突然、業務で使用している共有フォルダにアクセスできなくなった経験はありませんか?特に、Windows 11を使用している場合、アップデート後に「ネットワークパスが見つかりません」や「組織のセキュリティポリシーによって非認証のゲスト アクセスがブロックされているため、この共有フォルダーにアクセスできません」といったエラーメッセージが表示されることがあります。これらの問題は、セキュリティ強化や設定変更が原因で発生することが多く、放置すると業務に支障をきたす可能性があります。
本記事では、これらのエラーの原因を深掘りし、安全かつ効果的な対処法を初心者にもわかりやすく解説します。共有フォルダへのアクセス問題を解決し、業務の生産性を取り戻しましょう。
共有フォルダにアクセスできない主な原因とその仕組み
Windows 11で共有フォルダにアクセスできない原因は、主に以下の3つに分類されます。
セキュリティポリシーの変更による制限
Windows 11 バージョン24H2以降、セキュリティ強化のため、ゲストログオン(パスワード未設定の共有フォルダへのアクセス)がデフォルトで無効化されました。これにより、パスワード設定されていない共有フォルダにはアクセスできなくなります。
SMBプロトコルの非互換性
SMB(Server Message Block)プロトコルは、ネットワーク上でファイル共有を行うための通信規格です。Windows 11では、古いバージョンのSMB(特にSMB 1.0)が無効化されており、これにより古いNASやWindows 7などのデバイスとの互換性が失われることがあります。
ネットワーク設定やアクセス権限の不備
ネットワーク設定や共有フォルダのアクセス権限が適切に設定されていない場合、アクセスが拒否されることがあります。特に、ファイアウォールやセキュリティソフトが通信をブロックしている場合、接続ができなくなることがあります。
Windows 11で共有フォルダにアクセスできない場合の最適な対処法
以下に、各原因に対する具体的な対処法を順を追って解説します。
共有フォルダにパスワードを設定する
最も安全で推奨される方法は、共有フォルダにパスワードを設定することです。これにより、セキュリティが強化され、アクセス制限が適切に行われます。設定方法は以下の通りです
- 共有したいフォルダを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
- 「共有」タブをクリックし、「詳細な共有」を選択します。
- 「このフォルダーを共有する」にチェックを入れ、「アクセス許可」をクリックします。
- 「Everyone」を選択し、「フルコントロール」にチェックを入れます。
- 「OK」をクリックして設定を保存します。
接続先デバイスにユーザーアカウントを設定する
接続先のデバイス(共有元)に、アクセス元PCで使用しているユーザーアカウントとパスワードを設定することで、認証エラーを回避できます。設定方法は以下の通りです
- 接続先デバイスで「コンピューターの管理」を開きます。
- 「ローカルユーザーとグループ」→「ユーザー」を選択し、「新しいユーザー」をクリックします。
- ユーザー名とパスワードを入力し、「作成」をクリックします。
- 作成したユーザーアカウントを選択し、「プロパティ」をクリックします。
- 「グループメンバーシップ」タブで「Administrators」を選択し、「OK」をクリックします。
セキュリティポリシーを変更する(Windows 11 Proの場合)
Windows 11 Proでは、グループポリシーエディターを使用してセキュリティポリシーを変更できます。以下の手順で設定を変更します
- 「ファイル名を指定して実行」を開き、「gpedit.msc」と入力して「OK」をクリックします。
- 「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「ネットワーク」→「Lanman ワークステーション」を選択します。
- 「安全でないゲスト ログオンを有効にする」をダブルクリックし、「有効」を選択して「OK」をクリックします。
- 「Microsoft ネットワーク クライアント常に通信にデジタル署名を行う」をダブルクリックし、「無効」を選択して「OK」をクリックします。
レジストリを編集する(Windows 11 Homeの場合)
Windows 11 Homeでは、レジストリエディターを使用して設定を変更します。以下の手順で設定を変更します
- 「ファイル名を指定して実行」を開き、「regedit」と入力して「OK」をクリックします。
- 「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LanmanWorkstation\Parameters」に移動します。
- 右クリックで「新規」→「DWORD(32ビット)値」を選択し、「AllowInsecureGuestAuth」と入力します。
- 「AllowInsecureGuestAuth」をダブルクリックし、「値のデータ」を「1」に設定します。
- 同様に「RequireSecuritySignature」を新規作成し、「値のデータ」を「0」に設定します。
SMB 1.0を有効にする(必要な場合のみ)
古いNASやWindows 7との互換性のために、SMB 1.0を有効にすることがあります。以下の手順で設定を変更します
- 「Windowsの機能の有効化または無効化」を開きます。
- 「SMB 1.0/CIFS ファイル共有サポート」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。
- PCを再起動して設定を反映させます。
ファイアウォールやセキュリティソフトの設定を確認する
ファイアウォールやセキュリティソフトが原因でアクセスできない場合があります。以下の手順で設定を確認します
- 「Windows Defender ファイアウォール」を開きます。
- 「アプリまたは機能をWindows Defender ファイアウォールで許可する」をクリックします。
- 「ファイルとプリンターの共有」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。
共有フォルダにアクセスできない場合のよくある質問とその回答
Q1: Windows 11 Homeでもグループポリシーエディターは使用できますか?
A1: Windows 11 Homeエディションにはグループポリシーエディターが標準で搭載されていません。そのため、レジストリエディターを使用して設定を変更する必要があります。
Q2: SMB 1.0を有効にするとセキュリティ上のリスクはありますか?
はい、SMB 1.0は古いプロトコルであり、セキュリティ上のリスクが存在します。可能であれば、SMB 2.0以降を使用することを推奨します。
Q3: 上記の対処法を試してもアクセスできない場合、どうすればよいですか?
上記の対処法を試しても問題が解決しない場合、専門のデータ復旧業者に相談することを検討してください。データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。
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まとめ
Windows 11で「共有フォルダにアクセスできない」問題は、セキュリティポリシーの変更やSMBプロトコルの非互換性、ネットワーク設定やアクセス権限の不備など、複数の要因が絡んでいます。上記の対処法を順に試すことで、多くのケースで問題を解決できます。しかし、自己対応が難しい場合やデータの安全性が懸念される場合は、専門のデータ復旧業者に相談することを強くおすすめします。
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