PowerPointの互換性チェック完全ガイド：初心者でも安心！

PowerPointで作成したプレゼンテーションを、他のパソコンや古いバージョンのPowerPointで開くとき、「あれ？表示が崩れている」「アニメーションが動かない」といった経験はありませんか？これは、PowerPointの「互換性チェック」を使うことで解決できます。今回は、初心者の方にもわかりやすく、互換性チェックの方法と注意点をお伝えします。

互換性チェックとは？
互換性チェックの実行方法
互換性チェックで表示される主な警告と対策
互換性チェックを活用するポイント
よくある質問や疑問
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

互換性チェックとは？

PowerPointのイメージ

PowerPointの互換性チェックは、プレゼンテーションを保存する際に、他のバージョンのPowerPointでも正しく表示されるかを確認する機能です。例えば、PowerPoint 2010で作成したファイルを、PowerPoint 2003で開くと、SmartArtグラフィックやアニメーションが正しく表示されないことがあります。互換性チェックを使うことで、こうした問題を事前に把握し、対策を講じることができます。

互換性チェックの実行方法

PowerPointでプレゼンテーションを開いたら、以下の手順で互換性チェックを実行できます

「ファイル」タブをクリックします。
「情報」を選択します。
「問題のチェック」ボタンをクリックし、「互換性の確認」を選択します。

これで、プレゼンテーション内で以前のバージョンのPowerPointで正しく表示されない可能性のある要素が一覧表示されます。

互換性チェックで表示される主な警告と対策

互換性チェックを実行すると、以下のような警告が表示されることがあります。各警告の意味と対策を確認しましょう。

「このバージョンのPowerPointで挿入またはアップグレードされたメディアクリップは、図として保存されます。」
これは、PowerPoint 2010以降で挿入したメディアクリップが、以前のバージョンでは画像として表示されることを意味します。メディアクリップを再挿入し、埋め込む代わりにリンクすることで対応できます。
「以前のバージョンのPowerPointを使用して図形内のテキストを編集できますが、図形自体は編集できません。」
影や光彩などの効果が適用された図形は、以前のバージョンでは画像として表示され、編集できなくなります。これらの効果を削除することで、問題を解消できます。
「保存すると、ユーザー設定レイアウト上のオブジェクトに関連付けられているコードは削除されます。」
ActiveXコントロールなどのコードが含まれるユーザー設定レイアウトは、以前のバージョンではサポートされていません。これらのコードを削除するか、標準のレイアウトに変更することで対応できます。