PowerPointでホイールアニメーションの開始位置を変更する方法

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皆さん、こんにちは!PowerPointでプレゼン資料を作成していると、アニメーションを使って視覚的に魅力的なスライドを作りたいと思うことがありますよね。特に、ホイールアニメーションは効果的ですが、デフォルトでは上から開始するため、別の位置から始めたいと感じたことはありませんか?今回は、そんなお悩みを解決する方法をご紹介します。

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ホイールアニメーションとは?

PowerPointのイメージ

PowerPointのイメージ

まず、ホイールアニメーションについて簡単に説明します。これは、オブジェクトが回転しながら表示されるアニメーション効果で、視覚的にインパクトを与えることができます。しかし、標準設定では上(12時の位置)から開始します。

ホイールアニメーションの開始位置を変更する方法

では、ホイールアニメーションの開始位置を変更する具体的な手順をご紹介します。

  1. オブジェクトの選択スライド上でアニメーションを適用したいオブジェクト(例えば円形)をクリックして選択します。
  2. アニメーションの適用上部メニューの「アニメーション」タブをクリックし、「ホイール」を選択します。
  3. 開始位置の調整オブジェクト自体を回転させて開始位置を変更します。オブジェクトを選択した状態で、回転ハンドルを使ってオブジェクトを回転させ、希望の開始位置に調整します。

この方法により、ホイールアニメーションの開始位置を自由に設定できます。

スピンアニメーションとの組み合わせで逆回転を実現

さらに、ホイールアニメーションはデフォルトで時計回りですが、スピンアニメーションと組み合わせることで逆回転(反時計回り)を実現できます。

  1. スピンアニメーションの追加先ほどの手順でホイールアニメーションを設定したオブジェクトに対して、再度「アニメーションの追加」をクリックし、「スピン」を選択します。
  2. アニメーションの設定アニメーションウィンドウで、追加したスピンアニメーションを選択し、効果オプションで「反時計回り」を選びます。
  3. タイミングの調整ホイールとスピンのアニメーションが同時に開始するように、開始タイミングを「直前の動作と同時」に設定します。

これにより、オブジェクトが反時計回りに回転しながら表示されるアニメーションを作成できます。

最近のPowerPointだと動かないよ!どうしたらいい?

ここまでの内容が古いものになっていたため、読者の方に「Microsoft Office Home and Business 2024」などでは対応できないとのご指摘をいただきました。貴重なご意見感謝いたします。

Microsoft Office Home and Business 2024を含む現在のPowerPointでは、残念ながらホイールアニメーション自体に「開始位置」を直接設定するオプションはありません。ホイールアニメーションは常に、適用されたオブジェクトの上端(12時の位置)から時計回りに開始します。

しかし、以下に示す方法で、視覚的に調整したり、回転の方向を変更したりすることは可能です。

「効果のオプション」で回転方向を変更する

これは開始位置そのものを変更するものではありませんが、ホイールアニメーションの基本的な動作を調整する方法としてご紹介します。

  1. アニメーションを適用したいオブジェクトを選択します。
    例として、円や四角形など、アニメーションを適用したい図形をクリックして選択します。
  2. 「アニメーション」タブをクリックします。
    リボンの上部にある「アニメーション」タブをクリックします。
  3. 「アニメーションの追加」またはアニメーションギャラリーから「ホイール」を選択します。
    選択したオブジェクトにホイールアニメーションが適用されます。デフォルトでは上(12時)から時計回りに回転します。
  4. 「効果のオプション」をクリックします。
    「アニメーション」タブのリボン中央にある「効果のオプション」ボタンをクリックします。すると、「1スポーク」「2スポーク」「3スポーク」「4スポーク」「8スポーク」といった選択肢が表示されます。これらは回転の「分割数」であり、開始位置を変更するものではありません。ここには「開始位置を〇時方向から」といった選択肢は基本的にありません。

スピンアニメーションとの組み合わせで逆回転にするには?

もし回転の開始方向を反時計回りにしたい場合は、ホイールアニメーションの後に「スピン」アニメーションを追加し、スピンアニメーションの「効果のオプション」で「反時計回り」を選択し、タイミングを「直前の動作と同時」に設定します。これは記事にも記載されている方法で、現在でも有効です。

図形の一部をマスクして見せかけの開始位置を調整する

この方法は、ホイールアニメーションの開始位置を直接変更するのではなく、「見せかけ」で目的の効果を実現する、やや応用的なテクニックです。図形を複数組み合わせるため、少し複雑に感じるかもしれませんが、手順通りに行えば大丈夫です。

【この方法でできること】

  • 円形のオブジェクトを例に、ホイールアニメーションが特定の方向(例:3時の方向)から出てくるように見せかけることができます。
  • ホイールアニメーションの「上から開始」という性質を逆手に取ります。
【準備するもの】

  • ホイールアニメーションを適用したい円(または同様の図形)
  • その円の一部を隠すための四角形や他の図形

それではいきましょー!

  1. 最初に、アニメーションさせたい円形を作成します。
  2. 「挿入」タブ → 「図形」→「円/楕円」を選択します。
  3. Shiftキーを押しながらドラッグすると、きれいな正円が描けます。この円を、アニメーションの「本体」として使います。
  4. 円の上に、同じサイズの円をもう一つ作成し、半分を隠す図形を用意します。
  5. すでに作成した円と同じ大きさの円をもう一つ作成し、全く同じ位置に重ねます。Ctrlキーを押しながらドラッグすると複製できます。
  6. 配置を合わせるには、両方の円を選択し、「図形の書式」タブ → 「配置」→「左右中央揃え」と「上下中央揃え」を実行すると正確に重なります。
  7. 次に、この上に半円を覆い隠すための四角形を作成します。
  8. 「挿入」タブ → 「図形」→「四角形」を選択します。
  9. この四角形を、円の半分をちょうど覆い隠すくらいの大きさに調整し、円の中央に配置します。
  10. 「型抜き」機能を使って、目的の半円を作ります。
  11. まず、半円を覆う四角形を選択します。
  12. 次に、Shiftキーを押しながら、その下にある円(2つ重ねたうちの上の円)を選択します。
  13. 「図形の書式」タブ → 「図形の結合」→「型抜き」を選択します。
  14. これにより、四角形の部分が型抜きされ、半円またはそれ以下の弧の部分だけが残ります。これが「マスク」として使う図形になります。
  15. もし、半円が希望の向きと違う場合は、残った半円を回転ハンドルで回転させて、目的の向き(例:左半分を隠すように)に調整します。
  16. 作成した「マスク用半円」を図形の色を「白」にし、枠線を「線なし」にします。
  17. スライドの背景が白であれば、これで透明に見えます。もし背景色がある場合は、背景色と同じ色に設定してください。
  18. アニメーションの本体となる円(一番下の円)にホイールアニメーションを適用します。
  19. 一番下の円を選択し、「アニメーション」タブ → 「ホイール」を選択します。
  20. アニメーションウィンドウを開きます。
  21. 「アニメーション」タブのリボンにある「アニメーションウィンドウ」をクリックします。
  22. これで、スライド右側にアニメーションのリストが表示されます。
  23. 「マスク用半円」を、アニメーションの本体となる円の上に重ねます。
  24. 「型抜き」機能を使って作成した「マスク用半円」を、最初の円の上に正確に重ねて配置します。
  25. これにより、ホイールアニメーションが「上(12時)」から開始しても、マスクされている部分が見えないため、隠れている部分からアニメーションが始まるように見せかけることができます。

3時の方向から現れるように見せる場合

この方法は、手間はかかりますが、ホイールアニメーションの「開始位置」を視覚的に調整する方法となります。スライドの背景色とマスクの色を合わせるのがポイントです。

  1. 円を配置。
  2. その上に、円の右半分をちょうど覆い隠すような半円(「型抜き」で作ったもの)を作成し、色を背景色(白)にする。
  3. 一番下の円にホイールアニメーションを適用。
  4. 半円(マスク)を一番上の円の上に重ねる。

プレビューすると、円が上から回転してくるのですが、右半分が隠されているため、まるで3時の方向から円が姿を現すように見えるはずです。

PowerPointのアニメーションは、直接的な機能がない場合でも、このように複数の機能を組み合わせたり、視覚的な工夫を凝らしたりすることで、表現の幅を広げることができます。少し複雑に感じるかもしれませんが、ぜひお試しください。

よくある質問や疑問

ホイールアニメーションのセグメント数は変更できますか?

はい、可能です。アニメーションを選択した状態で「効果オプション」をクリックすると、セグメント数を選択できます。これにより、回転の分割数を調整できます。

ホイールアニメーションをテキストに適用できますか?

はい、テキストにも適用できます。ただし、テキストボックス全体に対してアニメーションが適用されるため、各文字ごとにアニメーションを設定したい場合は、テキストを図形に変換するなどの工夫が必要です。

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まとめ

今回は、PowerPointのホイールアニメーションの開始位置を変更する方法と、スピンアニメーションとの組み合わせで逆回転を実現する方法をご紹介しました。これらのテクニックを活用して、より魅力的なプレゼン資料を作成してみてくださいね。他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。

コメント

  1. 匿名 より:

    開始位置の調整オブジェクト自体を回転させて開始位置を変更します。オブジェクトを選択した状態で、回転ハンドルを使ってオブジェクトを回転させ、希望の開始位置に調整します。
    この方法により、ホイールアニメーションの開始位置を自由に設定できます。

    ————————–

    2025年の記事のようですが、Microsoft Office Home and Business 2024でこの手法は使えません。

    本当に動作検証されてから記事投稿なさってます?

    • uri uri より:

      匿名 様

      この度は、当サイトの記事に関するご指摘、誠にありがとうございます。
      Microsoft Office Home and Business 2024で本記事の手法が機能しないとのこと、ご期待に沿えず不快な思いをさせてしまい大変申し訳ございません。
      本件について対応可能な方法を記事内容として追加させていただきました。
      この度は貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございました。
      引き続き当サイトをご覧いただければ幸いです。

      となりのパソコン・スマホ教室
      サイト管理人 uri uri より

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