皆さん、こんにちは。今日は、Outlookを使っていると耳にする「データファイル」について、初心者の方でも理解できるようにお話ししていきます。難しそうに感じるかもしれませんが、一緒にゆっくり見ていきましょう。
Outlookデータファイルとは?
まず最初に、Outlookデータファイルって何?という疑問から解消しましょう。
Outlookデータファイルの基本
Outlookデータファイルは、Outlookでやり取りするメールや予定表、連絡先などの情報をパソコンに保存するためのファイルです。これにより、インターネットに接続していなくても、過去のメールや予定を確認することができます。
データファイルの種類.pstと.ost
Outlookデータファイルには主に2つの種類があります。
- .pstファイルPOPメールアカウントなどで使用され、メールや予定、連絡先などのデータをパソコンに保存します。
- .ostファイルIMAPやExchange、Outlook.comのアカウントで使用され、サーバー上のデータをパソコンに同期して保存します。
これらの違いを知っておくと、データの管理がしやすくなりますね。
Outlookデータファイルの作成方法
では、実際にOutlookデータファイルを作成する方法を見ていきましょう。
新しいデータファイルの作成手順
新しいデータファイルを作成することで、メールの整理やバックアップが簡単になります。手順は以下の通りです。
- Outlookを開きます。
- 左上の「ファイル」をクリックします。
- 「アカウント設定」を選び、再度「アカウント設定」をクリックします。
- 「データファイル」タブを選択し、「追加」をクリックします。
- 保存場所とファイル名を指定し、「OK」をクリックします。
これで新しいデータファイルが作成され、メールの保存先として利用できます。
Outlookデータファイルの開き方と閉じ方
次に、既存のデータファイルを開いたり、使い終わったデータファイルを閉じる方法を説明します。
データファイルを開く手順
過去に作成したデータファイルを再度開きたい場合、以下の手順で行います。
- Outlookを開きます。
- 「ファイル」タブをクリックします。
- 「開く/エクスポート」を選び、「Outlookデータファイルを開く」をクリックします。
- 開きたいデータファイルを選択し、「OK」をクリックします。
これで、選択したデータファイルの内容がOutlookに表示されます。
データファイルを閉じる手順
使い終わったデータファイルをOutlookから外すには、以下の手順を行います。
- Outlookの左側のフォルダーウィンドウで、閉じたいデータファイルを右クリックします。
- 「Outlookデータファイルを閉じる」を選択します。
これで、データファイルがOutlookの表示から外れますが、パソコンから削除されるわけではないので安心してください。
Outlookデータファイルの保存場所と移動方法
データファイルがどこに保存されているのか、また、保存場所を変更する方法についてお話しします。
データファイルの保存場所
通常、Outlookデータファイルは以下の場所に保存されています。
- Windows 10の場合
C:\Users\ユーザー名\Documents\Outlook Files
この場所を知っておくと、バックアップや移行の際に便利です。
データファイルの移動方法
データファイルを別の場所に移動したい場合、以下の手順で行います。
- Outlookを終了します。
- エクスプローラーでデータファイルが保存されているフォルダーを開きます。
- 移動したいデータファイルを希望の場所にコピーまたは移動します。
- Outlookを再起動し、新しい場所のデータファイルを開くよう設定します。
これで、データファイルを希望の場所に移動できます。
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Outlookデータファイルの修復方法
データファイルが破損してしまった場合の修復方法について説明します。
受信トレイ修復ツールの使用
Outlookには、データファイルのエラーを修復するための「受信トレイ修復ツール(SCANPST.EXE)」が用意されています。使用手順は以下の通りです。
- Outlookを終了します。
- エクスプローラーで
C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16
フォルダーを開きます。
- 「SCANPST.EXE」をダブルクリックして起動します。
- 修復したいデータファイルを選択し、「開始」をクリックします。
- エラーが検出された場合、「修復」をクリックして修復を開始します。
これで、データファイルのエラーが修復される可能性があります。
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