パソコンの設定で「hostsファイル」を編集したのに、なぜか「ping」でホスト名が通らない…。そんな経験はありませんか?今回は、初心者の方にもわかりやすく、なぜ反映されないのか、その原因と解決方法をお伝えします。
hostsファイルとは?
まず、hostsファイルとは、パソコンがインターネット上のサイトを探すときに使う「住所録」のようなものです。例えば、「example.com」というサイトにアクセスしたいとき、通常はDNS(ドメインネームシステム)という仕組みを使って、そのサイトの「IPアドレス」を調べます。しかし、hostsファイルに「example.com」と「192.168.1.1」という情報を記載しておくと、パソコンはDNSを使わずに直接そのIPアドレスを参照します。
pingが通らない原因とその対処法
では、hostsファイルを編集してもpingが通らない場合、どんな原因が考えられるのでしょうか?
hostsファイルの編集ミス
例えば、「example.com 192.168.1.1」と記載すべきところを、「example.com192.168.1.1」と記載してしまうと、正しく認識されません。記載する際は、IPアドレスとホスト名の間に「半角スペース」を入れることを忘れないようにしましょう。
メモ帳を管理者として実行していない
hostsファイルはシステムファイルのため、通常の方法で編集しようとすると「保存できない」ことがあります。編集する際は、メモ帳を「管理者として実行」し、hostsファイルを開いて編集・保存してください。
DNSキャッシュが残っている
パソコンは、以前に調べたサイトの情報を一時的に保存しています。この「DNSキャッシュ」が残っていると、hostsファイルの変更が反映されないことがあります。以下の手順でキャッシュをクリアしましょう。
- スタートメニューを開き、「cmd」と入力してコマンドプロンプトを開きます。
- コマンドプロンプトで「ipconfig /flushdns」と入力し、Enterキーを押します。
- 「DNS リゾルバー キャッシュは正常にフラッシュされました」と表示されれば完了です。
hostsファイルの位置が正しくない
hostsファイルは、以下の場所にあります。
C:WindowsSystem32driversetchosts
この場所に「hosts.txt」などの別名で保存してしまうと、正しく認識されません。必ず「hosts」という名前で保存してください。
ファイアウォールの設定
Windowsのファイアウォールが原因でpingが通らないことがあります。特に、Windows 10ではデフォルトでpingに応答しない設定になっていることがあります。以下の手順で設定を確認・変更しましょう。
- スタートメニューから「設定」を開きます。
- 「更新とセキュリティ」→「Windows セキュリティ」→「ファイアウォールとネットワーク保護」を選択します。
- 「詳細設定」をクリックし、「受信の規則」を選択します。
- 「ファイルとプリンターの共有(エコー要求 – ICMPv4受信)」の規則を右クリックし、「有効化」を選択します。
pingが通らない場合の確認方法
pingが通らない場合、以下の方法で確認できます。
- コマンドプロンプトを開き、「ping example.com」と入力し、Enterキーを押します。
- 表示されたIPアドレスが、hostsファイルに記載したものと一致していれば、設定は反映されています。
- 一致しない場合、上記の原因と対処法を確認してください。
よくある質問や疑問
Q1: hostsファイルの編集後、パソコンを再起動する必要はありますか?
通常、再起動は不要ですが、設定が反映されない場合は再起動を試みてください。
Q2: 他のパソコンでも同じ設定を反映させるにはどうすればよいですか?
各パソコンのhostsファイルに同じ内容を記載する必要があります。
Q3: hostsファイルの編集はどのような場合に使用しますか?
サーバー移行前の確認や、特定のサイトへのアクセス制限など、様々な場面で使用します。
まとめ
hostsファイルの編集は、パソコンの挙動を一時的に変更する強力な手段ですが、正しく設定しないと意図した通りに動作しません。今回ご紹介した原因と対処法を確認し、再度設定を見直してみてください。それでも解決しない場合は、専門家に相談することをおすすめします。
他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。



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