5回繰り返す。それで戻らなければデータの安全を確認してバックアップを取る。次にレジストリのProfileListを確認・修復する。それでもダメなら、フォルダ権限の修復やSFCとDISMによるOS修復を試みる。最終的には新規アカウントへの移行という道がある——この流れを頭に入れておけば、突然この問題に直面しても冷静に対処できます。
2026年2月現在、Windowsの月例更新は継続されており、特に24H2・25H2環境でのプロファイル関連トラブルの報告はゼロになっていません。「アップデートしたら壊れた」という現象は決して珍しいことではなく、Windowsを使い続ける限り誰にでも起こりうる「事故」です。だからこそ、事前のバックアップ習慣こそが最強の対策です。今日この記事を読んだその日に、OneDriveの同期状況と外付けドライブへのバックアップを見直してみることを強くおすすめします。





コメント