iPhoneのパスコードが「有効期限切れ」と表示されたときの対処法

突然、iPhoneの画面に「パスコードが有効期限切れです」と表示されたことはありませんか？これは、iPhoneのセキュリティ機能が原因で発生することがあります。特に、パソコンやスマホに詳しくない方にとっては、どう対処すれば良いのか分からず、困ってしまうことも多いですよね。

今回は、そんな方々に向けて、iPhoneのパスコードが「有効期限切れ」と表示された際の原因と、その解決方法を、わかりやすくご紹介します。

なぜ「パスコードの有効期限切れ」と表示されるのか？

まずは、この現象がなぜ起こるのか、その原因を見ていきましょう。

パスコードの有効期限設定が有効になっている

iPhoneでは、セキュリティ強化のため、パスコードに有効期限を設定することができます。この設定が有効になっていると、設定された期間（例30日、60日など）が経過すると、パスコードが期限切れとなり、新しいパスコードの入力を求められます。確認方法は、「設定」→「Face IDとパスコード」→「パスコードを変更」で、有効期限が設定されているか確認できます。

企業や組織のセキュリティポリシーによる制限

業務用や学校用のiPhoneでは、セキュリティ強化のため、定期的なパスコードの変更が求められることがあります。この場合、管理者が設定した期間に従ってパスコードの更新が必要になります。デバイスがMDMで管理されている場合、「設定」→「一般」→「デバイス管理」でプロファイルを確認できます。

Apple IDのセキュリティ設定の変更

Apple IDのセキュリティ設定（例二要素認証の有効化など）が変更された場合、デバイスのパスコードを再設定する必要があることがあります。確認方法は、「設定」→「Apple ID」→「パスワードとセキュリティ」で、セキュリティ設定を確認できます。

ユーザー自身によるパスコードの期限設定

ユーザー自身がパスコードの有効期限を設定したものの、その設定を忘れてしまい、期限切れメッセージが表示されることがあります。確認方法は、「設定」→「Face IDとパスコード」で、過去の設定を確認できます。

「パスコードの有効期限切れ」を解消する方法

では、実際に「パスコードの有効期限切れ」を解消するための方法をご紹介します。

パスコードを変更する

最も簡単で効果的な方法は、パスコードを変更することです。手順は以下の通りです

新しいパスコードが設定されると、期限切れの表示が解消されるはずです。

iPhoneを強制再起動する

システムの不具合が原因で表示されている場合、iPhoneを強制再起動することで解消されることがあります。モデルによって手順が異なりますので、お使いのiPhoneに合わせて以下の手順を試してください

• iPhone 8以降のモデル音量を上げるボタンを押してすぐに放し、次に音量を下げるボタンを押してすぐに放します。その後、サイドボタンを長押しして、Appleロゴが表示されるまで待ちます。
• iPhone 7および7 Plus音量ダウンボタンとサイドボタンを同時に長押しし、Appleロゴが表示されるまで待ちます。
• iPhone 6s以前のモデルホームボタンとサイドボタンを同時に長押しし、Appleロゴが表示されるまで待ちます。

再起動後、「パスコードの有効期限切れ」の表示が解消されているか確認してください。

iOSを最新バージョンにアップデートする

古いバージョンのiOSが原因で不具合が発生している場合、iOSを最新バージョンにアップデートすることで解消されることがあります。手順は以下の通りです

アップデート後、「パスコードの有効期限切れ」の表示が解消されるか確認してください。

iCloudを使用してiPhoneをリセットする

「iPhoneを探す」が有効になっている場合、iCloudを使用してiPhoneをリセットすることができます。手順は以下の通りです

これにより、iPhoneのすべてのデータと設定が削除され、新しいパスコードを設定できるようになります。

専用ツールを使用する

上記の方法で解決しない場合、専用のソフトウェアを使用してiPhoneのロックを解除することができます。例えば、「Tenorshare 4uKey」や「AnyUnlock」などのツールがあります。これらのツールは、iPhoneのパスコードを忘れた場合や、ロックが解除できない場合に役立ちます。ただし、使用する際は公式サイトからダウンロードし、信頼性のあるツールを選ぶようにしてください。

よくある質問

Q1: パスコードの有効期限はどのくらいですか？

パスコードの有効期限は、1日から730日まで設定できます。設定されていない場合、期限はありません。

Q2: パスコードを10回間違えるとどうなりますか？

10回連続でパスコードを間違えると、「iPhoneは使用できません」と表示され、一定時間待機後に再度入力を試みることができます。繰り返すと、最終的にデータが消去されることがあります。

Q3: 中古で購入したiPhoneのパスコードがわからない場合、どうすれば良いですか？

中古で購入したiPhoneの場合、前の所有者のApple IDが関連付けられている可能性があります。この場合、前の所有者に連絡し、Apple IDのパスワードを解除してもらう必要があります。解除できない場合、Appleサポートに相談することをおすすめします。

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まとめ

iPhoneの「パスコードの有効期限切れ」の表示は、設定やセキュリティポリシーが原因で発生することがあります。まずは、上記の方法を試してみてください。それでも解決しない場合は、Appleサポートに相談することをおすすめします。

他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。