Word VBAで「行」を操作する方法【初心者向け解決ガイド】

Word VBAを使って文書内の「行」を操作する方法を、初心者の方にもわかりやすく解説します。パソコンやスマホの操作に自信がない方でも、安心して学べる内容です。実際に手を動かしながら覚えていきましょう。

Word VBAで「行」を操作する基本のキ

PowerPointのイメージ

Word VBAでは、文書内の特定の行を操作するために、主に以下の方法を使用します。

ここがポイント！

これらの方法を使い分けることで、効率的に文書を操作できます。

Rangeオブジェクトは、文書内の特定の範囲を指定するためのものです。行を指定する場合、次のように記述します。

ActiveDocument.Range(Start:=0, End:=100).Select

このコードは、文書の最初から100文字目までを選択します。行単位で操作する場合は、開始位置と終了位置を適切に設定する必要があります。

Selectionオブジェクトは、現在のカーソル位置から範囲を選択するためのものです。行を選択するには、次のように記述します。

Selection.Expand Unit:=wdLine

このコードは、カーソル位置から現在の行全体を選択します。カーソルを移動させずに行を選択できるため、便利です。

実際に、文書の最初の行を太字にするマクロを作成してみましょう。

Sub BoldFirstLine()

    Selection.HomeKey Unit:=wdStory

    Selection.Expand Unit:=wdLine

    Selection.Font.Bold = True

End Sub

このマクロを実行すると、文書の最初の行が太字になります。手順は以下の通りです。

Rangeオブジェクトは、文書内の特定の範囲を指定するためのもので、カーソル位置に依存しません。一方、Selectionオブジェクトは、現在のカーソル位置から範囲を選択するためのもので、カーソル位置に依存します。

行を削除するには、Rangeオブジェクトを使って行を指定し、そのDeleteメソッドを使用します。

ActiveDocument.Range(Start:=0, End:=100).Delete

このコードは、文書の最初から100文字目までを削除します。行単位で削除する場合は、開始位置と終了位置を適切に設定する必要があります。

複数行を選択するには、Rangeオブジェクトを使って開始位置と終了位置を指定し、その範囲を選択します。

ActiveDocument.Range(Start:=0, End:=200).Select

このコードは、文書の最初から200文字目までを選択します。複数行を選択する場合は、開始位置と終了位置を適切に設定する必要があります。

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Word VBAを使って文書内の行を操作する方法について解説しました。RangeオブジェクトとSelectionオブジェクトを使い分けることで、効率的に文書を操作できます。実際に手を動かしながら、少しずつ覚えていきましょう。

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