パソコンのデータ、特に大切な写真や書類、毎日使うファイルなど、万が一のためにバックアップを取っておきたいですよね。でも、毎回手動でコピーするのは面倒だし、忘れてしまうこともあります。そこで活躍するのが、Windowsに元々入っている「Robocopy」と「タスクスケジューラ」です。これを使えば、毎日自動でバックアップを取ることができます。
今回は、初心者の方でもわかりやすいように、Robocopyを使った自動バックアップの設定方法を、実際の画面を見ながら順を追って説明します。
目次
Robocopyとは?
まず、Robocopyとは、Windowsに最初から入っているコマンドラインツールで、ファイルやフォルダをコピーするためのものです。特に、大量のファイルを効率よくコピーしたり、コピー元とコピー先を同期させたりするのに便利です。
例えば、Cドライブの「Documents」フォルダを、Dドライブの「Backup」フォルダにコピーしたいとき、Robocopyを使うとこんな感じでコマンドを入力します。
robocopy C:UsersYourNameDocuments D:BackupDocuments /MIR /COPYALL
このコマンドでは、「/MIR」でコピー元とコピー先を完全に一致させ、「/COPYALL」でファイルの属性やタイムスタンプなど、すべての情報をコピーします。
タスクスケジューラとは?
次に、タスクスケジューラについて説明します。タスクスケジューラは、Windowsに元々入っているツールで、指定した時間や条件で自動的にプログラムを実行することができます。これを使えば、毎日決まった時間にRobocopyを自動で実行させることができます。
Robocopyを使った自動バックアップの設定方法
それでは、実際にRobocopyを使って自動バックアップを設定する方法を見ていきましょう。
バッチファイルの作成
まず、テキストエディタ(メモ帳など)を開き、以下の内容を入力します。
@echo off
robocopy C:UsersYourNameDocuments D:BackupDocuments /MIR /COPYALL /LOG:C:BackupLogsbackup_%date%.log
この内容を、「backup.bat」などの名前で保存します。これが、バックアップを実行するためのバッチファイルです。
タスクスケジューラの設定
次に、タスクスケジューラを使って、このバッチファイルを毎日自動で実行するように設定します。
- スタートメニューから「タスクスケジューラ」を検索して開きます。
- 右側の「タスクの作成」をクリックします。
- 「全般」タブで、タスクの名前(例自動バックアップ)を入力します。
- 「トリガー」タブで、「新規」をクリックし、「毎日」を選択して、実行する時間を設定します。
- 「操作」タブで、「新規」をクリックし、「プログラムの開始」を選択します。
- 「プログラム/スクリプト」に、先ほど作成したバッチファイルのパス(例C:Scriptsbackup.bat)を入力します。
- 「条件」タブや「設定」タブで、必要に応じて設定を調整します。
- 「OK」をクリックして、タスクを保存します。
これで、設定した時間に自動でバックアップが実行されるようになります。
よくある質問や疑問
Q1: バッチファイルの保存場所はどこがいいですか?
バッチファイルは、わかりやすい場所に保存しておくと便利です。例えば、「C:Scripts」などのフォルダを作成して、その中に保存すると良いでしょう。
Q2: バックアップ先のドライブがいっぱいになった場合、どうなりますか?
「/MIR」オプションを使用すると、コピー元とコピー先を完全に一致させるため、コピー元で削除されたファイルもコピー先から削除されます。バックアップ先の容量に注意し、定期的に不要なファイルを削除することをおすすめします。
Q3: バックアップが失敗した場合、どうすればいいですか?
バッチファイルで「/LOG」オプションを使用してログを出力している場合、そのログファイルを確認することで、エラーの原因を特定できます。ログファイルには、コピーの詳細やエラーメッセージが記録されています。
まとめ
今回は、Windowsの標準機能であるRobocopyとタスクスケジューラを使って、初心者の方でも簡単に自動バックアップを設定する方法を紹介しました。これで、大切なデータを手間なく守ることができます。もし、設定に不安がある方や、さらに詳しい情報が必要な方は、お気軽にLINEでお声掛けください。



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