初心者でもわかる!Windows PowerShellスクリプトの書き方と実行方法
PowerShell(パワーシェル)って、なんだか難しそうに感じますよね。でも、実はとっても便利で、パソコンの作業をぐんと効率化できるツールなんです。今回は、そんなPowerShellを初心者の方にもわかりやすく、親しみやすい言葉で解説します。これを読めば、スクリプトを書くのが楽しみになるかもしれませんよ!
PowerShellって何?

Windowsのイメージ
PowerShellは、Windowsに標準で搭載されているコマンドラインツールです。コマンドプロンプトと似ていますが、より多機能で、システムの管理や自動化に役立ちます。例えば、毎日同じ作業を繰り返しているなら、その作業をPowerShellのスクリプトで自動化することができます。
スクリプトって何?
スクリプトとは、複数の命令をまとめて記述したファイルのことです。PowerShellでは、拡張子が「.ps1」のファイルがスクリプトファイルとなります。これを使うことで、手動で行っていた作業を自動化できるんです。
スクリプトの書き方
まずは、簡単なスクリプトを作ってみましょう。
- スタートメニューを開き、「PowerShell ISE」と検索して起動します。
- エディタ部分に以下のコードを入力します
Write-Host "こんにちは、PowerShell!"
- 「ファイル」→「名前を付けて保存」で、ファイル名を「hello.ps1」として保存します。
- 保存したファイルをダブルクリックで実行すると、コンソールに「こんにちは、PowerShell!」と表示されます。
これで、最初のスクリプトが完成です!
スクリプトの実行方法
スクリプトを実行する前に、実行ポリシーを変更する必要があります。これは、セキュリティ上の理由から、デフォルトではスクリプトの実行が制限されているためです。
- PowerShellを管理者として起動します。
- 以下のコマンドを入力して、実行ポリシーを変更します
Set-ExecutionPolicy RemoteSigned
- 確認のメッセージが表示されたら、「Y」を入力してEnterキーを押します。
- これで、ローカルで作成したスクリプトが実行できるようになります。
スクリプトを使ってみよう!
次に、実際にファイルの一覧を取得するスクリプトを作ってみましょう。
- PowerShell ISEで新しいスクリプトを作成します。
- 以下のコードを入力します
Get-ChildItem -Path "C:\Users\Public" | Select-Object Name, Length, LastWriteTime
- このスクリプトは、「C:\Users\Public」フォルダ内のファイル名、サイズ、最終更新日時を一覧で表示します。
- ファイルを保存し、実行すると、指定したフォルダ内のファイル情報が表示されます。
コマンドプロンプトは、基本的なコマンドを実行するためのツールです。一方、PowerShellは、より高度な操作や自動化が可能で、オブジェクト指向の概念を取り入れています。これにより、複雑な処理も簡単に行うことができます。
エラーの内容によりますが、まずは実行ポリシーが適切に設定されているか確認してください。また、スクリプトのパスやファイル名に誤りがないかもチェックしてみてください。
他の人が作成したスクリプトを使用する際は、信頼できるソースから取得したものか確認してください。特に、インターネットからダウンロードしたスクリプトは、実行前に内容を確認し、信頼できるものであることを確認してください。
PowerShellは、日常的な作業を自動化し、効率化するための強力なツールです。最初は難しく感じるかもしれませんが、少しずつ学んでいけば、どんどん便利に使いこなせるようになります。まずは、簡単なスクリプトから始めて、少しずつステップアップしていきましょう。
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