Word VBAで範囲内のテキストを操作する基本ガイド：初心者向け解説

2025.05.26

Word VBAを使って文書内の特定の範囲を操作する方法を学びましょう。特に、`Range.Text`プロパティを活用してテキストを取得・変更する基本的な手法を、初心者にもわかりやすく解説します。

Word VBAの「Range.Text」とは？
範囲を指定してテキストを操作する方法
実践例特定のタグ間のテキストを取得する
よくある質問や疑問
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

Word VBAの「Range.Text」とは？

PowerPointのイメージ

Word VBAにおける`Range.Text`は、文書内の特定の範囲にあるテキストを取得したり、設定したりするためのプロパティです。例えば、文書の最初の単語を取得するには、以下のように記述します。

vba

Set myRange = ActiveDocument.Words(1)

MsgBox myRange.Text

このコードでは、文書の最初の単語を取得し、メッセージボックスに表示します。

範囲を指定してテキストを操作する方法

特定の範囲を指定してテキストを操作するには、`Range`オブジェクトを使用します。例えば、文書の最初の10文字を太字にするには、以下のように記述します。

vba

Set myRange = ActiveDocument.Range(Start:=0, End:=10)

myRange.Bold = True

このコードでは、文書の最初の10文字を太字に設定します。

実践例特定のタグ間のテキストを取得する

例えば、文書内で``と``の間のテキストを取得するには、以下のように記述します。

vba

Sub GetTextBetweenTags()

    Dim rng As Range

    Set rng = ActiveDocument.Range

    If rng.Find.Execute(FindText:="") Then

        Set rng = ActiveDocument.Range(rng.End, ActiveDocument.Range.End)

        If rng.Find.Execute(FindText:="") Then

            MsgBox ActiveDocument.Range(rng.Start, rng.End).Text

        End If

    End If

End Sub

このコードでは、``と``の間のテキストを取得し、メッセージボックスに表示します。

よくある質問や疑問

Q1: `Range.Text`と`Selection.Text`の違いは何ですか？

`Range.Text`は文書内の特定の範囲にあるテキストを取得・設定するためのプロパティです。一方、`Selection.Text`は現在選択されているテキストを取得・設定するためのプロパティです。選択範囲がない場合、`Selection.Text`は空の文字列を返します。

Q2: 範囲を指定する際、`Start`と`End`の値はどのように決めますか？

`Start`と`End`の値は、文書内の文字位置を示す数値です。文書の先頭は0、1文字目は1、2文字目は2というようにカウントされます。例えば、文書の最初の10文字を指定するには、`Start:=0, End:=10`と設定します。

Q3: `Range.Text`で取得したテキストの書式情報も取得できますか？

`Range.Text`で取得できるのはプレーンテキストのみで、書式情報は含まれません。書式情報も含めて取得したい場合は、`Range.FormattedText`プロパティを使用します。

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まとめ

Word VBAの`Range.Text`プロパティを活用することで、文書内の特定の範囲にあるテキストを簡単に取得・設定できます。初心者の方でも、基本的な構文を覚えることで、さまざまな操作が可能になります。さらに学びを深めたい方は、Microsoftの公式ドキュメントやVBAの参考書を参照してみてください。

他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。