デジタル時代において、データのセキュリティは最も重要な課題の一つです。特に、テレワークが普及し、外出先でのPC使用が増える中、万が一の紛失や盗難に備え、データを保護することが不可欠です。
しかし、どうやったらいいのかってよくわからないですよね?
当サイトではWindows11について知っておくべき情報を多数掲載しています。あわせてそちらもご覧いただくと専門的知識が得られますよ。
BitLockerとは?
BitLockerは、Microsoft Windowsに搭載されているドライブ暗号化機能です。この機能を有効にすることで、権限のない第三者がデータにアクセスすることを防ぎます。特に、Windows 10 Pro、Enterprise、Education版、およびWindows 11では、内蔵ドライブだけでなく、USBメモリなどのリムーバブルディスクも保護できます。
って言えばすごく端的なのですが…。ちょっとわかりにくいと思った方もいらっしゃいますよね?
もう少しわかりやすく説明します。
まずそもそも、BitLockerって聞いたことありますか?知らない方は手を挙げて下さい。
はい!そこのちょっと自身のない方も手をお挙げください!
これ、Windowsに備わっている超便利な機能なんですよ。簡単に言うと、あなたのPCのデータを守るための鍵のようなもの。でも、ただの鍵じゃないんです。このBitLocker、データを「暗号化」してくれるんです。暗号化っていうのは、データを特別なコードに変えて、許可された人しか読めないようにすること。つまり、もしPCが盗まれたとしても、このBitLockerがあれば、データは安全なんですよ。
Windows 10や11に搭載されているこの機能、特にProやEnterprise、Education版には必ずついています。内蔵ドライブはもちろん、USBメモリのような外部ドライブも保護できるんです。すごいですよね。
でも、使うにはちょっと条件があって、TPM(Trusted Platform Module)っていうセキュリティチップがPCについている必要があります。最近のPCなら大体標準でついてるから、心配ないと思いますけどね。
あと、BitLockerを使うときの注意点が一つ。もし、パスワードを忘れたり、PCのハードウェアを変えたりすると、データにアクセスできなくなることがあります。だから、BitLockerを設定するときは、回復キーっていうのをしっかり保存しておく必要があるんです。これがあれば、何かあったときにも安心です。
要するに、BitLockerっていうのは、あなたの大切なデータを守るための強力な味方。PCを使う上で、これほど心強い機能はないですよ。
BitLockerの設定手順
BitLockerの設定、ちょっと難しそうに感じますか?大丈夫、一緒にゆっくりと見ていきましょう。実はそんなに複雑ではないんですよ。
必要な手順をザックリと書くと下記のような手順になります。
- コントロールパネルを開く。
- 「システムとセキュリティ」をクリック。
- 「BitLockerドライブ暗号化」を選択。
- ドライブを選んで「BitLockerを有効にする」。
- 回復キーをどうするか選ぶ。
- 暗号化の範囲を選択。
- 暗号化を開始。
見ての通り、BitLockerの設定はステップを追えばそんなに難しくありません。大切なのは、回復キーを安全な場所に保管すること。これさえ守れば、あなたのデータはしっかり守られますよ。
では、Windows10とWindows11の場合のBitLocker設定方法について個別でお伝えしていきたいと思います。
Windows10でのBitLocker設定
- スタートメニューから「コントロールパネル」を選択します。
- 「システムとセキュリティ」に進み、「BitLockerドライブ暗号化」をクリックします。
- ドライブを選択し、「BitLockerを有効にする」をクリックします。
- 回復キーを印刷またはファイルに保存します。このキーは、何らかの理由でパスワードを忘れた場合にデータへのアクセスを回復するために必要です。
- 暗号化するドライブの範囲を選択し、指示に従って暗号化を開始します。
Windows11でのBitLocker設定
Windows11では、設定アプリを通じてBitLockerを有効にすることができます。
- スタートメニューから「設定」を選択し、「プライバシーとセキュリティ」に進みます。
- 「デバイスの暗号化」を見つけ、「BitLockerドライブ暗号化」オプションを選択します。
- 画面の指示に従い、BitLockerを有効にします。
BitLocker To GoでUSBメモリを保護する
USBメモリって便利ですよね。でも、紛失したりすると、入ってるデータが心配…。そんな時、BitLocker To Goが大活躍します。これは、外部ドライブを暗号化してくれる機能で、USBメモリにパスワードをかけて、データを守ってくれるんです。では、どうやって設定するのか、一緒に見ていきましょう。
- まずは、USBメモリをPCに挿入します。すると、PCがUSBメモリを認識してくれます。
- エクスプローラーを開いて、暗号化したいUSBメモリを右クリックします。メニューから「BitLockerを有効にする」を選びましょう。これで、BitLockerの設定画面が開きます。
- ここで、どうやってUSBメモリを解除するか、つまりロック解除の方法を選びます。一番ポピュラーなのは、パスワードを設定する方法。しっかりと覚えられる、でも簡単に推測されないパスワードを設定しましょう。
- パスワードを忘れた時のために、回復キーを保存します。これは、パスワードを忘れてしまった時に、USBメモリのロックを解除できる特別なキーです。ファイルとして保存するもよし、プリントアウトして大事に保管するもよし。大切なのは、このキーを失くさないことです。
- 次に、USBメモリのどの部分を暗号化するか選びます。「使用済みの領域のみ暗号化する」か「ドライブ全体を暗号化する」か。新品のUSBメモリなら前者で十分ですが、既にデータが入っている場合は、後者を選んだ方が安心です。
- 最後に、「暗号化の開始」をクリックします。これで、USBメモリのデータはしっかり守られます。暗号化が完了すると、USBメモリにアクセスするたびにパスワードの入力が求められるようになります。
BitLocker To Goを使えば、USBメモリのデータをしっかり守ることができます。設定はとても簡単。大切なデータを外部に持ち出す時も、これで安心ですね。
まとめ
BitLockerは、Windowsユーザーにとって強力なデータ保護ツールです。この記事で紹介した手順に従って、あなたのデバイスとデータを安全に保ちましょう。正しい設定を行うことで、万が一の事態に備えることができます。
では、最後に本記事の内容をサクッとまとめてお別れとなります。
簡単まとめ
- BitLockerはWindowsに搭載されているドライブ暗号化機能で、不正アクセスからデータを保護します。
- Windows 10/11のPro、Enterprise、Education版では、内蔵ドライブとUSBメモリなどのリムーバブルディスクの暗号化が可能です。
- 使用にはTPMが必要で、パスワード忘れやハードウェア変更時は回復キーが必要になります。
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