プレゼン資料を作成していると、「売上高と来場者数」など、異なる単位やスケールのデータを一つのグラフで表現したい場面がありますよね。そんなときに便利なのが、PowerPointの「複合グラフ」です。今回は、初心者の方でもわかりやすく、縦軸が2つあるグラフの作り方をステップバイステップでご紹介します。
複合グラフとは？
PowerPointのイメージ
複合グラフとは、1つのグラフ内で異なる種類のグラフを組み合わせたものです。例えば、縦棒グラフと折れ線グラフを組み合わせることで、売上高と気温など、異なる単位のデータを同時に視覚化できます。
なぜ複合グラフを使うのか？
複合グラフを使用する主な理由は以下の通りです
- 異なる単位のデータを比較できる例えば、売上高（万円）と気温（℃）を同じグラフ内で比較できます。
- 視覚的にわかりやすい異なるデータを一目で比較でき、プレゼンテーションの効果が高まります。
- データの関係性を明確に示せる例えば、売上高と気温の関係性を視覚的に示すことができます。
PowerPointで複合グラフを作成する手順
それでは、実際にPowerPointで複合グラフを作成してみましょう。以下の手順で進めていきます。
グラフを挿入する
- PowerPointを開き、適切なスライドを選択します。
- 「挿入」タブをクリックし、「グラフ」を選択します。
- 「グラフの種類」ダイアログボックスが表示されるので、「組み合わせ」を選択します。
- 「集合縦棒 – 折れ線（第2軸）」を選択し、「OK」をクリックします。
データを入力する
- グラフがスライドに挿入されると、Excelのようなデータシートが表示されます。
- ここに、比較したいデータを入力します。例えば、売上高と気温のデータを入力します。
- データを入力し終えたら、Excelのウィンドウを閉じます。
折れ線グラフを第2軸に設定する
- グラフ内で折れ線グラフをクリックして選択します。
- 右クリックし、「データ系列の書式設定」を選択します。
- 「系列のオプション」タブで、「第2軸」を選択します。
- これで、折れ線グラフが右側の縦軸を使用するようになります。
グラフのデザインを調整する
- グラフの色やフォント、タイトルなどを調整して、見やすくします。
- 必要に応じて、凡例やデータラベルを追加して、情報を明確に伝えます。
実際の例売上高と気温の比較
例えば、以下のようなデータを使って複合グラフを作成します
| 月 | 売上高（万円） | 気温（℃） |
|---|---|---|
| 1月 | 500 | 5 |
| 2月 | 600 | 6 |
| 3月 | 700 | 10 |
| 4月 | 800 | 15 |
| 5月 | 900 | 20 |
このデータを基に複合グラフを作成すると、売上高と気温の関係性を視覚的に確認できます。
よくある質問や疑問
Q1: 複合グラフを作成する際の注意点はありますか？
複合グラフを作成する際は、以下の点に注意してください
- 軸の単位を統一する異なる単位のデータを比較する際は、軸の単位を明確にし、混乱を避けます。
- グラフの種類を適切に選択するデータの特性に応じて、棒グラフや折れ線グラフなど、適切なグラフの種類を選択します。
- デザインをシンプルに保つ過度な装飾を避け、情報が伝わりやすいデザインを心掛けます。
Q2: 2軸グラフを作成する際に、3軸以上のグラフは作成できますか？
PowerPointでは、1つのグラフに対して最大2軸までしか設定できません。3軸以上のグラフを作成することはできませんので、必要に応じて複数のグラフを使用することを検討してください。
Q3: 複合グラフを作成する際に、データの順序を変更する方法はありますか？
はい、データの順序を変更することができます。以下の手順で行います
- グラフを選択し、「グラフのデザイン」タブをクリックします。
- 「データの編集」をクリックし、表示されたデータシートでデータの順序を変更します。
- 変更が完了したら、Excelのウィンドウを閉じます。
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まとめ
複合グラフを使用すると、異なる単位やスケールのデータを一つのグラフで効果的に比較することができます。PowerPointの「組み合わせ」機能を活用して、視覚的にわかりやすい資料を作成しましょう。もし操作に不安がある場合や、さらに詳しいサポートが必要な場合は、お気軽にLINEでお声掛けください。
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