Outlook VBAでInStr関数を活用する方法【初心者向け解決ガイド】

2025.02.27

皆さん、こんにちは。今日は、OutlookのVBAでInStr関数を使って、特定の文字列を検索する方法についてお話しします。パソコンやスマホがちょっと苦手な方でも大丈夫です。ゆっくり一緒に学んでいきましょう。

InStr関数とは？
1. InStr関数の基本的な使い方
Outlook VBAでのInStr関数の活用例
1. ステップ1VBAエディタを開く
2. ステップ2新しいマクロを作成する
よくある質問や疑問
1. InStr関数は大文字と小文字を区別しますか？
2. 開始位置を指定しないとどうなりますか？
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

InStr関数とは？

Outlookのイメージ

まず、InStr関数についてご説明します。これは、ある文字列の中から別の文字列を探し、その位置を教えてくれる関数です。例えば、長い文章の中から特定の単語がどこにあるかを見つけるときに使います。

InStr関数の基本的な使い方

InStr関数の基本的な書き方は以下の通りです

vba

InStr([開始位置], 検索対象の文字列, 探したい文字列, [比較方法])

– 開始位置どこから探し始めるかを指定します。省略すると最初から探します。
– 検索対象の文字列探す対象となる文章や文字列です。
– 探したい文字列見つけたい単語や文字です。
– 比較方法大文字と小文字を区別するかなどを指定します。省略可能です。

例えば、「Hello World」という文章の中から「World」を探す場合

vba

Dim position As Integer

position = InStr(1, "Hello World", "World")

この場合、`position`には「World」が始まる位置である7が入ります。

Outlook VBAでのInStr関数の活用例

では、実際にOutlookのVBAでInStr関数を使ってみましょう。例えば、受信したメールの件名に特定のキーワードが含まれているかをチェックする場合です。

ステップ1VBAエディタを開く

1. Outlookを開きます。
2. キーボードの「Alt」キーを押しながら「F11」キーを押して、VBAエディタを開きます。

ステップ2新しいマクロを作成する

1. メニューの「挿入」から「標準モジュール」を選びます。
2. 新しく開いたウィンドウに、以下のコードを入力します。

vba

Sub CheckSubjectForKeyword()

    Dim mail As Outlook.MailItem

    Dim keyword As String

    Dim position As Integer
    ' キーワードを設定

    keyword = "重要"
    ' 選択したアイテムを取得

    Set mail = Application.ActiveExplorer.Selection.Item(1)
    ' 件名にキーワードが含まれているか確認

    position = InStr(1, mail.Subject, keyword, vbTextCompare)

If position > 0 Then MsgBox "このメールは重要です。" Else MsgBox "このメールは重要ではありません。" End If End Sub

このコードは、選択したメールの件名に「重要」というキーワードが含まれているかをチェックし、メッセージを表示します。