パソコンが遅くなったり、動作が不安定になったりしたとき、原因の一つとしてシステムファイルの破損が考えられます。そんなときに役立つのが、Windowsに標準搭載されている「DISM(ディスム)」というツールです。今回は、初心者の方でもわかりやすく、PowerShellを使ってDISMを実行する方法をご紹介します。
DISMとは?
DISMは「Deployment Image Servicing and Management」の略で、Windowsのシステムイメージを管理・修復するためのツールです。システムイメージとは、Windowsの動作に必要なファイルや設定が含まれたファイルのことです。DISMを使うことで、これらのファイルの破損や不整合を修復できます。
PowerShellとは?
PowerShellは、Windowsに標準で搭載されているコマンドラインツールで、システムの管理や自動化に使われます。コマンドプロンプト(CMD)よりも多機能で、スクリプトを使った高度な操作も可能です。初心者の方でも、基本的なコマンドを覚えることで、パソコンのトラブルシューティングや管理がしやすくなります。
DISMをPowerShellで実行する方法
まずは、PowerShellを管理者権限で起動しましょう。
- スタートメニューを右クリックし、「Windows PowerShell(管理者)」を選択します。
- 「ユーザーアカウント制御」が表示されたら、「はい」をクリックします。
次に、DISMを実行します。
- PowerShellが起動したら、以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
このコマンドは、現在使用中のWindowsのシステムイメージを修復するものです。実行には時間がかかる場合がありますので、完了するまでお待ちください。
DISMのコマンドオプションについて
DISMにはいくつかのコマンドオプションがあります。主なものを紹介します。
- /Online現在使用中のWindowsを対象にするオプションです。
- /Cleanup-Imageシステムイメージのクリーンアップを行うオプションです。
- /ScanHealthシステムイメージの健康状態をスキャンするオプションです。
- /CheckHealthシステムイメージの健康状態を確認するオプションです。
- /RestoreHealthシステムイメージの不整合を修復するオプションです。
これらのオプションを組み合わせて使用することで、より詳細な修復が可能です。
このサイトをチップで応援
DISMとSFCの違い
DISMとSFC(System File Checker)は、どちらもWindowsのシステムファイルを修復するツールですが、役割が異なります。
- SFCシステムファイルの破損を検出し、修復します。主にローカルのキャッシュを使用します。
- DISMシステムイメージの破損を検出し、修復します。Windows Updateを利用して必要なファイルをダウンロードします。
一般的には、DISMでシステムイメージを修復した後に、SFCを実行することで、より確実な修復が期待できます。
よくある質問
Q1: DISMの実行に時間がかかるのは正常ですか?
はい、DISMの実行には時間がかかることがあります。特にインターネットから必要なファイルをダウンロードする場合は、回線速度やPCの性能によって時間が変動します。完了するまでお待ちください。
Q2: DISMのコマンドを間違えて入力した場合、どうなりますか?
コマンドを間違えて入力しても、PowerShellはエラーメッセージを表示します。表示されたエラーメッセージを確認し、正しいコマンドを再度入力してください。
Q3: DISMを実行しても問題が解決しない場合、どうすればよいですか?
DISMで修復できない場合は、SFCを実行してみてください。それでも解決しない場合は、システムの復元や、最終的にはWindowsの再インストールを検討する必要があります。
まとめ
DISMは、Windowsのシステムイメージを修復する強力なツールです。PowerShellを使って簡単に実行できます。パソコンの調子が悪いと感じたら、まずはDISMを試してみましょう。それでも問題が解決しない場合は、SFCやシステムの復元を検討してください。
他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。



コメント