パソコンの画面を録画したいけれど、毎回手動で操作するのは面倒ですよね。特に、定期的に同じ作業を録画したい場合、自動化できれば時間も手間も大幅に削減できます。そこで今回は、Windowsに備わっている「タスクスケジューラ」を使って、画面録画を自動化する方法をご紹介します。
タスクスケジューラとは?
まず、「タスクスケジューラ」という言葉を聞いたことがない方もいらっしゃるかもしれません。簡単に言うと、タスクスケジューラは「指定した時間や条件で、パソコンに自動で作業をさせる機能」です。
例えば、「毎日午前9時にパソコンを起動して、特定のアプリを立ち上げる」といったことを自動で行ってくれるのです。これを使えば、画面録画も自動化できるのです。
画面録画を自動化する手順
では、実際に画面録画を自動化する方法を見ていきましょう。
タスクスケジューラを開く
まず、タスクスケジューラを開きます。
- キーボードの「Windows」キーと「R」キーを同時に押します。
- 表示された「ファイル名を指定して実行」ダイアログに「taskschd.msc」と入力し、「OK」をクリックします。
これでタスクスケジューラが開きます。
新しいタスクを作成する
次に、新しいタスクを作成します。
- タスクスケジューラの左側の「タスク スケジューラ ライブラリ」をクリックします。
- 右側の「基本タスクの作成」をクリックします。
- タスクの名前を入力し、「次へ」をクリックします。
トリガー(実行条件)を設定する
タスクが実行される条件を設定します。
- 「トリガーの選択」で「毎日」や「毎週」など、希望する頻度を選びます。
- 実行開始日時を設定し、「次へ」をクリックします。
操作(実行する作業)を設定する
実際に行いたい作業を設定します。
- 「操作の選択」で「プログラムの開始」を選びます。
- 「プログラム/スクリプト」に、使用する画面録画ソフトの実行ファイルのパスを入力します。
- 「引数の追加(オプション)」に、必要な引数(例えば録画開始のコマンド)を入力します。
- 「開始(オプション)」に、ソフトがあるフォルダのパスを入力します。
- 「次へ」をクリックします。
設定を確認して完了する
最後に、設定内容を確認し、完了します。
- 設定内容を確認し、「完了」をクリックします。
これで、指定した時間に自動で画面録画が開始されるようになります。
よくある質問や疑問
Q1: 画面録画ソフトは何を使えば良いですか?
初心者の方には、「OBS Studio」や「Bandicam」などの無料で使える画面録画ソフトがおすすめです。これらのソフトは、設定も簡単で、タスクスケジューラとの連携も可能です。
Q2: 録画を停止するにはどうすれば良いですか?
録画を停止するには、タスクスケジューラで新たに「録画停止」のタスクを作成し、録画ソフトの停止コマンドを設定します。例えば、OBS Studioの場合、「obs64.exe –stop-recording」といったコマンドを設定することで、録画を停止できます。
Q3: 録画した動画はどこに保存されますか?
録画した動画の保存先は、使用するソフトの設定で指定できます。一般的には、「ドキュメント」フォルダ内の「録画」などのフォルダに保存されます。ソフトの設定画面で保存先を確認・変更しましょう。
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まとめ
今回は、Windowsのタスクスケジューラを使って、画面録画を自動化する方法をご紹介しました。これにより、定期的な作業の録画や、忘れがちな録画の開始を自動で行うことができます。
他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。
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