パソコンを使っていると、「バッテリーの持ちが悪くなったなぁ」と感じること、ありませんか？ そんなとき、実はWindowsに標準で搭載されている「Battery report（バッテリーレポート）」という機能を使うことで、バッテリーの状態を簡単に確認できるんです。今回は、この機能の使い方と、バッテリーを長持ちさせるためのコツをご紹介します。
Battery reportって何？
Windowsのイメージ
「Battery report」とは、Windowsに標準で搭載されている機能で、バッテリーの状態を詳細にレポートとして出力してくれるものです。これを使うことで、バッテリーの劣化具合や使用履歴を把握することができます。
Battery reportの確認方法
まずは、実際に「Battery report」を確認してみましょう。以下の手順で簡単に確認できます。
- キーボードの「Windows」キーと「R」キーを同時に押して、「ファイル名を指定して実行」を開きます。
- 「cmd」と入力し、「OK」をクリックしてコマンドプロンプトを開きます。
- コマンドプロンプトに「powercfg /batteryreport」と入力し、Enterキーを押します。
- レポートが生成されると、保存場所のパスが表示されます。表示されたパスを開き、「battery-report.html」ファイルをダブルクリックして開きます。
これで、バッテリーの状態を確認することができます。
レポートの見方
レポートを開くと、「Installed Batteries（搭載バッテリー）」という項目があります。ここに、以下の情報が表示されます。
- DESIGN CAPACITY購入時のフル充電容量（mWh）
- FULL CHARGE CAPACITY現在のフル充電容量（mWh）
例えば、購入時の容量が「30000mWh」で、現在の容量が「24000mWh」の場合、劣化率は「20%」となります。一般的に、劣化率が「50%」を下回ると、バッテリーの交換を検討する目安とされています。
バッテリーを長持ちさせるコツ
バッテリーを長持ちさせるためには、以下のポイントに注意しましょう。
- 充電は80%までに抑えるリチウムイオンバッテリーは、満充電（100%）や過放電（0%）を繰り返すと劣化が早まります。充電は80%程度で止めると良いでしょう。
- 高温・多湿を避けるバッテリーは高温や多湿の環境で劣化が進みます。直射日光の当たる場所や湿気の多い場所での使用は避けましょう。
- 長期間使用しない場合は50%の充電状態で保管長期間使用しない場合は、バッテリー残量を50%程度にしてから保管すると、劣化を抑えることができます。
- 純正の充電器を使用する非純正の充電器を使用すると、電圧が不安定になり、バッテリーの劣化を早める可能性があります。必ず純正の充電器を使用しましょう。
よくある質問
バッテリーの劣化具合はどのように確認できますか？
「Battery report」を使用することで、バッテリーの劣化具合を確認できます。レポート内の「DESIGN CAPACITY」と「FULL CHARGE CAPACITY」を比較することで、劣化率を把握できます。
バッテリーの交換時期はいつですか？
一般的に、「FULL CHARGE CAPACITY」が「DESIGN CAPACITY」の50%を下回ると、バッテリーの交換を検討する目安とされています。
バッテリーの寿命を延ばすためにはどうすれば良いですか？
バッテリーの寿命を延ばすためには、充電を80%までに抑える、高温・多湿を避ける、長期間使用しない場合は50%の充電状態で保管する、純正の充電器を使用するなどのポイントに注意しましょう。
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まとめ
Windowsには、バッテリーの状態を簡単に確認できる「Battery report」という機能が標準で搭載されています。これを活用することで、バッテリーの劣化具合を把握し、適切なタイミングでの交換や使用方法の見直しが可能です。バッテリーを長持ちさせるためには、充電方法や使用環境に注意し、日々の使い方を工夫することが大切です。
他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。
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