パソコンを使っていると、「なんだか動きが遅いな」「アプリが開かない」「画面がフリーズする」といった不具合に遭遇することがあります。そんなとき、タスクマネージャーを開いてみると、ディスク使用率が100％になっていることがあります。これは、パソコンの動作が遅くなる原因の一つです。今回は、初心者の方でもできる簡単な対処法をご紹介します。
ディスク使用率100％の原因とは？
Windowsのイメージ
ディスク使用率が100％になる原因は、いくつか考えられます。主なものは以下の通りです。
- SuperFetch（SysMain）という機能が原因となることがあります。これは、よく使うアプリケーションを事前にメモリに読み込むことで、起動を速くするための機能ですが、これが過剰に動作するとディスク使用率が高くなることがあります。
- OneDriveなどのクラウドサービスがバックグラウンドで動作していると、同期処理がディスク使用率を上げる原因となることがあります。
- 常駐ソフトウェアやウイルス対策ソフトがバックグラウンドで動作していると、ディスクに負荷をかけることがあります。
- Windows Updateがバックグラウンドで動作していると、ディスク使用率が高くなることがあります。
- ハードディスクの物理的な故障やウイルス感染が原因となることもあります。
ディスク使用率100％を改善するための対処法
それでは、ディスク使用率100％を改善するための具体的な対処法をご紹介します。
パソコンを再起動する
まず最初に試していただきたいのが、パソコンの再起動です。再起動することで、一時的なキャッシュファイルなどがクリアされ、ディスク使用率が改善されることがあります。
SuperFetch（SysMain）を無効にする
SuperFetch（SysMain）は、よく使うアプリケーションを事前にメモリに読み込むことで、起動を速くするための機能ですが、これが過剰に動作するとディスク使用率が高くなることがあります。以下の手順で無効にすることができます。
- スタートボタンを右クリックし、「コンピューターの管理」を選択します。
- 「サービスとアプリケーション」から「サービス」を選択します。
- サービス一覧から「Superfetch」または「SysMain」を探し、ダブルクリックします。
- 「スタートアップの種類」を「無効」に設定し、「停止」をクリックします。
- 「適用」をクリックし、「OK」をクリックします。
OneDriveの同期を停止する
OneDriveがバックグラウンドで同期を行っていると、ディスク使用率が高くなることがあります。以下の手順で同期を停止することができます。
- タスクバーの右下にあるOneDriveのアイコンを右クリックします。
- 「設定」を選択します。
- 「アカウント」タブを選択し、「このPCのリンクを解除」をクリックします。
- 確認のメッセージが表示されたら、「リンク解除」をクリックします。
不要な常駐ソフトウェアを無効にする
パソコンの起動時に自動で起動する不要なソフトウェアがあると、ディスク使用率が高くなることがあります。以下の手順で確認し、不要なソフトウェアを無効にすることができます。
- タスクバーを右クリックし、「タスクマネージャー」を選択します。
- 「スタートアップ」タブを選択します。
- 不要なソフトウェアを右クリックし、「無効にする」を選択します。
Windows Updateを手動で実行する
Windows Updateがバックグラウンドで動作していると、ディスク使用率が高くなることがあります。以下の手順で手動で実行することができます。
- スタートボタンをクリックし、「設定」を選択します。
- 「更新とセキュリティ」を選択します。
- 「Windows Update」を選択し、「更新プログラムの確認」をクリックします。
- 表示される指示に従って、更新プログラムをインストールします。
ディスクのエラーチェックを行う
ハードディスクにエラーがあると、ディスク使用率が高くなることがあります。以下の手順でエラーチェックを行うことができます。
- 「PC」を開き、チェックしたいドライブを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
- 「ツール」タブを選択し、「エラーチェック」の「チェック」をクリックします。
- 表示される指示に従って、エラーチェックを実行します。
セーフモードで起動する
セーフモードで起動すると、必要最低限のドライバーとサービスのみが読み込まれるため、問題の原因を特定しやすくなります。以下の手順でセーフモードで起動することができます。
- スタートボタンをクリックし、「設定」を選択します。
- 「更新とセキュリティ」を選択します。
- 「回復」を選択し、「今すぐ再起動」をクリックします。
- 再起動後、「オプションの選択」画面で「トラブルシューティング」を選択します。
- 「詳細オプション」を選択し、「スタートアップ設定」を選択します。
- 「再起動」をクリックし、再起動後に表示されるオプションで「セーフモード」を選択します。
よくある質問
Q. パソコンが重い時にタスクマネージャーを開く方法は？
A. キーボードの「Ctrl」＋「Shift」＋「Esc」を同時に押すと、タスクマネージャーが開きます。
Q. Windows 11のタスクマネージャー効率モードとは？
A. 効率モードとは、バックグラウンドで実行されるタスクに対して効果がある、プロセスの使用を制限したり優先度を下げることにより、省電力やパソコンのパフォーマンス向上を目的とした機能です。
Q. ディスク使用率が100％でもパソコンが正常に動作している場合は？
A. 一時的な高負荷であれば問題ありませんが、長時間続く場合や頻繁に発生する場合は、上記の対処法を試してみてください。
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まとめ
ディスク使用率が100％になると、パソコンの動作が遅くなり、作業に支障をきたすことがあります。しかし、上記の対処法を試すことで、多くの場合改善が期待できます。もし、これらの対処法を試しても改善しない場合は、専門のサポートに相談することをおすすめします。
他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。
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