「Outlookのバックアップを取ったのに、復元できない…」とお困りではありませんか？特にパソコンやスマホに詳しくない方にとって、こうしたトラブルはとても不安ですよね。今回は、そんな「復元できない！」という状況を解決するための方法と、注意すべきポイントを、初心者の方にもわかりやすくお伝えします。
バックアップが復元できない主な原因とその対策
Outlookのイメージ
まずは、なぜ「バックアップできない」と感じるのか、その原因を見ていきましょう。
バックアップファイルが破損している
バックアップを取ったはずのファイルが破損していると、復元ができません。特に、バックアップ中にパソコンがシャットダウンしたり、保存先のディスクに不具合があると、ファイルが壊れることがあります。
対策:
- バックアップを取る際は、作業が完了するまでパソコンの電源を切らないようにしましょう。
- バックアップ先のディスクやUSBメモリに不具合がないか確認してください。
- 定期的にバックアップを取り、古いバックアップファイルも保管しておくと安心です。
バックアップファイルの場所や名前が変更された
バックアップファイルの保存場所や名前を変更すると、復元時に「ファイルが見つからない」と表示されることがあります。
対策:
- バックアップファイルの保存場所や名前を変更しないようにしましょう。
- どうしても変更する場合は、Outlookの設定で新しいファイルの場所を指定する必要があります。
Outlookのバージョンが異なる
Outlookのバージョンが異なると、バックアップファイルの形式も変わるため、復元できないことがあります。
対策:
- バックアップを取ったOutlookと同じバージョンを使用することをおすすめします。
- 異なるバージョン間でのバックアップ復元は、互換性の問題が生じる可能性があるため注意が必要です。
OneDriveの自動バックアップ機能が干渉している
OneDriveはWindows10／11に標準搭載されているクラウドストレージサービスです。OneDriveには自動バックアップ機能が搭載されていますが、OutlookメールのPSTファイルは同期されません。このため、時にOneDriveの自動バックアップ機能がOutlookに干渉するケースもあります。
対策:
- OneDriveの自動バックアップ機能をオフにすることで、PSTファイルとの干渉を避けられる可能性があります。
- 操作手順は次の通りです。
- タスクバー右下のクラウドアイコンをクリックします。
- メニュー右上の歯車のマークをクリックし「設定」を開きます。
- 「同期とバックアップ」をクリックし「バックアップを管理」を選択します。
- 「ドキュメント」の項目をオフにして操作は完了です。
復元できない場合の対処法
万が一、バックアップが復元できない場合でも、以下の方法で対処できることがあります。
Outlookの修復ツールを使用する
Outlookには、データファイルの修復ツールが搭載されています。これを使用することで、破損したデータファイルを修復できる場合があります。
手順:
- Outlookを閉じます。
- 「スタート」メニューから「コントロールパネル」を開きます。
- 「プログラムと機能」を選択し、インストールされているプログラムの一覧から「Microsoft Office」を選びます。
- 「変更」をクリックし、「修復」を選択します。
- 画面の指示に従って修復を進めます。
バックアップファイルを新しい場所に移動する
バックアップファイルの保存場所が変更されている場合、新しい場所にファイルを移動することで復元できることがあります。
手順:
- バックアップファイルの保存場所を確認します。
- ファイルを新しい場所に移動します。
- Outlookを開き、「ファイル」→「開く/エクスポート」→「Outlookデータファイルを開く」を選択し、移動したファイルを指定します。
バックアップファイルを新しい場所に移動する
バックアップファイルの保存場所が変更されている場合、新しい場所にファイルを移動することで復元できることがあります。
手順:
- バックアップファイルの保存場所を確認します。
- ファイルを新しい場所に移動します。
- Outlookを開き、「ファイル」→「開く/エクスポート」→「Outlookデータファイルを開く」を選択し、移動したファイルを指定します。
よくある質問や疑問
バックアップファイルをパスワードで保護した場合、復元時にパスワードを忘れたらどうすればよいですか？
パスワードを忘れた場合、復元ができなくなる可能性があります。パスワードは忘れないように管理し、必要であればパスワードをリセットする方法を検討してください。
バックアップを取る際、どのフォルダを選べばよいですか？
重要なメールが保存されているフォルダ（例: 受信トレイ、送信済みアイテムなど）を選択してください。必要に応じて、サブフォルダも含めてバックアップを取ることをおすすめします。
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まとめ
Outlookのバックアップ復元がうまくいかない場合でも、原因を特定し、適切な対策を講じることで解決できることが多いです。バックアップは定期的に行い、保存場所やパスワードの管理をしっかりと行うことが大切です。
他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。
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