Outlook VBAのGoToステートメント【初心者向け解決ガイド】

2025.03.03

皆さん、こんにちは。今日は、OutlookのVBAで使用されるGoToステートメントについてお話しします。プログラミング初心者の方や、パソコンやスマホの操作に不慣れな45歳から55歳以上の方々にもわかりやすく解説していきますね。

GoToステートメントとは？
Outlook VBAでのGoToステートメントの使い方
GoToステートメントを使用する際の注意点
よくある質問や疑問
1. GoToステートメントは必ず使わなければならないのですか？
2. GoToステートメントを使うとプログラムが遅くなりますか？
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

GoToステートメントとは？

Outlookのイメージ

まず、GoToステートメントとは何かをご説明します。これは、プログラム内で特定の場所にジャンプするための命令です。例えば、料理のレシピを見ているときに、「次にソースを作ります」と書かれていたら、その部分に飛んで作業を進めますよね。これと同じように、プログラム内で特定の場所に移動するのがGoToステートメントです。

Outlook VBAでのGoToステートメントの使い方

では、具体的にOutlookのVBAでどのようにGoToステートメントを使うのか見てみましょう。以下は、メールの件名に特定のキーワードが含まれているかをチェックし、含まれていれば処理を行う例です。

vba

Sub CheckSubject()

    Dim olApp As Outlook.Application

    Dim olNamespace As Outlook.Namespace

    Dim olFolder As Outlook.MAPIFolder

    Dim olMail As Outlook.MailItem

    Dim i As Integer
    Set olApp = New Outlook.Application

    Set olNamespace = olApp.GetNamespace("MAPI")

    Set olFolder = olNamespace.GetDefaultFolder(olFolderInbox)
    For i = 1 To olFolder.Items.Count

        If TypeName(olFolder.Items(i)) = "MailItem" Then

            Set olMail = olFolder.Items(i)

            If InStr(olMail.Subject, "重要") > 0 Then

                GoTo ImportantMail

            End If

        End If

    Next i
    Exit Sub

ImportantMail: MsgBox "重要なメールがあります: " & olMail.Subject ' ここに重要なメールに対する処理を記述します Resume Next End Sub

この例では、受信トレイ内のメールを順番にチェックし、件名に「重要」という言葉が含まれている場合、`ImportantMail`というラベルにジャンプして処理を行っています。

GoToステートメントを使用する際の注意点

GoToステートメントは便利な反面、使い方を誤るとプログラムが複雑になり、理解しづらくなることがあります。特に、多用するとコードの読みやすさや保守性が低下する可能性があります。そのため、可能な限り他の制御構造（例えば、`If…Then…Else`や`Select Case`など）を使用することが推奨されています。