「昨日まで50GBも空きがあったのに、今日見たらもう30GBしかない……」そんな経験、ありませんか? 何もインストールしていないのに、何もダウンロードしていないのに、なぜかCドライブの空き容量がどんどん減っていく。これはWindows11ユーザーの多くが直面する、かなり厄介なトラブルのひとつです。
実はこの現象、あなたのパソコンがおかしくなっているわけではありません。Windows11のシステム内部で起きている「目に見えない容量消費」が原因なんです。しかも2026年2月のWindows Updateでは、ストレージ設定画面にアクセスするだけで管理者権限が必要になるという大きな仕様変更まで加わりました。知らないままだと、容量を取り戻すための操作すらできなくなる可能性があります。
この記事では、Windows11のストレージが勝手に減っていく原因をすべて洗い出し、初心者でも安全に実行できる解決手順から上級者向けのコマンド操作まで、段階的にわかりやすくお伝えします。
- Windows11のストレージ容量が知らぬ間に減る7つの主要原因と、それぞれの具体的な容量消費の仕組み
- 2026年2月の最新アップデートで変わったストレージ設定の仕様変更と、その正しい対処法
- 初心者でも安心な基本クリーンアップから、上級者向けDISMコマンドまで網羅した段階別の完全復旧手順
- そもそもなぜWindows11のストレージ容量は勝手に減るのか?
- 2026年2月の最新アップデートで変わったストレージ管理の新常識
- 今すぐできる!ストレージ容量を取り戻す基本の解決手順
- 上級者向け!コマンドラインで根本から容量を回復する方法
- どのファイルが容量を食っているか正確に特定する方法
- 二度と容量不足に悩まされないための予防策
- 情シス経験者だけが知っている!見落としがちな隠れた容量泥棒の正体
- 現場で本当に使えるPowerShellスクリプトとコマンド集
- 実際にあった「え、それが原因?」なリアルトラブル事例
- 知っておくと便利なWindows11のストレージ管理機能と設定
- プロが教える定期メンテナンスのベストスケジュール
- ぶっちゃけこうした方がいい!
- Windows11のストレージ容量が勝手に減ることに関するよくある質問
- 今すぐパソコンやスマホの悩みを解決したい!どうしたらいい?
- まとめ
そもそもなぜWindows11のストレージ容量は勝手に減るのか?
まず最初に理解してほしいのが、Windows11はあなたが何も操作していなくても、裏側で大量のファイルを生成し続けているということです。これはバグでも故障でもなく、OSとして正常に動くために必要なプロセスなのですが、問題はその「裏側の動き」がユーザーにまったく見えないことにあります。
Windows10と比較すると、Windows11はインストールだけで27~30GBの容量を使います。Windows10が20~25GBだったことを考えると、それだけで5~7GBも余計に消費しているわけです。さらにCopilotの統合やセキュリティ機能の強化など、見た目にはわからない部分で容量が膨らんでいます。
では、具体的にどんなファイルが容量を食いつぶしているのか。ひとつずつ見ていきましょう。
Windows Updateの更新ファイルとバックアップ
Windows11は定期的にシステム更新を行いますが、このとき新しいファイルをダウンロードするだけでなく、更新前のシステムファイルのバックアップコピーも自動で作成します。大型アップデートの場合は数GBから十数GBの容量を一気に消費することも珍しくありません。さらに厄介なのが、更新後も古いファイルがSoftwareDistributionフォルダやWindows.oldフォルダにそのまま残り続けるケースです。これらは自動では削除されないことが多く、気づかないうちに何十GBもの容量を占めていることがあります。
WinSxSフォルダの肥大化
Windowsのシステムフォルダの中で、特に容量を食いやすいのがWinSxS(コンポーネントストア)です。このフォルダにはOS内部の共有コンポーネントや過去のアップデート情報が保存されており、アップデートを重ねるごとにどんどん膨張します。実際のユーザー報告では、WinSxSフォルダだけで14GB以上になっているケースもあります。ただし注意点として、このフォルダの中身を手動で削除するのは絶対にやめてください。システムが壊れる原因になります。正しい縮小方法は後ほど解説します。
休止状態ファイル「hiberfil.sys」の存在
多くのユーザーが見落としがちなのが、hiberfil.sysという隠しシステムファイルです。これはパソコンの休止状態(ハイバネーション)を実現するためのファイルで、RAMの内容をすべてディスクに保存する仕組みになっています。つまり、搭載しているメモリの容量がそのままファイルサイズに直結するわけです。
16GBのRAMを搭載しているパソコンなら約12GB、32GBのRAMなら約24GBもの容量をこのファイルだけで消費します。2026年現在、メモリを大容量搭載するパソコンが増えているため、hiberfil.sysが数十GBに達して深刻なストレージ圧迫の原因になっているケースが急増しています。しかもこのファイルは、休止状態を一度も使っていなくても存在し続けるのです。Windowsの電源設定で休止状態をオフにしても、ファイル自体は残るという罠もあります。
システムの復元ポイントとシャドウコピー
システムの保護(System Protection)機能が有効になっていると、Windowsは定期的に復元ポイントを作成します。これ自体はトラブル発生時にシステムを以前の状態に戻すための重要な機能なのですが、問題は割り当てられるディスク容量です。Dellのパソコンなど一部のメーカー製PCでは、シャドウコピーの最大使用量スライダーが自動的に100%に変更されるという報告が上がっています。こうなるとドライブの大部分がシャドウコピーに持っていかれ、空き容量がみるみる減っていくわけです。
一時ファイルとキャッシュの蓄積
ブラウザのキャッシュ、アプリケーションのログファイル、サムネイルキャッシュ、配信の最適化ファイルなど、日常的なパソコンの使用で生成される一時ファイルは想像以上に多いです。NetflixやYouTubeなどの動画ストリーミングサービスは大量の動画データをキャッシュしますし、SteamやEpicなどのゲームプラットフォームはアップデート用にディスク容量を事前確保することもあります。これらの一時ファイルは放っておくと数GB単位で積み上がります。
OneDriveの同期による二重保存
Windows11にはOneDriveが統合されていますが、クラウドとの同期設定によっては、クラウド上のファイルがローカルにも丸ごとダウンロードされてしまうことがあります。特にOSのアップグレード後やアカウント再設定後に、同期が再実行されてファイルがローカルに再ダウンロードされるケースが報告されています。写真や動画が大量にOneDriveに保存されている場合、この二重保存だけで数十GBを食い潰す可能性があります。
ページファイル「pagefile.sys」の自動拡張
仮想メモリとして使われるpagefile.sysも、隠れた容量消費の犯人です。Windowsはメモリが不足するとディスク上のこのファイルを使ってデータを一時退避しますが、そのサイズはRAMの1~2倍に達することがあります。通常はWindowsが自動管理していますが、メモリ負荷の高い作業をすると急激にサイズが膨らむことがあるのです。
2026年2月の最新アップデートで変わったストレージ管理の新常識
ここで非常に重要な最新情報をお伝えします。2026年1月29日にリリースされたWindows11のプレビュー更新プログラムKB5074105で、ストレージ設定画面に大きな仕様変更が入りました。そして2月10日のセキュリティアップデートで、この変更がすべてのWindows11ユーザーに適用されています。
ストレージ設定に管理者権限が必須に
これまで「設定」→「システム」→「ストレージ」は、誰でも自由にアクセスできる画面でした。しかしKB5074105以降、この画面を開こうとするとユーザーアカウント制御(UAC)のプロンプトが表示されるようになりました。管理者権限を持っていないユーザーは、パスワードなどの認証情報を入力しない限りストレージ設定にアクセスできません。
Microsoftはこの変更について「承認されたWindowsユーザーだけがシステムファイルにアクセスできるようにするため」と説明しています。セキュリティ強化としては理にかなっていますが、家族で共有しているパソコンや、会社で一般ユーザー権限しか持っていないケースでは、ディスクのクリーンアップすら自分ではできなくなるという影響があります。
一時ファイルの表示内容にも変化あり
さらに厄介なのが、ストレージ設定内の「一時ファイル」ページの動作にも変更が入ったことです。KB5074105をインストールすると、設定アプリの一時ファイル画面から「Windows Updateクリーンアップ」や「デバイスドライバー」といった項目が表示されなくなるケースが確認されています。これはバグではなく、管理者権限のないセッションではこれらのシステムレベルの項目を列挙・削除できない仕様になったためです。
つまり、従来と同じようにストレージの一時ファイル画面から掃除しようとしても、掃除できる範囲が狭くなっているんです。Windows Updateの残骸を消したい場合は、従来のディスククリーンアップ(cleanmgr.exe)を管理者権限で実行する必要があります。この点を知らないと「クリーンアップしたのに全然容量が戻らない」という状況に陥ります。
今すぐできる!ストレージ容量を取り戻す基本の解決手順
ここからは実際に容量を取り戻すための具体的な手順を解説します。まずは初心者の方でも安全に実行できる基本的な方法から始めましょう。リスクの低いものから順番に紹介するので、上から順に試してみてください。
ストレージの使用状況を確認する
対策を始める前に、まず何が容量を食っているのかを正確に把握することが大切です。「設定」→「システム」→「ストレージ」を開くと(2026年2月以降はUACプロンプトが出ます)、一時ファイル、アプリ、システムデータなどカテゴリ別のディスク使用状況が表示されます。「その他のカテゴリを表示」をクリックすると、「システムと予約済み」の容量もわかります。ここで異常に大きなカテゴリがあれば、そこが重点的に対処すべきポイントです。
ストレージセンサーを有効にして自動クリーンアップする
ストレージセンサーはWindows11に標準搭載されている自動クリーンアップ機能で、一時ファイルの削除やごみ箱の自動空き容量確保を行ってくれます。初期設定ではオフになっていることが多いので、まずは有効にしましょう。「設定」→「システム」→「ストレージ」→「ストレージセンサー」のトグルをオンにします。その後、ストレージセンサーの文字部分をクリックして詳細設定を開き、実行タイミングや、ごみ箱やダウンロードフォルダの自動削除期間を設定できます。すぐに容量を確保したい場合は、画面下部の「今すぐストレージセンサーを実行する」ボタンを押してください。
ただしひとつ注意点があります。ダウンロードフォルダの自動削除を有効にすると、大切なファイルも消えてしまう可能性があります。頻繁にダウンロードフォルダにファイルを保存する方は、この設定を「しない」にしておくことをおすすめします。
クリーンアップの推奨事項を確認する
「設定」→「システム」→「ストレージ」→「クリーンアップの推奨事項」を開くと、Windowsが不要と判断したファイルを一覧で表示してくれます。一時ファイル、大きいファイルや使われていないファイル、クラウドに同期済みのファイル、使用していないアプリの4つのカテゴリに分かれているので、それぞれ確認して不要なものを削除しましょう。
ディスククリーンアップを管理者権限で実行する
2026年2月のアップデート以降、設定アプリからのクリーンアップではWindows Updateの残骸を削除できないケースが出ています。そこで頼りになるのが、昔からあるディスククリーンアップ(cleanmgr.exe)です。スタートメニューで「ディスク クリーンアップ」と検索して起動し、Cドライブを選択したあと、必ず「システムファイルのクリーンアップ」ボタンをクリックしてください。すると「以前のWindowsのインストール」「Windows Updateのクリーンアップ」「Windows Upgradeログファイル」といった項目が追加表示されます。特に「以前のWindowsのインストール」にチェックを入れると、Windows.oldフォルダが削除されて数GBから十数GB以上の容量が一気に解放されることがあります。ただし削除すると以前のWindowsバージョンに戻すことはできなくなるため、現在のWindows11で問題なく動いていることを確認してから実行してください。
上級者向け!コマンドラインで根本から容量を回復する方法
基本的なクリーンアップだけでは足りない場合や、隠れた大容量ファイルを特定して対処したい場合は、コマンドラインを使った方法が有効です。ここでは管理者権限のコマンドプロンプトまたはPowerShellを使った手順を解説します。
WinSxSフォルダをDISMコマンドで安全に縮小する
管理者権限でコマンドプロンプトを開き、まずはコンポーネントストアの状態を分析します。「DISM.exe /Online /Cleanup-Image /AnalyzeComponentStore」と入力してEnterを押すと、クリーンアップが推奨されるかどうかが表示されます。推奨されている場合は「DISM.exe /Online /Cleanup-Image /StartComponentCleanup」を実行して不要なコンポーネントを削除します。さらに踏み込んだクリーンアップをしたい場合は「DISM.exe /Online /Cleanup-Image /StartComponentCleanup /ResetBase」を使うと、過去すべてのアップデートの置き換え済みバージョンが削除されます。ただしこのコマンドを実行すると、以前のアップデートのアンインストールができなくなるため、現在の状態が安定していることを確認してから使ってください。
hiberfil.sysを無効化または縮小する
休止状態(ハイバネーション)を使わないなら、管理者権限のコマンドプロンプトで「powercfg /hibernate off」と入力するだけで、hiberfil.sysファイルが削除されRAM容量分の空き容量が即座に戻ります。16GBのRAMなら約12GB、32GBなら約24GBもの容量回復が期待できます。
ただし、ノートパソコンで休止状態を使いたい方や、高速スタートアップ機能を維持したい方は、完全に無効化するのではなくファイルサイズを縮小するという選択肢もあります。「powercfg /hibernate /size 50」と入力すると、hiberfil.sysのサイズがRAMの50%に縮小されます。この場合、完全な休止状態は使えなくなりますが、高速スタートアップは引き続き機能します。さらに容量を節約したいなら「powercfg /h /type reduced」と入力すると、高速スタートアップに必要な最小限のサイズ(RAMの約20%)まで自動縮小されます。
シャドウコピーの使用量を制限する
復元ポイントのシャドウコピーが大量にディスク容量を消費しているケースも多いです。管理者権限のコマンドプロンプトで「vssadmin list shadowstorage」と入力すると、現在のシャドウコピーの使用量と最大サイズが確認できます。もし最大サイズが「無制限」や「100%」に設定されていた場合、「vssadmin resize shadowstorage /For=C: /On=C: /MaxSize=5GB」のように上限を設定することで、シャドウコピーが際限なく増えるのを防げます。設定値はドライブのサイズに応じて調整してください。256GBのドライブなら5~10GB程度が目安です。
Windows Updateのキャッシュを手動クリアする
Windows Updateが正しくクリーンアップされずにキャッシュが残り続けることがあります。管理者権限のコマンドプロンプトで以下の手順を実行してください。まず「net stop wuauserv」でWindows Updateサービスを停止し、次に「rd /s /q C:\Windows\SoftwareDistribution\Download」でダウンロードキャッシュを削除、最後に「net start wuauserv」でサービスを再開します。これだけで数GBの容量が戻ることがあります。
どのファイルが容量を食っているか正確に特定する方法
「クリーンアップしても容量が戻らない」「どこに容量が消えたのかわからない」という場合は、ディスク使用状況を可視化できるツールの活用が効果的です。
TreeSizeやWizTreeで容量の内訳を丸裸にする
TreeSize FreeやWizTreeは、ドライブ内のフォルダやファイルをサイズ順に一覧表示してくれるフリーソフトです。特にWizTreeはMFT(マスターファイルテーブル)を直接読み取るため、数秒で全ドライブのスキャンが完了します。管理者権限で実行すると、通常はアクセスできないシステムフォルダの中身まで分析できます。エクスプローラーの検索で「size:>1GB」と入力して大きなファイルを探す方法もありますが、これは非常に時間がかかるうえに隠しファイルは表示されないため、専用ツールを使うことを強くおすすめします。
ツールを使ってとくに注目すべきフォルダは、C:\Windows\WinSxS、C:\Windows\Installer、C:\Windows\SoftwareDistribution、C:\$WINDOWS.~BT、そして隠しファイルのhiberfil.sysとpagefile.sysです。InstallerフォルダにはWindowsインストーラーのパッチファイル(.msp)が大量に蓄積されることがありますが、こちらもWinSxSと同様に手動削除は絶対に避けてください。プログラムの修復やアンインストールが正常に動かなくなるおそれがあります。
ファイルシステムの破損がないかチェックする
まれにファイルシステムの破損が原因で、エクスプローラー上の使用容量表示とプロパティで確認した合計サイズが一致しないことがあります。このような場合は、管理者権限のコマンドプロンプトで「chkdsk C: /f」を実行してファイルシステムの整合性チェックと修復を行ってください。再起動が必要になりますが、破損したファイルテーブルが修復されることで「幽霊のような使用済み領域」が解放される場合があります。
二度と容量不足に悩まされないための予防策
クリーンアップして容量を取り戻しても、同じ使い方をしていればまた同じ問題が起きます。ここからは、ストレージ容量を長期的に健全に保つための予防策をお伝えします。
新しいコンテンツの保存先をCドライブ以外に変更する
「設定」→「システム」→「ストレージ」→「ストレージの詳細設定」→「新しいコンテンツの保存先」を開くと、アプリ、ドキュメント、音楽、写真、ビデオ、マップなどの保存先ドライブを個別に変更できます。Dドライブや外付けストレージがあるなら、Cドライブ以外に設定しておくだけでシステムドライブの圧迫を大幅に軽減できます。
OneDriveの「ファイルオンデマンド」を活用する
OneDriveの「ファイルオンデマンド」機能を有効にすると、クラウド上のファイルはローカルに小さなプレースホルダーだけを保持し、実際にファイルを開くときだけダウンロードする仕組みになります。写真や動画など大容量のファイルをOneDriveに保存している方は、この設定だけで数十GBの容量節約になることがあります。
SSD換装という根本的な解決策も検討しよう
128GBや256GBのSSDでWindows11を使っている場合、どれだけクリーンアップしてもすぐに容量が逼迫するのは構造的に避けられません。2026年現在、1TBのNVMe SSDは60ドル以下で購入できるほど価格が下がっています。クローンツールを使えば、現在のドライブの中身をそのまま新しいSSDにコピーできるため、再インストールの手間もかかりません。根本的に容量不足から解放されたいなら、SSDの換装が最もコストパフォーマンスの高い選択肢と言えるでしょう。
情シス経験者だけが知っている!見落としがちな隠れた容量泥棒の正体
ここからは、一般的なIT記事ではまず触れられない、情シス(情報システム部門)を10年以上経験してきた目線で語れる「現場でしか気づけないストレージ圧迫の犯人」をお伝えします。上のセクションで紹介した基本的な原因と対策を実行しても容量が戻らないとき、大体の原因はここに書いてあるどれかです。
配信の最適化キャッシュが数十GBも居座っている問題
Windows11には配信の最適化(Delivery Optimization)という機能が標準で有効になっています。これはWindows Updateやストアアプリのダウンロードを高速化するために、ダウンロード済みのアップデートデータをP2P(ピアツーピア)で他のPCと共有する仕組みです。BitTorrentと同じような仕組みだと思ってもらえればわかりやすいでしょう。
問題なのは、この機能がキャッシュファイルを自動で溜め込み続ける点です。特にネットワーク上に複数のWindowsマシンがある環境や、長期間クリーンアップをしていないPCでは、配信の最適化キャッシュだけで20GB以上になっているケースを何度も見てきました。しかもこのキャッシュは、ストレージセンサーのクリーンアップ推奨事項にも表示されないことがあるため、存在に気づかないユーザーがほとんどです。
確認と対処の手順はこうです。「設定」→「Windows Update」→「詳細オプション」→「配信の最適化」→「アクティビティモニター」を開くと、今月の配信の最適化によるダウンロード量とアップロード量が確認できます。ここで異常に大きな数値が出ていたら、キャッシュが肥大化しているサインです。キャッシュを手動で消すには、ディスククリーンアップを開いて「配信の最適化ファイル」にチェックを入れて削除します。もしくは、PowerShellを管理者権限で開いて以下のコマンドを実行すれば、ピン留めファイルも含めてすべてのキャッシュを一発で削除できます。
Delete-DeliveryOptimizationCache -Force -IncludePinnedFiles
そもそも自宅で1台しかPCを使っていないなら、この機能は完全に不要です。「設定」→「Windows Update」→「詳細オプション」→「配信の最適化」→「他のPCからのダウンロードを許可する」をオフにしてください。これだけでキャッシュが今後溜まらなくなります。企業のLAN内で共有したい場合は、オフにする代わりに「ローカルネットワーク上のデバイスのみ」に制限し、詳細オプションでアップロード帯域幅とキャッシュの最大サイズを制限するのがベストプラクティスです。
Windows検索インデックス「Windows.edb」の暴走
情シスの現場で「原因不明の容量圧迫」の相談を受けて調査すると、かなりの確率で犯人がWindows.edb(Windows11ではWindows.db)であることがあります。これはWindowsの検索サービスが使用するインデックスデータベースファイルで、デフォルトではC:\ProgramData\Microsoft\Search\Data\Applications\Windows\に格納されています。
通常は数百MB~数GB程度なのですが、OutlookのPSTファイルをインデックス対象にしていたり、ドキュメントが大量にあったり、もしくは単にバグによってインデックスが壊れていたりすると、50GB、ひどい場合は300GB以上にまで膨張することがあります。実際に「327GBに膨れ上がっていた」という報告もあるほどです。
まずは現在のサイズを確認しましょう。PowerShellを管理者権限で開いて以下を実行します。
((Get-Item $env:programdata’\Microsoft\Search\Data\Applications\Windows\Windows.edb’).length/1GB)
Windows11の場合はファイル名がWindows.dbに変わっているので、以下のように変更して実行してください。
((Get-Item $env:programdata’\Microsoft\Search\Data\Applications\Windows\Windows.db’).length/1GB)
もし数GB以上あった場合は、検索インデックスの再構築が効果的です。「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「Windowsの検索」→「高度なインデクサー設定」→「詳細設定」→「再構築」をクリックします。再構築には数時間かかることがありますが、50GBのインデックスが340MBまで縮んだという事例もあり、効果は絶大です。
もっと手っ取り早く対処したい場合は、コマンドプロンプトでWindows Searchサービスを停止してからファイルを直接削除し、サービスを再開することもできます。検索インデックスがリセットされるだけで、ユーザーデータが消えることはありません。ただし、再インデックスが完了するまで検索結果が不完全になる点は理解しておいてください。
CBSログファイルの見えない蓄積
C:\Windows\Logs\CBSフォルダの中にあるCBS.logとその圧縮バックアップファイルは、Windows Updateやシステム修復の記録を保存しています。正常に動いているPCでは数百MB程度ですが、アップデートの失敗が繰り返されている環境では、このフォルダが数GBに膨れ上がることがあります。特にWindows Updateが何度もリトライを繰り返しているケースで顕著です。
このフォルダのファイルは安全に削除できます。管理者権限のコマンドプロンプトで以下を実行してください。
del /f /q C:\Windows\Logs\CBS\*.log
del /f /q C:\Windows\Logs\CBS\*.cab
同様に、C:\CbsTempフォルダにも一時ファイルが溜まることがあるので、存在する場合は合わせて削除してください。
現場で本当に使えるPowerShellスクリプトとコマンド集
ここからは、実際に情シスの現場で使っている実用的なPowerShellスクリプトとコマンドを紹介します。コピペしてそのまま使えるものばかりなので、ぜひ活用してください。すべて管理者権限のPowerShellまたはコマンドプロンプトで実行する必要があります。
ドライブの空き容量をワンライナーで確認するコマンド
まずはCドライブの現在の空き容量を正確に確認するコマンドです。GUIを開かなくても一瞬で状況が把握できます。
Get-PSDrive C | Select-Object @{N=’空き容量(GB)’;E={::Round($_.Free/1GB,2)}}, @{N=’使用量(GB)’;E={::Round($_.Used/1GB,2)}}, @{N=’合計(GB)’;E={::Round(($_.Free+$_.Used)/1GB,2)}}
これを実行すると、空き容量、使用量、合計容量がGB単位で表形式で出力されます。クリーンアップの前後で実行すれば、どれだけ容量が回復したかが一目瞭然です。
容量を食っているフォルダのTOP10を特定するスクリプト
WizTreeやTreeSizeをインストールできない環境(企業のセキュリティポリシーでフリーソフトの導入が制限されている場合など)でも、PowerShellだけでフォルダごとの容量を調べられます。以下のスクリプトはCドライブ直下のフォルダをサイズ順に表示します。
Get-ChildItem -Path C:\ -Directory -Force -ErrorAction SilentlyContinue | ForEach-Object { $size = (Get-ChildItem $_.FullName -Recurse -Force -ErrorAction SilentlyContinue | Measure-Object Length -Sum).Sum; @{Folder=$_.FullName; SizeGB=::Round($size/1GB,2)} } | Sort-Object SizeGB -Descending | Select-Object -First 10 | Format-Table -AutoSize
実行には少し時間がかかりますが、TreeSizeがインストールできない状況でもこれで犯人フォルダを特定できます。情シスの出張サポートでかなり重宝しているコマンドです。
一時ファイルを安全に一括削除するスクリプト
以下のスクリプトは、Windowsの一時ファイル、ユーザーの一時ファイル、サムネイルキャッシュをまとめて削除し、削除前後の空き容量の差分を表示します。使用中のファイルは自動的にスキップするのでエラーで止まることはありません。
$before = (Get-PSDrive C).Free
$targets = @($env:TEMP, “C:\Windows\Temp”, “$env:LOCALAPPDATA\Microsoft\Windows\Explorer”)
foreach ($path in $targets) { if (Test-Path $path) { Get-ChildItem $path -Recurse -Force -ErrorAction SilentlyContinue | Remove-Item -Recurse -Force -ErrorAction SilentlyContinue } }
$after = (Get-PSDrive C).Free
Write-Host “解放された容量: $::Round(($after – $before)/1MB,2)) MB”
クリーンアップ系のコマンドを実行するときは、事前に重要なデータのバックアップを取る習慣をつけてください。特にサムネイルキャッシュ(Explorer配下のthumbcache_*.db)を削除すると、エクスプローラーのサムネイル表示が一時的に遅くなりますが、自動で再生成されるので問題ありません。
ディスククリーンアップを完全自動化するレジストリ&タスクスケジューラ設定
毎月手動でディスククリーンアップを実行するのは面倒ですよね。実はディスククリーンアップにはsagesetとsagerunというスイッチがあり、クリーンアップする項目を事前にプロファイルとして保存し、ワンコマンドで自動実行できます。
まず、管理者権限のコマンドプロンプトで以下を実行します。
cleanmgr /sageset:100
するとディスククリーンアップの設定画面が表示されます。ここで削除したい項目(一時ファイル、Windows Updateクリーンアップ、配信の最適化ファイル、サムネイルなど)にすべてチェックを入れて「OK」を押します。この設定はレジストリに保存され、次回以降は以下のコマンドで設定済みの項目を一括削除できます。
cleanmgr /sagerun:100
これをタスクスケジューラに登録すれば、月1回の自動クリーンアップが完成します。タスクスケジューラの「基本タスクの作成」で「毎月」をトリガーに設定し、「プログラムの開始」に上記のコマンドを指定するだけです。企業環境なら、グループポリシーで全社的に展開することもできます。
実際にあった「え、それが原因?」なリアルトラブル事例
情シスをやっていると、教科書通りの原因では説明がつかない不思議なストレージ消失に出くわすことがよくあります。ここでは実際に経験した事例とその解決方法をいくつか紹介します。同じような症状で困っている方の参考になれば幸いです。
Windowsのイベントログが100GB超えていた事例
ある日、社内のPCで「突然Cドライブの空きが50GBから5GBになった」という問い合わせがありました。WizTreeで調査したところ、C:\Windows\System32\winevt\Logsフォルダの中にあるイベントログファイル(.evtx)が異常に肥大化していたのが原因でした。特定のアプリケーションがエラーを毎秒のように書き込み続けており、ログが暴走していたんです。
対処方法としては、まずイベントビューアーを開いて、サイズが異常に大きいログを特定します。PowerShellでサイズの大きいイベントログを一覧表示するコマンドが便利です。
Get-WinEvent -ListLog * | Where-Object {$_.FileSize -gt 100MB} | Sort-Object FileSize -Descending | Format-Table LogName, @{N=’SizeMB’;E={::Round($_.FileSize/1MB,2)}}, RecordCount -AutoSize
巨大なログが見つかったら、イベントビューアーでそのログを右クリックして「ログのクリア」を選択するか、PowerShellで以下のように消去できます。
wevtutil cl “ログ名”
ただし根本原因(エラーを吐き続けているアプリケーション)を放置するとまたすぐに膨らむので、エラーの発生源を特定して修正するのが最終的な解決策です。加えて、イベントログの最大サイズを制限する設定も入れておくと安心です。イベントビューアーでログのプロパティを開き、「最大ログサイズ」を適切な値(通常は20~100MB程度)に設定しておきましょう。
WSL2のVHDXファイルが自動で膨張し続けていた事例
開発者のPCで「何もしていないのに毎日数GBずつ減る」という相談を受け、調査したところWSL2(Windows Subsystem for Linux 2)の仮想ハードディスクファイル(.vhdx)が原因でした。WSL2はLinux環境を仮想ディスクイメージとして保持しますが、このVHDXファイルはLinux側でファイルを削除しても自動では縮小されないという仕様があります。つまりLinux側でデータを入れたり消したりしているうちに、VHDXファイルはどんどん大きくなる一方なのです。
VHDXファイルの場所は通常、以下のパスにあります。
%LOCALAPPDATA%\Packages\CanonicalGroupLimited…\LocalState\ext4.vhdx
対処方法は、まずWSLをシャットダウンし、VHDXを手動で圧縮します。管理者権限のPowerShellで以下を実行してください。
wsl –shutdown
次に、以下のコマンドでdiskpartを使ってVHDXを圧縮します。
diskpartの中で以下を順に入力します。
select vdisk file=”VHDXファイルのフルパス”
compact vdisk
exit
これで不要な領域が解放され、VHDXファイルが実際に使用しているサイズまで縮小されます。開発者のPCでこれを実行したところ、30GB以上の容量が一気に回復したことがありました。WSL2を使っている方は、定期的にこの圧縮作業を行うことをおすすめします。
Windowsエラー報告ファイルが溜まりに溜まっていた事例
普段まったく意識しない場所ですが、C:\ProgramData\Microsoft\Windows\WER\ReportQueueフォルダには、アプリケーションのクラッシュレポートやシステムエラーのダンプファイルが保存されています。通常は自動的にMicrosoftに送信されて消えるのですが、ネットワーク制限のある環境やプライバシー設定で送信をブロックしている場合、このフォルダに大量のエラーレポートが蓄積されます。
ディスククリーンアップの「システムファイルのクリーンアップ」で「Windowsエラー報告ファイル」を選択すれば削除できますが、PowerShellで一括削除する方法もあります。
Remove-Item “C:\ProgramData\Microsoft\Windows\WER\*” -Recurse -Force -ErrorAction SilentlyContinue
知っておくと便利なWindows11のストレージ管理機能と設定
Windows11には意外と知られていない便利なストレージ管理機能がいくつかあります。これらを活用するだけで、日常的な容量管理がぐっと楽になります。
ストレージセンサーの「ローカルで利用可能なクラウドコンテンツ」設定
ストレージセンサーの詳細設定の中に、「ローカルで利用可能なクラウドコンテンツ」という項目があります。これは、OneDriveに同期済みで一定期間開いていないファイルをローカルから自動削除し、クラウドのみに保持する機能です。ファイル自体は消えずクラウドに残り、必要なときにオンデマンドでダウンロードされます。
設定場所は「設定」→「システム」→「ストレージ」→「ストレージセンサー」の中の「ローカルで利用可能なクラウドコンテンツ」です。「開かれないまま次の期間が過ぎたコンテンツはオンライン専用にする」の期間を1日、14日、30日、60日から選べます。写真や動画をOneDriveに大量に同期している方は、この設定を30日や60日にしておくだけで、数十GBの容量をほぼ自動で確保できます。ただしオフライン環境でファイルにアクセスしたい場合もあるので、常にインターネット接続がある環境での使用を前提にしてください。
アプリのインストール先をデフォルトで別ドライブに変更する方法
Windows11では、Microsoft Storeからインストールするアプリの保存先を変更できます。「設定」→「システム」→「ストレージ」→「ストレージの詳細設定」→「新しいコンテンツの保存先」で、「新しいアプリの保存先」をDドライブや別のドライブに変更しておくと、今後インストールするアプリはすべてそちらに保存されます。
さらに、既にインストール済みのアプリも移動可能です。「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」から、移動したいアプリの右側の「…」をクリックし、「移動」を選択すると別ドライブに移せます。ただしこの機能はMicrosoft Storeアプリのみ対応で、従来のデスクトップアプリ(.exe形式)は移動できないものがほとんどです。デスクトップアプリの場合は、アンインストールしてからインストール先を変更して再インストールする必要があります。
NTFSの圧縮機能でシステムフォルダを節約する裏技
あまり知られていませんが、NTFSファイルシステムにはフォルダ単位で透過的な圧縮をかける機能があります。対象フォルダのプロパティを開き、「詳細設定」→「内容を圧縮してディスク領域を節約する」にチェックを入れるだけです。テキストベースのファイルやログファイルが多いフォルダでは、体感で30~50%の容量削減が見込めます。
コマンドラインで特定のフォルダに圧縮をかけることもできます。例えば、Windows Updateのログフォルダを圧縮するなら以下のように実行します。
compact /c /s /i “C:\Windows\Logs”
ただし重要な注意点があります。システムの重要なファイル(WinSxSフォルダやWindowsフォルダ直下など)に圧縮をかけると、起動が遅くなったりアップデートが失敗したりするリスクがあります。圧縮をかけてよいのは、ログフォルダやドキュメントフォルダなど、パフォーマンスに直結しない場所に限定してください。SSDの場合は書き込み回数が増えるデメリットもあるため、HDDの方がより適しています。
PowerShellでディスク容量の監視アラートを自動化する
容量不足に事前に気づけるよう、空き容量が一定以下になったら通知する仕組みを作っておくと安心です。以下のスクリプトをタスクスケジューラで毎日実行するように設定すると、空き容量が指定した閾値(この例では10GB)を下回った時点でポップアップ通知が表示されます。
$threshold = 10GB
$drive = Get-PSDrive C
if ($drive.Free -lt $threshold) {
$freeGB = ::Round($drive.Free/1GB,1)
Add-Type -AssemblyName System.Windows.Forms
::Show(“Cドライブの空き容量が${freeGB}GBまで減っています。クリーンアップを実行してください。”, “ディスク容量警告”, “OK”, “Warning”)
}
企業環境であれば、このスクリプトをメール通知に変更してIT管理者に送信する形にカスタマイズすると、全社的なストレージ管理がぐっと楽になります。
プロが教える定期メンテナンスのベストスケジュール
「クリーンアップは大事だとわかったけど、結局どのくらいの頻度でやればいいの?」という疑問は、多くのユーザーが抱えるものです。ここでは実際にIT部門で運用している推奨スケジュールを共有します。
| 頻度 | 実施内容 | 対象者 |
|---|---|---|
| 自動(常時) | ストレージセンサーを有効にし、「空き領域の不足時」に実行する設定にする。ごみ箱は30日で自動削除、ダウンロードフォルダは「しない」に設定。 | 全ユーザー |
| 月1回 | ディスククリーンアップ(システムファイル含む)を実行。配信の最適化キャッシュの確認と削除。PowerShellで空き容量をチェック。 | 全ユーザー |
| 3ヶ月に1回 | DISM /AnalyzeComponentStoreでWinSxSの状態を確認し、推奨されていればクリーンアップを実行。Windows.edb(またはWindows.db)のサイズを確認し、異常に大きければ再構築。イベントログの巨大化チェック。 | 中級者以上 |
| 半年に1回 | WizTreeやTreeSizeで全体的なディスク使用状況を可視化。不要なアプリケーションの棚卸しとアンインストール。シャドウコピーの使用量確認と不要な復元ポイントの削除。WSL2ユーザーはVHDXの圧縮。 | 全ユーザー |
このスケジュールを守れば、よほどのことがない限りストレージ容量が突然逼迫することはなくなります。月1回のメンテナンスはcleamgr /sagerun:100を使ったタスクスケジューラの自動実行で十分対応できるので、実質的に手動でやるのは3ヶ月に1回のチェック作業だけです。
ぶっちゃけこうした方がいい!
ここまで読んでくれた方にはかなり深い知識が身についていると思いますが、最後に情シスを10年以上やってきた人間として、ぶっちゃけた本音を言わせてください。
正直なところ、Cドライブの容量問題に何度も悩まされている人は、小手先のクリーンアップをやめて、根本原因を2つだけ潰すのが一番早いし確実です。その2つとは、「休止状態ファイルの処理」と「SSDの容量そのものを増やす」こと。
まず、hiberfil.sysはpowercfg /h /type reducedで縮小してしまいましょう。完全無効化すると高速スタートアップが使えなくなるのが嫌な人もいるでしょうが、reduced設定ならRAMの20%程度で済みます。16GBメモリなら約3GBで収まるわけで、フルサイズの約12GBと比べたら9GBも節約になる。これをやるかやらないかで世界が変わります。
次に、128GBや256GBのSSDを使い続けている人は、悪いことは言わないので1TBのNVMe SSDに換装してください。2026年の今、1TBのSSDが1万円以下で買えます。これまでクリーンアップに費やしてきた時間とストレスを時給換算したら、とっくに元が取れているはずです。Windows11はOS自体が27~30GBを使い、Windows Updateのキャッシュ、WinSxS、シャドウコピー、一時ファイル、hiberfil.sys、pagefile.sysを合計すると、ユーザーが何も保存していなくても普通に使うだけで60~80GBが消えるんです。128GBのSSDだと残り50GB程度、256GBでも170GB程度。そこにアプリやゲームを入れたら、そりゃ容量が足りなくなるのは当然ですよね。
もうひとつ、ぜひやってほしいのがストレージセンサーの有効化と、配信の最適化のオフ(またはLAN限定)です。この2つの設定変更は30秒で終わりますが、今後発生する容量問題の半分以上を未然に防いでくれます。難しいコマンドもスクリプトも要りません。設定を2箇所変えるだけ。これだけで「なんか知らないけどCドライブが勝手に減る」という現象はほぼ解消できます。
DISMコマンドやWindows.edbの再構築、タスクスケジューラによる自動化なんかは、ぶっちゃけ興味がある人だけやればいい。大事なのは「やるべきことの優先順位」で、優先度の高い対策を3つだけ確実にやるほうが、10個の対策を中途半端にやるより何倍も効果的です。迷ったら「hiberfil.sys縮小」「ストレージセンサーON」「配信の最適化制限」、この3つからやってください。それだけで、もうストレージ容量に振り回される日々とはおさらばできるはずです。
Windows11のストレージ容量が勝手に減ることに関するよくある質問
何もインストールしていないのにCドライブの容量が減り続けるのは故障ですか?
故障ではありません。Windows11はバックグラウンドでOS更新の一時ファイル、ログファイル、シャドウコピー、ブラウザキャッシュなどを常に生成しています。これは正常な動作です。ストレージセンサーを有効にするか、月に1回程度のディスククリーンアップを実施すれば、容量の減少を最小限に抑えられます。ただし、1日に数GB以上の急激な減少がある場合は、マルウェアやソフトウェアの異常動作の可能性もあるので、ウイルススキャンとWizTreeなどでの使用状況チェックをおすすめします。
ストレージ設定を開こうとしたらパスワードを求められるようになったのはなぜですか?
これは2026年2月のWindowsアップデート(KB5074105)で導入されたセキュリティ強化によるものです。「設定」→「システム」→「ストレージ」を開く際にUACプロンプトが表示されるようになりました。管理者アカウントでログインしている場合は「はい」をクリックするだけで通過できます。標準ユーザーアカウントの場合は管理者のパスワードが必要です。バグではなくMicrosoftの意図的な仕様変更なので、この動作を無効にする設定は現在提供されていません。
WinSxSフォルダが巨大なのですが直接削除しても大丈夫ですか?
絶対にやめてください。WinSxSフォルダはWindowsのコンポーネントストアであり、OSの基幹部分です。手動で中身を削除するとシステムが起動しなくなったり、アップデートが適用できなくなったりする深刻な問題を引き起こします。WinSxSフォルダの縮小には必ず「DISM.exe /Online /Cleanup-Image /StartComponentCleanup」コマンドを使ってください。これがMicrosoftが公式にサポートしている唯一の安全な方法です。
hiberfil.sysを消しても高速スタートアップは使えますか?
使えなくなります。高速スタートアップはhiberfil.sysを利用してカーネルの状態を保存する仕組みなので、休止状態を完全に無効化するとこの機能もオフになります。ただし、「powercfg /h /type reduced」コマンドを使えば、高速スタートアップに必要な最小サイズ(RAMの約20%)までファイルを縮小でき、高速スタートアップを維持しつつ大幅な容量節約が可能です。最新のNVMe SSDを使っていれば高速スタートアップの有無による起動時間の差はごくわずかなので、ストレージが逼迫しているなら無効化してしまうのもひとつの手です。
ディスクのプロパティで表示される使用量とファイルの合計サイズが一致しないのはなぜですか?
これはよくある現象で、いくつかの原因が考えられます。隠しファイル(hiberfil.sys、pagefile.sys、swapfile.sys)はエクスプローラーの通常設定では表示されませんが、ディスク容量は消費しています。また、システムの復元ポイントやシャドウコピーは通常のファイル一覧には表示されませんが、実際にはディスク容量を占めています。さらにNTFSのファイルシステム情報そのものやMFTも容量を使います。WizTreeなどのツールを管理者権限で実行すれば、隠しファイルを含めた正確な容量内訳を把握できます。
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まとめ
Windows11のストレージ容量が勝手に減る現象は、多くの場合、Windows Updateの残骸、WinSxSフォルダの肥大化、hiberfil.sysやpagefile.sysといった隠しシステムファイル、シャドウコピーの膨張などが複合的に原因となっています。2026年2月のアップデートでストレージ設定へのアクセスに管理者権限が必要になったことで、対処の仕方も変わっています。
まずはストレージセンサーの有効化とクリーンアップの推奨事項の確認から始め、それでも解消しない場合はディスククリーンアップの「システムファイルのクリーンアップ」、DISMコマンドによるWinSxSの縮小、hiberfil.sysの無効化または縮小、シャドウコピーの上限設定へと段階的に進めてください。容量の犯人を特定するにはWizTreeやTreeSizeといった専用ツールの活用が確実です。そして長期的には、保存先のドライブ変更やOneDriveのファイルオンデマンド活用、必要に応じたSSDの換装も視野に入れましょう。正しい知識と手順を知っていれば、ストレージ容量の悩みは必ず解決できます。ぜひこの記事を参考に、今日からあなたのパソコンの容量管理を見直してみてください。






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