パソコンを使っていると、ファイルが大きすぎて開けないことがありますよね。特に、何万行ものデータが入ったテキストファイルやCSVファイルは、メモ帳やExcelでは開くのも一苦労。そんなときに便利なのが、Windowsに標準で搭載されている「PowerShell」です。今回は、PowerShellを使って、テキストファイルを指定した行数ごとに分割する方法をご紹介します。
PowerShellって何？
Windowsのイメージ
PowerShell（パワーシェル）は、Windowsに最初から入っているコマンドラインツールです。難しそうに聞こえるかもしれませんが、実はとても便利で、ファイルの操作やシステムの管理など、さまざまな作業を簡単にこなすことができます。
なぜPowerShellでファイルを分割するのか？
例えば、1GB以上の大きなテキストファイルをメモ帳で開こうとすると、「ファイルが大きすぎて開けません」と表示されてしまいます。そんなとき、PowerShellを使ってファイルを小さく分割すれば、無理なく開いて編集することができます。
PowerShellでファイルを分割する方法
それでは、実際にPowerShellを使ってファイルを分割してみましょう。以下の手順で進めていきます。
PowerShellを起動する
まず、PowerShellを起動します。スタートメニューを開き、「PowerShell」と検索して、表示された「Windows PowerShell」をクリックしてください。
分割したいファイルを準備する
分割したいテキストファイル（例えば「sample.txt」）を、わかりやすい場所に保存してください。ここでは、ファイルが「C:\Users\ユーザー名\Documents」に保存されていると仮定します。
分割する行数を決める
次に、1つのファイルに何行ずつ保存するかを決めます。例えば、100行ごとに分割する場合は、以下のように設定します。
PowerShellでコマンドを実行する
以下のコマンドをPowerShellに入力して実行します。
$i=0; Get-Content "C:\Users\ユーザー名\Documents\sample.txt" -ReadCount 100 | % {$_ | Out-File "C:\Users\ユーザー名\Documents\sample_$i.txt"; $i++}
このコマンドは、`sample.txt`を100行ごとに分割し、`sample_0.txt`、`sample_1.txt`、`sample_2.txt`…と連番のファイルを作成します。
分割後のファイルを確認する
指定したフォルダ（この場合は「C:\Users\ユーザー名\Documents」）に、分割されたファイルが作成されていることを確認してください。
注意点
- ファイルのパスや名前は、実際のものに合わせて変更してください。
- 分割する行数（-ReadCount）は、必要に応じて調整してください。
- 分割後のファイル名（sample_$i.txt）は、他のファイルと重複しないように注意してください。
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まとめ
PowerShellを使えば、難しいソフトをインストールしなくても、大きなテキストファイルを簡単に分割することができます。これで、ファイルが大きすぎて開けないといった問題も解決できますね。
他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。
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