プレゼンテーションを作成していると、画像の背景を透過させてデザイン性を高めたい場面が出てきます。今回は、PowerPointを使って画像を透過する方法を、初心者の方にも分かりやすくご紹介します。
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目次
PowerPointのイメージ
PowerPointで画像全体を透過する方法
まず、画像全体を透過させる方法から始めましょう。
手順1: 画像を挿入する
スライドに透過させたい画像を挿入します。方法は以下の通りです。
- PowerPointを開き、対象のスライドを選択します。
- 上部の「挿入」タブをクリックし、「画像」を選択します。
- パソコン内の画像ファイルを選び、「挿入」ボタンをクリックします。
手順2: 画像を選択する
挿入した画像をクリックして選択します。選択すると、画像の周りにハンドルが表示されます。
手順3: 透過性を設定する
画像の透過性を設定する方法は、使用しているPowerPointのバージョンによって異なります。
PowerPoint 2010以前の場合:
- 画像を選択した状態で、上部の「図ツール」タブが表示されます。
- 「書式」タブをクリックし、「色」ボタンをクリックします。
- 表示されるメニューから「透過色を指定」を選択します。
- 画像上で透過させたい色をクリックすると、その色が透明になります。
PowerPoint 2013以降の場合:
- 画像を選択し、「図ツール」の「書式」タブを表示します。
- 「透過性」ボタンをクリックすると、プリセットの透過度が表示されます。
- 希望の透過度を選択するか、「図の透明度のオプション」を選んでスライダーを調整し、詳細な透過度を設定します。
画像の一部を透過する方法
次に、画像の特定部分だけを透過させる方法を見ていきましょう。
手順1: 画像を挿入し、選択する
透過させたい部分が含まれる画像をスライドに挿入し、クリックして選択します。
手順2: 「背景の削除」機能を使用する
- 画像を選択した状態で、「図ツール」の「書式」タブをクリックします。
- 「背景の削除」ボタンをクリックすると、画像の不要な部分が紫色で表示されます。
- 「保持する領域としてマーク」を選択し、残したい部分をクリックして指定します。
- 「削除する領域としてマーク」を選択し、透過させたい部分をクリックして指定します。
- 編集が完了したら、「変更を保持」ボタンをクリックします。
スライドの背景画像を透過する方法
スライド全体の背景画像を透過させることで、テキストや他のオブジェクトを際立たせることができます。
手順1: 背景画像を挿入する
スライドの背景に使用したい画像を挿入します。
手順2: 背景の書式設定を開く
1. 上部の「デザイン」タブをクリックします。
2. 右端にある「背景の書式設定」ボタンをクリックします。
手順3: 画像の透明度を設定する
1. 「背景の書式設定」ウィンドウで、「塗りつぶし」の「画像またはテクスチャの塗りつぶし」を選択します。
2. 「透明度」のスライダーを左右に動かして、希望の透明度に設定します。
よくある質問
Q1: 透過させた画像を保存する際、透明部分はどうなりますか？
透過部分を保持したまま画像を保存するには、画像を右クリックし、「図として保存」を選択します。その際、ファイル形式をPNGに設定すると、透明部分を維持できます。
Q2: 画像の透過度を細かく設定する方法はありますか？
はい、「図の書式設定」ウィンドウで「図の透過性」を選択し、表示されるスライダーを使って、0%から100%までの任意の透明度を設定できます。
まとめ
PowerPointでは、画像全体や一部、さらにはスライド背景の画像を透過させることで、プレゼンテーションのデザイン性を高めることができます。使用するPowerPointのバージョンや目的に応じて、適切な方法を選択してください。
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