PowerPointマクロの基本と活用法：初心者向け解説

皆さん、こんにちは。今日は、PowerPointで作業をもっと効率化できるマクロという機能についてお話しします。難しそうに聞こえるかもしれませんが、実はとても便利で、使いこなせば作業時間を大幅に短縮できますよ。

マクロとは何か？
PowerPointでマクロを使う準備
1. 1. 開発タブを表示する
2. 2. マクロのセキュリティ設定を確認する
実際にマクロを作成してみよう
よくある質問や疑問
1. マクロを使うとセキュリティ上のリスクはありますか？
2. マクロを削除するにはどうすればいいですか？
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

マクロとは何か？

PowerPointのイメージ

まず、マクロとは何でしょうか。簡単に言うと、複数の操作を自動化するための機能です。例えば、毎回同じフォントに変更する作業や、特定のレイアウトを適用する作業など、手間のかかる操作を一度記録しておけば、次回からはワンクリックで実行できます。これは、Excelだけでなく、PowerPointでも活用できるんです。

PowerPointでマクロを使う準備

では、具体的にPowerPointでマクロを使うための準備をしてみましょう。

1. 開発タブを表示する

PowerPointのリボンに「開発」タブを表示する必要があります。以下の手順で行います。

PowerPointを開き、上部の「ファイル」メニューをクリックします。
次に、「オプション」を選択します。
表示されたウィンドウの左側から「リボンのユーザー設定」をクリックします。
右側の「メインタブ」の一覧から「開発」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。

これで、リボンに「開発」タブが表示され、マクロを作成・編集する準備が整いました。

2. マクロのセキュリティ設定を確認する

マクロを実行するためには、セキュリティ設定を確認しておくことが重要です。

「開発」タブをクリックし、「マクロのセキュリティ」を選択します。
表示されたウィンドウで、「すべてのマクロを有効にする」を選びます。

ただし、この設定はセキュリティ上のリスクを伴う可能性があるため、信頼できるマクロのみを実行するように注意してください。

実際にマクロを作成してみよう

それでは、具体的にマクロを作成してみましょう。今回は、スライド内のすべてのテキストを「メイリオ」フォントに変更するマクロを作成します。

1. マクロの作成

「開発」タブの「マクロ」をクリックします。
「マクロ名」にわかりやすい名前を入力し、「作成」をクリックします。
すると、Visual Basic for Applications（VBA）エディタが開きます。

2. コードの入力

VBAエディタ内に、以下のコードを入力します。

vba

Sub フォントをメイリオに変更()

    Dim sld As Slide

    Dim shp As Shape

    For Each sld In ActivePresentation.Slides

        For Each shp In sld.Shapes

            If shp.HasTextFrame Then

                If shp.TextFrame.HasText Then

                    shp.TextFrame.TextRange.Font.Name = "メイリオ"

                End If

            End If

        Next shp

    Next sld

End Sub

このコードは、プレゼンテーション内のすべてのスライドとその中のすべての図形をチェックし、テキストが含まれている場合、そのフォントを「メイリオ」に変更するものです。