日常の風景やお気に入りの小物を、iPhoneを使って手軽に3Dモデルに変換できる「フォトグラメトリ」。専門的な知識がなくても、誰でも始められるこの技術を、初心者の方にもわかりやすくご紹介します。
フォトグラメトリとは?
フォトグラメトリは、複数の写真を使って物体の立体的な形状を再現する技術です。iPhoneのカメラを使って、周囲をぐるっと撮影するだけで、3Dモデルを作成できます。特別な機材は不要で、手軽に始められるのが魅力です。
iPhoneでフォトグラメトリを始めるための準備
3Dモデル作成に必要なものは、以下の通りです。
ここがポイント!
- iPhone本体(iPhone 12 Pro以降のモデルがおすすめ)
- フォトグラメトリ対応のアプリ(例RealityScan、Scaniverse、Luma AIなど)
- 撮影する対象物(小物や日用品など)
- 十分な照明(明るい場所で撮影することで、精度が向上します)
おすすめのフォトグラメトリアプリ
初心者でも使いやすいアプリをいくつかご紹介します。
ここがポイント!
- RealityScanEpic Gamesが提供する無料アプリで、撮影した写真から3Dモデルを作成できます。最新バージョンでは、デバイスへのローカル保存やクロッピング機能の効率化が進んでいます。
- ScaniverseNianticが開発したアプリで、高速なスキャンと無制限の3Dガウス・スプラッティングを実現しています。スキャンしたデータを世界地図上で共有することも可能です。
- Luma AIAIによる3DCG生成技術を採用したアプリで、フォトグラメトリとLiDARを組み合わせて高精度な3Dモデルを作成できます。
3Dスキャンの基本的な手順
実際に3Dスキャンを行う手順は以下の通りです。
- アプリを起動し、対象物を画面に表示させます。
- 周囲をぐるっと回りながら、対象物の写真を撮影します。撮影角度を変えながら、複数の写真を撮ることがポイントです。
- アプリが自動的に、撮影した写真を解析し、3Dモデルを生成します。
- 生成された3Dモデルを、プレビューで確認し、必要に応じて調整します。
- 完成した3Dモデルを、USDZ形式などで保存し、ARアプリや3Dプリンタで活用できます。
初心者でも失敗しないためのポイント
スムーズに3Dスキャンを行うためのコツをご紹介します。
- 手ブレを防ぐ撮影中はiPhoneをしっかりと持ち、手ブレを防ぎましょう。スタビライザー(ジンバル)を使用すると、さらに安定した撮影が可能です。
- 十分な照明を確保する明るい場所で撮影することで、精度が向上します。ただし、直射日光は避け、均一な照明を心がけましょう。
- 対象物が動かないようにする撮影中に対象物が動くと、3Dモデルに影響が出る可能性があります。風の強い日や動きやすいものは避けると良いでしょう。
- 背景をシンプルにする複雑な背景は3Dモデルに影響を与えることがあります。できるだけシンプルな背景で撮影しましょう。
よくある質問や疑問
Q1: LiDARセンサーがないiPhoneでも3Dスキャンは可能ですか?
はい、可能です。LiDARセンサーがないiPhoneでも、複数の角度から写真を撮影することで、3Dスキャンを行うことができます。ただし、LiDAR搭載モデルの方が精度が高く、スキャンがスムーズに進みます。
Q2: どんなものをスキャンできますか?
小物や日用品など、動かずに一定時間固定できる物体であれば多くのものがスキャン可能です。ただし、反射する素材や透明なものは難易度が高くなります。
Q3: 3Dモデルの保存形式は何ですか?
一般的に、USDZ形式で保存されます。この形式は、ARアプリや3Dプリンタでの利用に適しています。
まとめ
iPhoneを使ったフォトグラメトリは、初心者でも手軽に始められる3Dスキャン技術です。適切なアプリと撮影のコツを押さえれば、誰でも高品質な3Dモデルを作成できます。ぜひ、身の回りのものをスキャンして、デジタル世界で楽しんでみてください。
他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。



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