初心者でもできる！Outlook VBAでアドレス帳を高度に検索する方法

「Outlookのアドレス帳から特定の名前を検索したいけれど、どうすればいいのか分からない…」そんなお悩みを抱えていませんか？特に、パソコンやスマホにあまり詳しくない方にとって、VBA（Visual Basic for Applications）を使った高度な検索は難しく感じるかもしれません。でも、安心してください。今回は、初心者の方でも分かりやすく、実際に使える方法をお伝えします。

VBAを使ってOutlookのアドレス帳を検索する基本の流れ
高度な検索をVBAで自動化する方法
1. 高度な検索のダイアログを表示する
2. 検索結果を絞り込む
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まとめ

VBAを使ってOutlookのアドレス帳を検索する基本の流れ

Outlookのイメージ

まずは、VBAを使ってOutlookのアドレス帳から名前を検索する基本的な流れを見てみましょう。

Outlookのアプリケーションを起動する

vba

Dim OutlookApp As Object

Set OutlookApp = CreateObject("Outlook.Application")

このコードで、Outlookのアプリケーションを操作する準備が整います。

MAPI（Messaging Application Programming Interface）を取得する

vba

Dim OutlookNamespace As Object

Set OutlookNamespace = OutlookApp.GetNamespace("MAPI")

MAPIは、Outlookの内部データにアクセスするための仕組みです。

アドレス帳のリストを取得する

vba

Dim AddressLists As Object

Set AddressLists = OutlookNamespace.AddressLists

これで、Outlookに登録されているすべてのアドレス帳のリストを取得できます。

特定のアドレス帳を選択する

vba

Dim AddressList As Object

Set AddressList = AddressLists.Item("グローバル アドレス一覧")

ここでは「グローバルアドレス一覧」を例にしていますが、実際の環境に合わせて名前を変更してください。

アドレス帳から特定の名前を検索する

vba

Dim AddressEntries As Object

Set AddressEntries = AddressList.AddressEntries

Dim AddressEntry As Object

Set AddressEntry = AddressEntries.Item("山田 太郎")

このコードで、「山田太郎」という名前の連絡先を取得できます。

高度な検索をVBAで自動化する方法

Outlookには「高度な検索」という便利な機能があります。これをVBAで自動化することで、より効率的に検索を行うことができます。

高度な検索のダイアログを表示する

vba

OutlookApp.ActiveExplorer.Search "検索キーワード", olSearchScopeAllOutlookItems

このコードで、指定したキーワードを含むすべてのアイテムを検索できます。

検索結果を絞り込む

vba

Dim Filter As String

Filter = " = '会議の案内'"

Set SearchResults = Application.AdvancedSearch( _

    "Inbox", _

    Filter, _

    True, _

    "会議の案内検索"

)

この例では、受信トレイ内で件名が「会議の案内」のメールを検索しています。