Windowsのバッテリー充電を80％に設定する方法とそのメリット

パソコンを長く使いたい、バッテリーの寿命を延ばしたいと思っているあなたに朗報です。実は、充電を「80％まで」に制限することで、バッテリーの寿命を大幅に延ばすことができるんです。今回は、その方法と注意点について、初心者にもわかりやすくお伝えします。

なぜ「80％充電」がバッテリーに良いのか？
パソコンのメーカー別！80％充電設定方法
注意点と補足情報
よくある質問や疑問
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

なぜ「80％充電」がバッテリーに良いのか？

Windowsのイメージ

リチウムイオンバッテリーは、満充電（100％）や過放電（0％）を繰り返すと、劣化が早まります。特に、長時間電源に接続したままだと、バッテリーは常に高温状態になり、寿命が短くなってしまうんです。

そこで登場するのが「80％充電モード」。これを設定することで、バッテリーへの負担を減らし、長持ちさせることができます。

パソコンのメーカー別！80％充電設定方法

各メーカーによって設定方法が異なります。以下に代表的なメーカーの設定方法をご紹介します。

VAIOの場合

VAIOには「いたわり充電モード」が搭載されています。これを有効にすると、バッテリーの充電が80％までに制限され、劣化を防ぐことができます。

手順は以下の通りです

スタートメニューから「VAIOの設定」を開く
「電源・バッテリー」セクションを選択
「いたわり充電」の項目で「80％充電」を選択
設定を保存して終了

Dynabook（旧東芝）

Dynabookでは「ecoユーティリティ」を使用して充電制限が可能です。

手順は以下の通りです

スタートメニューから「ecoユーティリティ」を開く
「バッテリー充電モード」の項目で「80％充電モード」を選択
設定を保存して終了

HPの場合

HPの一部モデルでは、BIOS設定でバッテリー充電制限が可能です。

手順は以下の通りです

パソコンを再起動し、BIOS画面に入る（通常は起動時にF10キーを連打）
「詳細設定（Advanced）」タブを選択
「電源管理オプション（Power Management Options）」を選択
「バッテリの状態を最適化する（Maximize my battery health）」を選択
設定を保存して終了

Surfaceの場合

Surfaceでは、Surfaceアプリから充電制限が可能です。

手順は以下の通りです

スタートメニューから「Surfaceアプリ」を開く
「バッテリー & 充電」セクションを選択
「充電モード」の項目で「80％に制限」を選択
設定を保存して終了

Acerの場合

Acerの一部モデルでは、「Acer Care Center」から充電制限が可能です。

手順は以下の通りです

スタートメニューから「Acer Care Center」を開く
「チェックアップ」セクションを選択
「バッテリーの充電制限」の項目で「80％充電」を選択
設定を保存して終了

注意点と補足情報

バッテリー駆動時間の短縮充電上限を80％に設定すると、バッテリー駆動時間が短くなります。頻繁に外出先で使用する場合は、100％充電に戻すことを検討してください。
設定のリセット一部のモデルでは、パソコンの再起動やBIOS設定の変更により、充電制限がリセットされることがあります。定期的に設定を確認してください。
フリーソフトの使用一部のユーザーは、フリーソフトを使用して充電制限を試みていますが、公式の方法を使用することを推奨します。