皆さん、こんにちは。今日は、Outlookで受信したメールの差出人のメールアドレスをVBAを使って取得する方法についてお話しします。特に、同じ組織内でExchangeを利用している場合、通常の方法では正しいメールアドレスが取得できないことがあります。そんな時の対処法も含めて、初心者の方にもわかりやすく解説します。
差出人のメールアドレスを取得する基本方法
まず、基本的な方法から説明します。OutlookのVBAでは、受信したメールの差出人のメールアドレスを取得するために、`MailItem`オブジェクトの`SenderEmailAddress`プロパティを使用します。以下にサンプルコードを示します。
vb
Sub GetSenderEmail()
Dim mail As Outlook.MailItem
Set mail = Application.ActiveInspector.CurrentItem
MsgBox "差出人のメールアドレスは: " & mail.SenderEmailAddress
End Sub
このコードを実行すると、現在選択しているメールの差出人アドレスが表示されます。
Exchange環境での注意点
しかし、Exchange環境で同じ組織内のユーザーからのメールの場合、`SenderEmailAddress`プロパティは期待した形式のアドレスを返さないことがあります。例えば、`/o=組織名/ou=グループ名/cn=Recipients/cn=ユーザー名`のような形式です。これは、Exchange特有のアドレス形式で、直接メールを送信する際には適していません。
正しいメールアドレスを取得する方法
この問題を解決するためには、`PropertyAccessor`オブジェクトを使用して、正しいSMTPアドレスを取得する必要があります。以下に、その方法を示します。
vb
Private Function GetSenderSMTPAddress(mail As Outlook.MailItem) As String
Dim PR_SMTP_ADDRESS As String
PR_SMTP_ADDRESS = "http://schemas.microsoft.com/mapi/proptag/0x39FE001E"
If mail.SenderEmailType = "EX" Then
Dim sender As Outlook.AddressEntry
Set sender = mail.Sender
If Not sender Is Nothing Then
Dim exchUser As Outlook.ExchangeUser
Set exchUser = sender.GetExchangeUser()
If Not exchUser Is Nothing Then
GetSenderSMTPAddress = exchUser.PrimarySmtpAddress
Else
GetSenderSMTPAddress = sender.PropertyAccessor.GetProperty(PR_SMTP_ADDRESS)
End If
End If
Else
GetSenderSMTPAddress = mail.SenderEmailAddress
End If
End Function
この関数を使うことで、Exchange環境でも正しいSMTPアドレスを取得できます。
実際の使用例
では、具体的にこの関数をどのように使うか見てみましょう。例えば、受信トレイ内のすべてのメールの差出人アドレスを表示する場合、以下のようなコードになります。
vb
Sub ListSenderEmails()
Dim inbox As Outlook.Folder
Set inbox = Application.Session.GetDefaultFolder(olFolderInbox)
Dim mail As Outlook.MailItem
For Each mail In inbox.Items
If TypeName(mail) = "MailItem" Then
Debug.Print "件名: " & mail.Subject
Debug.Print "差出人アドレス: " & GetSenderSMTPAddress(mail)
End If
Next
End Sub
このコードを実行すると、イミディエイトウィンドウに受信トレイ内の各メールの件名と差出人アドレスが表示されます。
よくある質問や疑問
Q1: なぜ`SenderEmailAddress`では正しいアドレスが取得できないのですか?
Exchange環境では、同じ組織内のユーザーのアドレスが内部形式(X500形式)で保存されているため、`SenderEmailAddress`プロパティではその形式のアドレスが返されます。これを通常のSMTPアドレスに変換するためには、`PropertyAccessor`オブジェクトを使用する必要があります。
Q2: このコードはOutlookのどのバージョンで動作しますか?
このコードは、Outlook 2010以降のバージョンで動作します。ただし、使用している環境や設定によっては動作しない場合もあるため、実際の環境でテストすることをお勧めします。
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まとめ
いかがでしたか?Outlook VBAを使って差出人のメールアドレスを取得する方法について解説しました。特に、Exchange環境での注意点とその対処法を理解していただけたと思います。これを活用して、業務の効率化に役立ててください。他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。
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