PowerShellは、Windowsに標準で搭載されている強力なコマンドラインツールです。今回は、PowerShellを使ってEXEファイルを実行する方法を、初心者の方にもわかりやすく解説します。
PowerShellとは？
Windowsのイメージ
PowerShellは、Microsoftが開発したコマンドラインシェルで、システム管理や自動化に特化しています。従来のコマンドプロンプト（cmd.exe）よりも多機能で、スクリプトを使って複雑な操作も簡単に行えます。
EXEファイルをPowerShellで実行する基本的な方法
PowerShellでEXEファイルを実行するには、以下の方法があります。
フルパスを指定して実行する
EXEファイルのフルパスを指定して実行する方法です。例えば、メモ帳を開く場合は以下のように入力します。
& "C:\Windows\System32\notepad.exe"
この方法では、ファイルの場所に関係なく確実に実行できます。
カレントディレクトリを変更して実行する
まず、EXEファイルがあるディレクトリに移動し、その後実行する方法です。
cd "C:\Program Files\MyApp"
.\MyApp.exe
この方法は、複数のEXEファイルをまとめて実行したい場合に便利です。
引数を指定して実行する
EXEファイルに引数を渡して実行する方法です。例えば、インストール時に設定ファイルを指定する場合は以下のように入力します。
Start-Process -FilePath "C:\Setup.exe" -ArgumentList "/S /f1C:\setup.iss"
この方法は、インストールや設定を自動化する際に役立ちます。
PowerShellでEXEファイルを実行する際の注意点
PowerShellでEXEファイルを実行する際には、以下の点に注意してください。
- 管理者権限が必要な場合一部の操作には管理者権限が必要です。PowerShellを右クリックし、「管理者として実行」を選択してください。
- ファイルパスにスペースが含まれる場合ファイルパスにスペースが含まれるときは、パス全体を二重引用符（”）で囲んでください。
- セキュリティ設定スクリプトの実行が制限されている場合があります。実行ポリシーを確認するには、以下のコマンドを入力してください。
Get-ExecutionPolicy
- 実行ポリシーの変更スクリプトの実行を許可するには、以下のコマンドを入力してください。
Set-ExecutionPolicy RemoteSigned
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まとめ
PowerShellを使ってEXEファイルを実行する方法は、基本的なコマンドを覚えることで簡単に行えます。管理者権限や引数の指定など、少し高度な操作も可能です。これらの方法を活用して、日常の作業を効率化してみてください。
他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。
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