PowerPointのプレゼンテーションを作成する際、毎回同じデザインを繰り返すのは面倒ですよね。そこで活躍するのが「テンプレート」です。今回は、初心者の方でも安心して取り組める、オリジナルテンプレートの作り方をご紹介します。
テンプレートって何？
PowerPointのイメージ
テンプレートとは、スライドのデザインやレイアウト、フォント、色使いなどがあらかじめ設定された「ひな形」のことです。これを使えば、毎回同じデザインを繰り返す手間が省け、資料作成がスムーズになります。
テンプレートを作る前に考えるべきこと
まずは、どんな資料を作成したいのか、目的を明確にしましょう。例えば、社内会議用の資料なのか、お客様向けの提案書なのかによって、デザインやレイアウトが変わります。
スライドの構成を考える
どんな内容をスライドに盛り込みたいかをリストアップします。例えば
- タイトル
- 目次
- 本文
- グラフや図
- まとめ
これらをどの順番で、どのように配置するかを考えます。
デザインの方向性を決める
資料の目的に合わせて、デザインの方向性を決めます。例えば
- シンプルで清潔感のあるデザイン
- 企業カラーを取り入れたデザイン
- 視覚的にインパクトのあるデザイン
PowerPointでテンプレートを作成する手順
新しいプレゼンテーションを開く
PowerPointを起動し、「新規作成」から「空白のプレゼンテーション」を選択します。
スライドマスターを開く
「表示」タブから「スライドマスター」を選択します。これで、全スライドの基本となるデザインを編集できるようになります。
スライドのレイアウトを設定する
スライドマスターで、以下の要素を設定します
- フォントの種類とサイズ
- 背景色や画像
- ヘッダーやフッターの位置
- ページ番号や日付の配置
必要に応じて、各レイアウト（タイトルスライド、本文スライドなど）を個別に編集します。
テンプレートとして保存する
設定が完了したら、「ファイル」タブから「名前を付けて保存」を選択し、「PowerPointテンプレート（\*.potx）」として保存します。保存先は、通常「ドキュメント」内の「Custom Office Templates」フォルダが指定されます。
テンプレートを使用する
新しいプレゼンテーションを作成する際、「ファイル」タブから「新規作成」を選択し、「個人用」または「カスタム」タブから保存したテンプレートを選択します。これで、作成したテンプレートが適用された新しいプレゼンテーションが開きます。
テンプレート作成時のポイント
- 一貫性を持たせる全スライドでフォントや色使いを統一し、統一感のある資料に仕上げましょう。
- 視認性を重視する文字の大きさや色のコントラストを調整し、見やすい資料を作成します。
- 不要な要素を排除するスライドに必要ない要素は削除し、シンプルでわかりやすいデザインを心がけましょう。
よくある質問や疑問
Q1: テンプレートを他の人と共有するにはどうすればいいですか？
作成したテンプレートファイル（.potx）をメールで送信するか、クラウドストレージにアップロードして共有できます。
Q2: テンプレートを編集したい場合、どうすればいいですか？
テンプレートファイルを開き、「スライドマスター」を編集することで、デザインを変更できます。編集後は、再度テンプレートとして保存してください。
Q3: テンプレートの適用がうまくいかない場合、どうすればいいですか？
新しいプレゼンテーションを作成する際、「デザイン」タブから「すべてのスライドに適用」を選択し、テンプレートを適用してください。
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まとめ
PowerPointのテンプレートを作成すれば、資料作成の効率が大幅に向上します。最初は少し手間に感じるかもしれませんが、一度作成してしまえば、次回からはスムーズに資料を作成できます。ぜひ、今回ご紹介した手順を参考に、オリジナルテンプレートを作成してみてください。
他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。
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