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iPhoneのテザリングのやり方を完全網羅!初心者も安心の3つの方法と最新トラブル解決術

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「カフェでパソコンを開いたのにWi-Fiが見つからない」「出張先でどうしてもノートPCをネットにつなぎたい」「子どものゲーム機を外出先でオンライン接続させたい」──そんな経験、誰でも一度はあるのではないでしょうか。実はiPhoneには、こうした困りごとを一発で解決できるテザリングという強力な機能が備わっています。

iPhoneのテザリングのやり方がわからないという声は非常に多く、設定画面を開いてみたものの「インターネット共有って何?」と戸惑ってしまう方も少なくありません。さらに2025年秋にリリースされたiOS 26では、テザリング周りのセキュリティ仕様が変更されたことで、これまで問題なく使えていた人でも突然つながらなくなるケースが世界中で報告されています。

この記事では、iPhoneのテザリングの基本的なやり方から、Wi-Fi・Bluetooth・USBという3種類の接続方法の使い分け、iOS 26で起きている最新トラブルへの対処法、そしてプロも実践しているバッテリー節約術やセキュリティ対策まで、すべてをまとめました。この記事を読めば、テザリングに関する悩みはすべて解消できます。

ここがポイント!

  • Wi-Fi・Bluetooth・USBの3つのテザリング方法と、状況別の最適な選び方
  • iOS 26アップデート後に発生しているテザリング不具合の最新対処法
  • バッテリー消費を抑えながら安全にテザリングを使いこなすプロの裏技
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  1. そもそもiPhoneのテザリングとは何か?仕組みをわかりやすく解説
    1. テザリングとモバイルルーターの違いは?
  2. iPhoneテザリングの基本設定と3つの接続方法を完全解説
    1. すべてに共通する基本設定
    2. Wi-Fiテザリングの手順(最も一般的な方法)
    3. Bluetoothテザリングの手順(省エネ重視の方向け)
    4. USBテザリングの手順(安定性と速度を両立)
  3. iOS 26で変わったテザリングの仕様と最新トラブル対処法
    1. テザリングがグレーアウトして使えない場合の対処法
    2. macOS Tahoeとの自動接続機能を活用しよう
  4. テザリング中のバッテリー消費を最小限に抑える実践テクニック
  5. テザリングのセキュリティ対策で見落としがちな3つのポイント
    1. iPhone本体の名前を見直す
    2. 推測されにくいパスワードを設定する
    3. 使い終わったら必ずオフにする
  6. テザリングできない場合のトラブルシューティング完全ガイド
    1. キャリアの契約状況を確認する
    2. モバイルデータ通信がオンになっているか確認する
    3. デバイスの再起動を試す
    4. パスワードの入力ミスを疑う
    5. 「互換性を優先」をオンにする
    6. ソフトウェアを最新バージョンにアップデートする
  7. テザリングのデータ通信量を賢く管理する方法
  8. 情シス歴10年超の現場視点で語るテザリングの「本当の落とし穴」
    1. Windowsパソコンが裏で勝手にギガを食い尽くす問題
    2. 会社のMDM(モバイルデバイス管理)でテザリングが封じられている問題
  9. ショートカットアプリでテザリングを完全自動化する裏技
    1. 自宅を出たらテザリング自動オン、帰宅したら自動オフにする方法
  10. 「省データモード」の組み合わせでギガ消費を劇的に抑える
  11. ビデオ会議をテザリングで乗り切るための実戦テクニック
  12. デュアルSIM環境でのテザリングで注意すべき盲点
  13. テザリング速度が遅いときの原因切り分け手法
  14. iPhoneの「集中モード」をテザリング専用に活用する方法
  15. Macユーザーが知っておくべきテザリングの隠しコマンド
  16. テザリングのデータ消費を「見える化」する便利なアプリ活用術
  17. 「このコンピュータを信頼しますか?」が何度も出る問題の根本解決
  18. テザリング中にiCloudプライベートリレーが引き起こす謎の速度低下
  19. コントロールセンターのカスタマイズでテザリング操作を最速にする
  20. ぶっちゃけこうした方がいい!
  21. iPhoneのテザリングのやり方に関するよくある質問
    1. テザリング中にiCloudバックアップやiCloud写真のアップロードはできますか?
    2. テザリングに同時に何台まで接続できますか?
    3. テザリングのパスワードを忘れてしまった場合はどうすればよいですか?
    4. 格安SIMでもテザリングは使えますか?
    5. iOS 26にアップデートしたらテザリングが使えなくなりました。どうすれば直りますか?
  22. 今すぐパソコンやスマホの悩みを解決したい!どうしたらいい?
  23. まとめ

そもそもiPhoneのテザリングとは何か?仕組みをわかりやすく解説

iPhoneのイメージ

iPhoneのイメージ

テザリングとは、iPhoneが受信しているモバイルデータ通信(4Gや5G)を、パソコンやタブレット、ゲーム機などほかの機器に共有する機能のことです。iPhoneをポケットWi-Fiルーターのように使えるイメージで、SIMカードが入っていないiPadやノートPCでも、iPhoneの電波を借りてインターネットに接続できるようになります。

iPhoneの設定画面では「インターネット共有」という名称で表示されていますが、これがテザリングと同じ機能です。Apple公式サイトでも「インターネット共有(テザリング)」と併記されているので、どちらの言葉で検索しても同じ機能にたどり着けます。

テザリングの接続方法にはWi-FiBluetoothUSBの3種類があり、それぞれに得意な場面と苦手な場面があります。たとえばWi-Fiテザリングは複数台を同時につなげる反面、バッテリーの減りが激しくなります。一方でUSBテザリングは給電しながら安定した高速通信ができるため、長時間の作業に最適です。この3つの違いを理解して使い分けることが、テザリングを快適に活用するための第一歩です。

テザリングとモバイルルーターの違いは?

テザリングと似た役割を持つ機器にモバイルWi-Fiルーターがあります。どちらを選ぶべきか迷う方も多いでしょう。結論から言えば、たまにしか外出先でPCを使わない方にはiPhoneのテザリングで十分ですし、毎日のように長時間使うならモバイルルーターの導入を検討する価値があります。

比較項目 iPhoneテザリング モバイルルーター
手軽さ iPhoneだけで完結するので非常に手軽 専用端末の購入と別途契約が必要
通信の安定性 長時間や複数台接続ではやや不安定になりやすい 専用設計のため安定した通信品質を維持しやすい
バッテリー消費 iPhone本体のバッテリーを消費する 独立したバッテリーで長時間駆動が可能
同時接続台数 キャリアや機種により5〜10台程度 10台以上接続可能な機種もある
追加コスト ほとんどのキャリアで追加料金なし 端末代と月額料金が別途発生する
おすすめの利用シーン 一時的な利用や個人での軽い作業 長時間利用やビジネスでの安定接続

テザリングの最大のメリットは、追加の機器を持ち歩かなくてよいという手軽さです。ただし、iPhoneのバッテリーとデータ通信量を消費するため、動画視聴やファイルのダウンロードなど通信量の多い作業には注意が必要です。自分の使い方に合った選択をしましょう。

iPhoneテザリングの基本設定と3つの接続方法を完全解説

iPhoneのテザリングのやり方は、実はとてもシンプルです。どの接続方法を使う場合でも、まずiPhone側で「インターネット共有」をオンにするという共通の準備が必要になります。ここでは、その基本設定から3つの接続方法それぞれの手順まで、順を追って解説していきます。

すべてに共通する基本設定

テザリングを使うための最初のステップは、iPhoneの設定アプリを開くことです。手順はたった2つで完了します。

  1. iPhoneの「設定」アプリを開き、「インターネット共有」をタップします。もし見つからない場合は「モバイル通信」をタップしてから「インターネット共有」を選びましょう。
  2. 「ほかの人の接続を許可」のスイッチをタップして、オン(緑色)の状態にします。

この設定をオンにした時点で、iPhoneはほかの機器から接続を受け付ける状態になります。なお、「インターネット共有」の項目自体が表示されない場合は、契約しているキャリアのプランにテザリングが含まれていない可能性があります。一部のキャリアや格安SIMでは、テザリングがオプション扱いになっていて、別途申し込みが必要なケースがあるので確認してみてください。

Wi-Fiテザリングの手順(最も一般的な方法)

Wi-Fiテザリングは、最も多くの方が利用している接続方法です。パソコン、タブレット、ゲーム機、電子書籍端末など、Wi-Fi対応機器であればほぼ何でも接続できる汎用性の高さが魅力です。複数台の同時接続にも対応しているため、パソコンとタブレットを同時につなぐといった使い方も可能です。

  1. iPhone側で「インターネット共有」をオンにしたら、画面に表示されているWi-Fiパスワードを確認します。
  2. 接続したい機器(パソコンやタブレット)のWi-Fi設定を開き、表示されるネットワーク一覧からご自身のiPhoneの名前を探して選択します。
  3. パスワードの入力画面が表示されたら、先ほどiPhoneで確認したWi-Fiパスワードを入力して接続完了です。

一度接続した機器は、次回以降パスワードの再入力なしで自動的に接続されるようになります。ただし、Wi-Fiテザリングにはバッテリー消費が大きいというデメリットがあります。iPhoneが常にWi-Fi電波を発信し続けるため、通常の使用と比べて30〜50%ほど早くバッテリーが減ると言われています。長時間の使用が予想される場合は、モバイルバッテリーの準備をおすすめします。

Bluetoothテザリングの手順(省エネ重視の方向け)

Bluetoothテザリングは、Wi-Fiテザリングと比べてバッテリー消費を大幅に抑えられる方法です。外出先でiPhoneの充電が心もとないときや、長時間テザリングを維持したい場面で活躍します。ただし通信速度はWi-Fiより遅く、接続範囲も数メートル以内に限定されるため、高速通信が求められる作業には不向きです。

  1. iPhone側で「インターネット共有」をオンにし、さらに「設定」から「Bluetooth」もオンにします。
  2. 接続したい機器側でもBluetoothをオンにして、利用可能なデバイス一覧からiPhoneを選択してペアリングします。
  3. 画面に表示される認証コードを確認して接続を承認すれば、テザリングが開始されます。

Bluetoothテザリングは、メールの送受信やテキスト主体のWebページ閲覧など、軽めの通信作業に最適です。動画の視聴や大きなファイルのダウンロードには向いていませんが、省電力という強みは見逃せません。バッテリー残量と作業内容を天秤にかけて、Wi-Fiテザリングと使い分けるのが賢い選択です。

USBテザリングの手順(安定性と速度を両立)

USBテザリングは、iPhoneとパソコンをケーブルで直接接続する方法です。有線接続ならではの高速かつ安定した通信が最大のメリットで、さらにパソコンからiPhoneへ給電されるためバッテリー切れを気にせず使えます。大容量ファイルのアップロードやビデオ会議など、通信品質が重要な場面で力を発揮します。

  1. iPhone側で「インターネット共有」をオンにします。
  2. Lightning ケーブルまたはUSB-Cケーブル(iPhone 15以降はUSB-C)でiPhoneとパソコンを接続します。
  3. 初回接続時に「このコンピュータを信頼しますか?」と表示されたら「信頼」をタップすれば、自動的にネットワーク接続が確立されます。

Windowsパソコンの場合、USBテザリングを利用するには事前にiTunesまたはApple Devicesアプリのインストールが必要です。2025年以降、AppleはWindowsでの管理ツールをiTunesからApple Devicesアプリへ移行しつつあります。Windows 11をお使いの方は、Microsoft StoreからApple Devicesアプリをダウンロードしておくと、USB経由のテザリングがより安定して動作するという報告もあります。Macの場合はFinderが標準で対応しているため、追加のソフトウェアは不要です。

iOS 26で変わったテザリングの仕様と最新トラブル対処法

2025年9月にリリースされたiOS 26(バージョン番号が年号に統一されたため、iOS 18の次がiOS 26となりました)では、テザリングのセキュリティ仕様にいくつかの変更が加えられました。これにより、世界中のユーザーから「アップデート後にテザリングが使えなくなった」という報告が相次いでいます。

具体的には、以前のiOSでは同じApple IDでログインしているデバイスや、ファミリー共有グループのメンバーが遠隔からインターネット共有をオンにできる仕様でしたが、iOS 26ではセキュリティ上の理由からこの動作が制限されました。初回はiPhone側で手動でインターネット共有をオンにし、接続先デバイスでパスワードを入力して認証する必要があります。一度認証すれば、次回以降は自動接続が可能です。

テザリングがグレーアウトして使えない場合の対処法

iOS 26へのアップデート後、設定画面で「インターネット共有」がグレーアウト(灰色になってタップできない状態)してしまうケースが多数報告されています。この問題が発生した場合、以下の手順を順番に試してみてください。

まず最初に試すべきなのは、ネットワーク設定のリセットです。「設定」から「一般」、「転送またはiPhoneをリセット」、「リセット」と進み、「ネットワーク設定をリセット」を選択します。これにより保存済みのWi-Fiパスワードやvpn設定は消えてしまいますが、多くのケースでテザリングが復活します。

ネットワーク設定のリセットで改善しない場合は、APN設定を手動で入力する方法が有効です。「設定」から「モバイル通信」、「モバイルデータ通信ネットワーク」と進み、画面下部にある「インターネット共有」セクションのAPN欄にキャリアのAPN情報を手動で入力します。多くの場合、画面上部の「モバイルデータ通信」セクションと同じAPNを入力すれば解決します。ご自身のキャリアのAPN情報がわからない場合は、「(キャリア名)APN設定」で検索すれば見つかります。

また、VPNアプリをインストールしている場合、そのVPNプロファイルがテザリングの妨げになっていることがあります。「設定」から「一般」、「VPNとデバイス管理」と進み、VPNプロファイルを一度削除してからiPhoneを再起動してみてください。VPNを使いたい場合は、テザリングの動作確認後に再インストールを行いましょう。

iOS 26.0.1以降のアップデートでは多くの不具合が改善されているため、まだアップデートしていない方は最新バージョンへのアップデートを最優先で実行してください。「設定」から「一般」、「ソフトウェアアップデート」と進めば、利用可能なアップデートを確認できます。

macOS Tahoeとの自動接続機能を活用しよう

iOS 26とmacOS Tahoe(macOS 26)の組み合わせでは、テザリングの自動接続機能が強化されています。MacのWi-Fi設定にある「ホットスポットへの自動接続」を「自動」に設定しておけば、Wi-Fiが利用できない環境で自動的にiPhoneのテザリングへ切り替わるようになります。設定方法は、MacのメニューバーまたはコントロールセンターからWi-Fiボタンをクリックし、Wi-Fi設定を開いて「ホットスポットへの接続を確認」の項目を「自動」に変更するだけです。

さらに、Instant Hotspot機能を使えば、同じApple IDでサインインしているAppleデバイス間では、パスワード入力なしでテザリングに接続できます。ファミリー共有グループのメンバーにも同じ利便性を提供でき、iPhone側の「インターネット共有」設定から「ファミリー共有」を有効にするだけで設定完了です。

テザリング中のバッテリー消費を最小限に抑える実践テクニック

テザリングの最大の悩みは、やはりバッテリーの消耗です。Wi-Fiテザリング中はiPhoneのモデムがフル稼働し続けるため、通常使用と比べて格段にバッテリーの減りが早くなります。さらに端末が発熱しやすくなり、高温状態が続くとバッテリーの劣化を早めてしまうリスクもあります。ここでは、テザリング中のバッテリー消費を抑えるための具体的なテクニックを紹介します。

最も効果的な方法は、可能な限りUSBテザリングを選ぶことです。パソコンと一緒に使う場面であれば、USBケーブルで接続するだけでパソコンからiPhoneへ給電されるため、テザリング中でもバッテリー残量を維持できます。通信速度も3つの方法の中で最も安定しており、まさに一石二鳥の接続方法です。

Wi-Fiテザリングを使わざるを得ない場面では、いくつかの工夫でバッテリー消費を軽減できます。まず、iPhoneの画面の明るさを最低限に下げましょう。テザリング中にiPhoneの画面を操作する必要はほとんどないため、自動ロックまでの時間も「30秒」に設定しておくと無駄な消費を防げます。また、テザリング中に使わないアプリのバックグラウンド更新をオフにしておくことも有効です。

iPhone 15 Pro以降の機種に搭載されているWi-Fi 6E対応も、テザリングのパフォーマンスに関わるポイントです。Wi-Fi 6Eは6GHz帯を利用して高速通信を実現する技術ですが、テザリング時には対応機器が限られるため、必ずしも恩恵を受けられるわけではありません。接続先の機器がWi-Fi 6Eに非対応の場合は、iPhone側の「互換性を優先」をオンにすることで、2.4GHz帯での安定した接続に切り替えることができます。

5G回線でのテザリングは4G LTEと比べて高速ですが、バッテリー消費は20〜30%ほど多くなるとされています。バッテリーを最優先したい場合は、「設定」から「モバイル通信」、「通信のオプション」と進み、「音声通話とデータ」を「4G」に変更するという選択もあります。速度は若干落ちますが、バッテリー持ちは大幅に改善されます。

テザリングのセキュリティ対策で見落としがちな3つのポイント

テザリングは便利な機能ですが、セキュリティへの配慮を怠ると思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。特にWi-Fiテザリングでは、周囲にいる第三者にネットワーク名が見えてしまうため、適切な対策が不可欠です。

iPhone本体の名前を見直す

Wi-Fiテザリングをオンにすると、周囲のデバイスのWi-Fi一覧にiPhoneの名前がそのまま表示されます。初期設定では「(あなたの名前)のiPhone」と表示されるため、本名が第三者に知られてしまうリスクがあります。「設定」から「一般」、「情報」、「名前」と進んで、個人を特定されない名前に変更しておきましょう。たとえば「My-Device」のようなシンプルな名前にしておくと安心です。

推測されにくいパスワードを設定する

Wi-Fiテザリングのパスワードは、iPhoneが自動生成したランダムな文字列のままにしておくのが最も安全です。「12345678」や「password」のような簡単なパスワードに変更してしまうと、第三者に不正接続されるリスクが高まります。パスワードは8文字以上の英数字の組み合わせで設定し、大文字・小文字・数字を混在させるのが理想的です。なお、日本語やロシア語、中国語などの非ASCII文字はパスワードに使用できません。

使い終わったら必ずオフにする

テザリングをオンのまま放置すると、iPhoneが常に接続先を探し続ける状態になり、無駄なバッテリー消費が発生します。それだけでなく、悪意のある第三者がパスワードを推測して接続を試みるリスクも上がります。テザリングの使用が終わったら、すぐに「インターネット共有」をオフにする習慣をつけましょう。コントロールセンターからワンタップでオフにできるので、手間はほとんどかかりません。

テザリングできない場合のトラブルシューティング完全ガイド

手順どおりに設定したはずなのにテザリングが使えない──そんなときは、焦らずに原因を一つずつ切り分けていきましょう。テザリングのトラブルには、いくつかの定番パターンがあります。

キャリアの契約状況を確認する

テザリングの項目自体が表示されない場合、まず疑うべきはキャリアとの契約内容です。大手キャリアの最新プランではテザリングが無料で含まれていることが多いですが、一部の旧プランや格安SIMではオプション扱いになっている場合があります。各キャリアのマイページやサポート窓口で、自分のプランにテザリングが含まれているかを確認しましょう。iPhoneの場合、5G または4G LTE対応機種であればハードウェア的にはテザリングに対応しています。

モバイルデータ通信がオンになっているか確認する

意外と見落としがちなのが、モバイルデータ通信自体がオフになっているケースです。Wi-Fiに接続した状態でモバイルデータ通信をオフにしていると、テザリングは機能しません。「設定」から「モバイル通信」を開き、「モバイルデータ通信」のスイッチが緑色(オン)になっているかを確認してください。

デバイスの再起動を試す

精密機器のトラブル対処の基本中の基本ですが、再起動は驚くほど効果的です。テザリングを提供するiPhoneだけでなく、接続先の機器も再起動してみましょう。iPhone X以降の機種では、音量ボタンのどちらか一方とサイドボタンを長押しして電源オフスライダを表示させ、スライドして電源を切ります。30秒ほど待ってからサイドボタンを長押しして再起動すれば、一時的な不具合が解消されることが多いです。

パスワードの入力ミスを疑う

Wi-Fiテザリングで接続できない原因として多いのが、パスワードの入力ミスです。iPhoneが自動生成するパスワードには大文字・小文字・数字が混在しているため、特にパソコンのキーボードから入力する際に間違えやすいポイントです。iPhone側の「インターネット共有」画面でパスワードを再度確認し、一文字ずつ慎重に入力してみてください。それでもダメなら、一度接続先の機器でiPhoneのネットワーク情報を削除(ネットワークを忘れる操作)してから、再度接続を試みましょう。

「互換性を優先」をオンにする

iPhone 12以降の機種では、「インターネット共有」の設定画面に「互換性を優先」というスイッチがあります。これをオンにすると、テザリングのWi-Fi周波数が5GHzおよび6GHzから2.4GHzのみに制限され、セキュリティ規格もWPA3からWPA2に変更されます。古いパソコンやゲーム機など、新しいWi-Fi規格に対応していない機器との接続がうまくいかない場合に効果的です。ただし通信速度とセキュリティレベルが若干低下するため、必要がなくなったらオフに戻しておきましょう。

ソフトウェアを最新バージョンにアップデートする

iPhoneのiOSや接続先機器のOSが古いままだと、互換性の問題でテザリングが正常に動作しないことがあります。iPhoneは「設定」から「一般」、「ソフトウェアアップデート」で最新版への更新を確認できます。Windows PCの場合は、iTunesまたはApple Devicesアプリも最新バージョンに保つことが重要です。特にUSBテザリングでは、ドライバの更新が解決の鍵となることがあります。

テザリングのデータ通信量を賢く管理する方法

テザリングで消費されるデータ通信量は、すべてiPhoneの契約プランのデータ容量に含まれます。パソコンはスマホよりもデータ消費が激しいため、自宅のWi-Fiと同じ感覚で使っていると、あっという間に月間データ容量を使い切ってしまう可能性があります。

たとえばビデオ会議を1時間行うと約1〜2GBのデータを消費しますし、高画質の動画を1時間視聴すると3GB以上を使うこともあります。テザリング中にパソコンで作業する際は、動画の自動再生をオフにしたり、クラウドストレージの自動同期を一時停止したりするなどの工夫で、データ消費量を大幅に抑えられます。

iPhoneの「設定」から「モバイル通信」を開くと、アプリごとのデータ使用量を確認できます。テザリング中のデータ消費量を意識的にチェックする習慣をつけておけば、月末の速度制限に泣かされることもなくなるでしょう。大容量プランや使い放題プランへの見直しも、テザリングを頻繁に使う方にとっては有力な選択肢です。

情シス歴10年超の現場視点で語るテザリングの「本当の落とし穴」

iPhoneのイメージ

iPhoneのイメージ

ここからは、企業のIT部門(情シス)で10年以上にわたりモバイルデバイス管理や社内ネットワーク運用に携わってきた経験をもとに、一般的なハウツー記事では語られない現場で本当に起きるトラブルとその解決策をお伝えします。個人利用の方にも役立つ内容ばかりなので、ぜひ最後まで読んでみてください。

Windowsパソコンが裏で勝手にギガを食い尽くす問題

テザリングで最も多い「こんなはずじゃなかった」は、パソコン側が勝手に大量のデータを消費していたというケースです。情シスとして社員からの相談で一番多いのがまさにこれで、「テザリングでメールだけ確認するつもりだったのに、1時間で3GB使われていた」という話は珍しくありません。

原因は明確で、Windowsパソコンはテザリング経由のWi-Fi接続を通常のWi-Fiと区別できないのです。つまり、自宅や会社のWi-Fiに接続しているときと同じように、Windows Updateの大容量ダウンロード、OneDriveの同期、Microsoft Storeアプリの自動更新、さらにはウイルス対策ソフトの定義ファイル更新まで、バックグラウンドで一斉に動き始めます。

この問題の解決策は、テザリング接続を「従量制課金接続」に設定することです。Windows 11の場合、「設定」から「ネットワークとインターネット」、「Wi-Fi」と進み、接続中のiPhoneのネットワーク名をクリックして「従量制課金接続」のスイッチをオンにします。これだけで、Windows UpdateやOneDriveの同期が自動的に一時停止し、バックグラウンドでのデータ消費が大幅に抑えられます。

ただし正直に言うと、この「従量制課金接続」は万能ではありません。古いデスクトップアプリケーションの多くはこの設定を無視してデータ通信を行います。そこで情シスの現場では、テザリング接続する前にタスクマネージャーの「パフォーマンス」タブでネットワーク使用量をリアルタイム監視し、異常な通信が発生していないか確認する習慣を社員に推奨しています。テザリング前にDropbox、Google Drive、OneDriveなどのクラウド同期サービスのアイコンを右クリックして「同期を一時停止」しておくのも鉄板の手順です。

会社のMDM(モバイルデバイス管理)でテザリングが封じられている問題

会社支給のiPhoneでテザリングを使おうとしたら、「インターネット共有」の項目自体が消えていた──これは情シス経験者ならすぐにピンとくる話です。企業がiPhoneにMDM(Mobile Device Management)プロファイルを適用している場合、管理者がテザリングを意図的に無効化していることがあります。

これはセキュリティ上の理由で行われるもので、社員が会社のモバイルデータ回線を私的利用したり、機密データがテザリング経由で外部に流出するリスクを防ぐために設定されています。この場合、いくら設定を探し回ってもテザリングを有効にすることはできません。IT部門に事情を説明して、テザリングの許可を申請するのが唯一の正攻法です。

逆に個人のiPhoneでテザリングが突然使えなくなった場合は、「設定」から「一般」、「VPNとデバイス管理」を確認してみてください。自分で意図せずインストールした構成プロファイル(無料VPNアプリやWi-Fi接続サービスが自動インストールすることがある)が、テザリング機能を制限している場合があります。心当たりのないプロファイルが入っていたら、削除して再起動するだけで解決することが多いです。

ショートカットアプリでテザリングを完全自動化する裏技

iPhoneに最初から入っている「ショートカット」アプリを使えば、テザリングのオン・オフを自動化できることをご存知でしょうか。iOS 16以降で追加された「インターネット共有を設定」アクションにより、特定の条件をトリガーにしてテザリングを自動的にオン・オフできるようになりました。これが本当に便利で、一度設定すれば手動でiPhoneの設定画面を開く手間が完全になくなります。

自宅を出たらテザリング自動オン、帰宅したら自動オフにする方法

  1. iPhoneで「ショートカット」アプリを開き、画面下部の「オートメーション」タブをタップします。
  2. 右上の「+」ボタンをタップし、「個人用オートメーションを作成」を選びます。
  3. トリガーとして「出発」を選択し、自宅の住所を位置情報として指定します。
  4. 「アクションを追加」をタップし、検索窓に「インターネット共有」と入力して「インターネット共有を設定」アクションを選びます。
  5. アクションの設定で「オン」を選択し、「すぐに実行」をオンにして保存します。

同様の手順で、トリガーを「到着」(自宅の住所)にして「インターネット共有」を「オフ」にするオートメーションを作れば、帰宅時の自動オフも実現できます。

さらに応用として、特定のBluetooth機器に接続したときにテザリングを自動オンにする設定も可能です。たとえば車のカーナビやカーオーディオのBluetoothに接続したら自動でテザリングが始まるようにすれば、車内でのストリーミング再生やナビのオンライン機能が自動的に使えるようになります。トリガーを「Bluetooth」にし、接続先のデバイスを指定するだけです。

この自動化で特に助かるのが、テザリングの切り忘れ防止です。前の記事でも触れましたが、テザリングをオンのまま放置するとバッテリー消費とセキュリティの両面でリスクがあります。ショートカットの自動化を設定しておけば、その心配がゼロになるわけです。

「省データモード」の組み合わせでギガ消費を劇的に抑える

テザリング中のデータ消費を抑えるうえで、意外と知られていないのがiPhoneの「省データモード」です。この機能をオンにすると、iPhone自体のバックグラウンドでのデータ消費が抑えられるだけでなく、テザリング経由で接続しているデバイスへの影響も出てきます。

設定方法は、「設定」から「モバイル通信」、「通信のオプション」と進み、「省データモード」をオンにするだけです。これにより、FaceTimeの画質が自動的に最適化されたり、iCloud写真の同期が一時停止されたり、App Storeの自動アップデートが止まったりします。

しかし本当に効果を発揮するのは、iPhone側の省データモードと接続先デバイス側の設定を組み合わせるときです。たとえばMacをテザリングで接続している場合、Mac側でも「システム設定」から「ネットワーク」、「Wi-Fi」、接続中のネットワーク名をクリックして「省データモード」をオンにできます。iPhone側とMac側の両方で省データモードを有効にすると、体感でデータ消費量が通常の半分以下に抑えられます。

Windowsパソコンの場合は、前述の「従量制課金接続」設定がこれに相当します。さらに、ブラウザの設定でも節約が可能です。Microsoft Edgeには「効率モード」が搭載されており、バックグラウンドタブの通信を抑制してくれます。「設定」から「システムとパフォーマンス」を開き、「効率モード」を「常にオン」にしておくと、テザリング中のブラウジングでのデータ消費を軽減できます。

ビデオ会議をテザリングで乗り切るための実戦テクニック

情シスの現場で最も質問を受けるシチュエーションが、「外出先でZoomやTeamsの会議に参加しなければならないが、Wi-Fiがない」というものです。テザリングでビデオ会議に参加すること自体は問題なく可能ですが、知っておくべきコツがいくつかあります。

まず通信量の目安として、Zoomでカメラオンの会議を1時間行うと、おおよそ1〜1.5GBのデータを消費します。カメラをオフにして音声だけにすれば、消費量は約100〜200MBまで下がります。自分が発言しない時間帯はカメラをオフにするだけで、データ消費を大幅に節約できるわけです。

接続方法としては、USBテザリングが圧倒的におすすめです。Wi-Fiテザリングだと電波干渉や距離によって接続が不安定になることがありますが、USBならケーブルを通じた直接接続なので通信が途切れるリスクが格段に低くなります。大事な商談やプレゼンでテザリングを使わざるを得ない場合、USB接続は必須と言えます。

もうひとつの実戦テクニックとして、ZoomやTeamsの設定で画質を手動で下げておくのが有効です。Zoomの場合、「設定」から「ビデオ」を開き、「HDを有効にする」のチェックを外します。Teamsの場合は、会議中に「その他のアクション(…)」から「設定」を開き、ビデオの画質を「低」に変更します。これだけで通信量が半分近くに減ります。画質は落ちますが、ビジネス会議であれば相手の表情が読み取れる程度で十分です。

情シスとしてのぶっちゃけ話をすると、新幹線の中でテザリングを使ってビデオ会議をするのは正直あまりおすすめしません。トンネルに入るたびに接続が途切れるうえ、5Gと4Gの切り替えが頻繁に起きて通信が不安定になりがちです。どうしても必要な場合は、事前にZoomの設定で「低帯域幅モード」を有効にし、チャットで「テザリング接続のため音声のみで失礼します」と一言断っておくのがスマートです。

デュアルSIM環境でのテザリングで注意すべき盲点

最近のiPhoneはeSIMに対応しており、仕事用とプライベート用で2つの回線を1台のiPhoneで使い分ける方が増えています。iPhone 13以降のモデルではデュアルeSIMにも対応しているため、物理SIMなしで2回線を運用できます。ただし、デュアルSIM環境でのテザリングには、見落としがちな注意点があります。

テザリングでインターネットを共有する際に使われるのは、「モバイルデータ通信」に設定されている回線です。たとえば主回線にデータ無制限プラン、副回線に3GBの安いプランを設定している場合、テザリングに使いたいのは当然主回線のほうです。「設定」から「モバイル通信」を開き、「モバイルデータ通信」の項目で正しい回線が選択されているか必ず確認してください。

さらに厄介なのが「モバイルデータ通信の切り替えを許可」という設定です。この設定がオンになっていると、主回線の電波が弱いときに自動的に副回線に切り替わります。テザリング中にこの切り替えが発生すると、突然テザリングが切断されるだけでなく、残りデータ量の少ない副回線のデータが消費される可能性があります。テザリングを使う際は、この設定をオフにしておくのが安全です。

テザリング速度が遅いときの原因切り分け手法

「テザリングはつながるけど、とにかく遅い」という問題に直面したとき、多くの人は漠然と「電波が弪いのかな」と考えがちです。しかし情シスの経験から言えば、テザリングが遅い原因は複数あり、正しく切り分けないと解決に時間がかかります。

まず確認すべきは、iPhone単体での通信速度です。SafariやSpeedtestアプリでiPhone本体の速度を計測してみてください。ここで十分な速度(下り10Mbps以上)が出ているのにテザリング先の機器で遅い場合は、原因はiPhoneの回線ではなくテザリングの接続方式にあります。

Wi-Fiテザリングで速度が落ちる典型的な原因は、周囲のWi-Fi電波との干渉です。カフェやオフィスビルなど、多くのWi-Fiアクセスポイントが密集している場所では、2.4GHz帯が混み合って速度が大幅に低下します。この場合、iPhone 12以降の機種であれば「互換性を優先」をオフにすることで5GHz帯を使うように切り替えられ、速度が改善することがあります。ただし5GHz帯は障害物に弱いため、iPhoneと接続先機器をなるべく近くに置いてください。

もう一つのよくある原因が、iPhoneのキャリアによるテザリング時の速度制限です。一部のキャリアでは、テザリング経由のデータ通信に対して通常よりも低い速度上限を設定していることがあります。これはiPhone本体のSpeedtest結果には表れないため、発見が難しい問題です。キャリアのマイページやサポートに問い合わせて、テザリング時の速度制限の有無を確認してみましょう。

iPhoneの「集中モード」をテザリング専用に活用する方法

iOS 15以降で搭載された「集中モード」は、通知の管理だけでなく、テザリング中の快適さを向上させるためにも活用できます。テザリング中はデータ通信量を節約したいですし、余計なアプリの通信も減らしたいもの。そこで「テザリング用の集中モード」を作成する方法をご紹介します。

「設定」から「集中モード」を開き、右上の「+」ボタンで「カスタム」を選択します。名前を「テザリング」などにして、通知を許可するアプリをメールやメッセージなど最低限に絞ります。ここからがポイントで、「集中モードフィルタ」の設定で「省データモード」を自動的に有効にしておけば、この集中モードをオンにするだけでデータ節約の設定が一括で切り替わります。

さらにショートカットアプリの自動化と組み合わせると、テザリングをオンにしたときに自動的にこの集中モードが有効になり、テザリングをオフにしたときに解除されるという完全自動化も実現できます。集中モード起動のアクションをショートカットに組み込むだけで設定完了です。

Macユーザーが知っておくべきテザリングの隠しコマンド

MacでiPhoneのテザリングを使う場合、Finderやシステム設定からの操作が一般的ですが、ターミナルを使ったネットワーク診断を知っておくと、トラブル時に役立ちます。

テザリング接続がうまくいかないとき、Macのターミナルを開いて「networksetup -listallhardwareports」と入力すると、現在Macが認識しているすべてのネットワークインターフェースが表示されます。USBテザリングの場合、「iPhone USB」という名称のインターフェースが表示されていれば、Mac側は正しくiPhoneを認識しています。表示されていなければ、ケーブルの接触不良やドライバの問題が考えられます。

また、テザリング接続中の通信品質を確認するには、ターミナルで「ping -c 10 8.8.8.8」と入力してみてください。10回のping応答時間とパケットロスが表示されます。応答時間が100ms以下でパケットロスが0%なら良好な接続です。応答時間が200msを超えている場合は回線品質が悪く、パケットロスが発生していたら接続が不安定な状態です。ビデオ会議の前にこのチェックを行えば、「つながったと思ったら会議中にブチブチ切れた」というトラブルを事前に回避できます。

テザリングのデータ消費を「見える化」する便利なアプリ活用術

テザリングでどれだけデータを消費しているかを正確に把握するには、iPhone標準の機能だけでは少し心もとありません。「設定」から「モバイル通信」で確認できるデータ使用量は累計値で、テザリング中にリアルタイムで消費量を監視するには向いていないのです。

そこで活用したいのが、サードパーティ製のデータ通信量モニタリングアプリです。App Storeで「データ通信量」と検索すると複数のアプリが見つかりますが、おすすめは契約プランのデータ上限を設定しておくと残量をウィジェットでリアルタイム表示してくれるタイプのアプリです。ホーム画面にウィジェットを配置しておけば、テザリング中にロック画面を見るだけで「あとどれくらい使えるか」がひと目でわかります。

Macをテザリングで使う場合は、TripModeというmacOS向けアプリが非常に優秀です。このアプリはメニューバーに常駐し、テザリング接続を検知すると自動的に有効になります。アプリごとの通信をホワイトリスト方式で管理でき、「SafariとSlackだけ通信を許可し、それ以外のアプリの通信はすべてブロック」といった細かい制御が可能です。DropboxやiCloudが裏で同期を始めてギガを食い潰すという悲劇を未然に防げます。

Windows側では、タスクマネージャーの「パフォーマンス」タブで「イーサネット」または「Wi-Fi」を選択すれば、リアルタイムの送受信データ量を確認できます。さらに「設定」から「ネットワークとインターネット」、「データ使用状況」と進むと、アプリごとのデータ消費量が表示されるため、どのアプリが大量にデータを使っているかの犯人探しにも役立ちます。

「このコンピュータを信頼しますか?」が何度も出る問題の根本解決

USBテザリングを使っていると、iPhoneとパソコンをケーブルで接続するたびに「このコンピュータを信頼しますか?」というダイアログが繰り返し表示されることがあります。毎回「信頼」をタップするのは地味にストレスですし、iPhoneのロックを解除しないとダイアログが表示されないため、急いでいるときほど厄介です。

この問題の原因は主に2つあります。ひとつはUSBケーブルの品質です。安価な充電専用ケーブルや劣化したケーブルを使っていると、データ通信が不安定になり、信頼関係のリセットが頻発します。Apple純正のケーブルまたはMFi認証済みのサードパーティ製ケーブルを使ってみてください。

もうひとつの原因は、iPhoneの位置情報とプライバシー設定のリセットが必要なケースです。「設定」から「一般」、「転送またはiPhoneをリセット」、「リセット」と進み、「位置情報とプライバシーをリセット」を実行します。これにより、すべてのコンピュータとの信頼関係がリセットされ、次回接続時にクリーンな状態で信頼関係を再構築できます。一度これを行うと、同じパソコンで「信頼しますか」が繰り返し表示される問題が解消されることが多いです。

テザリング中にiCloudプライベートリレーが引き起こす謎の速度低下

iOS 15以降でiCloud+に加入している方は、「iCloudプライベートリレー」が有効になっている可能性があります。この機能はSafariでのブラウジング時にトラフィックを暗号化してプライバシーを保護する優れた機能ですが、テザリング中に有効にしていると通信速度が著しく低下することがあります。

プライベートリレーはデータを二重に中継するため、通常のWi-Fi接続では気にならない程度の遅延が、テザリングのようなモバイル回線では体感できるレベルの速度低下として現れます。テザリング中に「なぜかSafariだけ遅い」と感じたら、「設定」から自分の名前をタップし、「iCloud」、「プライベートリレー」と進んで一時的にオフにしてみてください。速度が改善されるはずです。

なお、プライベートリレーをオフにするとプライバシー保護のレベルは下がりますので、テザリングでの作業が終わったら忘れずにオンに戻しましょう。ショートカットアプリでテザリングのオン・オフと連動させることはできませんが、集中モードの活用と組み合わせて「テザリング中はこの設定をチェック」というリマインダーを設定しておくと便利です。

コントロールセンターのカスタマイズでテザリング操作を最速にする

テザリングのオン・オフを最も素早く行う方法は、実はコントロールセンターのカスタマイズです。iOS 26ではコントロールセンターのカスタマイズ性が大幅に向上しており、テザリング関連の操作をワンタップで行えるように配置を最適化できます。

コントロールセンターを開いた状態で長押しすると編集モードに入ります。ここで「インターネット共有」のトグルを追加しておけば、画面右上から下にスワイプするだけで即座にテザリングのオン・オフを切り替えられます。設定アプリを開く必要がなくなるので、この一手間の削減は日常的にテザリングを使う方にとって大きな時短です。

さらに便利なのが、コントロールセンターの通信関連パネル(Wi-Fi、Bluetooth、モバイル通信、機内モードが集まった左上のブロック)を長押しして展開表示にすることです。展開すると「インターネット共有」ボタンが表示され、現在の接続台数もリアルタイムで確認できます。知らないうちに見知らぬデバイスが接続していないかのチェックにも使えるので、セキュリティの観点からもぜひ覚えておいてください。

ぶっちゃけこうした方がいい!

ここまでテザリングのあらゆるテクニックやトラブル対処法を紹介してきましたが、情シスを10年以上やってきた人間として、ぶっちゃけ本音を言わせてもらいます。

テザリングで一番大事なのは、「準備を8割、操作を2割」で考えることです。多くの人はテザリングが必要な場面になってから慌てて設定を始めますが、それだと確認不足でつながらなかったり、Windows Updateが裏でギガを食い荒らしたりと、ロクなことになりません。

個人的にはこうするのが圧倒的に楽だし効率的だと思っています。まず、ショートカットアプリで「テザリング準備」という一連の自動化を作っておく。テザリングをオンにすると同時に、省データモードをオン、集中モードを「テザリング」に切り替え──これをワンタップで全部やってくれるようにしておく。そして接続先のパソコンには、テザリング用のWi-Fiプロファイルを「従量制課金接続」に事前設定しておく。これだけで、テザリングに関するトラブルの8割は未然に防げます。

そして、もうひとつ声を大にして言いたいのは、USBテザリングをもっと使ってほしいということ。Wi-Fiテザリングが主流なのは「ケーブルが面倒」という理由だけで、実際のところ速度の安定性、バッテリーへの負荷、セキュリティのどれをとってもUSB接続のほうが優れています。出先でノートPCと一緒に使うならUSB-Cケーブル1本をカバンに入れておくだけで、Wi-Fiテザリングで感じていたストレスの大半が消えます。充電しながら安定した高速通信ができるのに、なぜみんなWi-Fiテザリングで頑張るんだろう、と情シス目線ではいつも思っています。

最後に、テザリングに頼る頻度が週に2〜3回を超えるなら、素直に大容量プランかデータ無制限プランに切り替えたほうが精神衛生上よいです。「あとどれくらいギガ残ってるかな」と気にしながらテザリングを使うのは、生産性を下げるだけです。月に数百円〜千円程度の差額で無制限プランにできるキャリアも増えていますし、povo2.0のように「今日だけデータ使い放題」をスポットで購入できるサービスもあります。テザリングの技術的な最適化を突き詰めるのも大切ですが、そもそもデータ容量の心配をなくしてしまうのが、結局のところ一番シンプルで一番賢い解決策です。

iPhoneのテザリングのやり方に関するよくある質問

テザリング中にiCloudバックアップやiCloud写真のアップロードはできますか?

テザリング中は、一部のiCloud機能が制限される場合があります。iCloudバックアップの作成iCloud写真ライブラリへの大量のアップロードは、テザリング接続ではなくWi-Fi接続時のみ動作する仕様になっています。これはAppleがデータ通信量の予期しない消費を防ぐための制限です。テザリング中であってもメールの送受信やSafariでのWeb閲覧は問題なく行えるので、日常的な作業に支障が出ることはほとんどありません。

テザリングに同時に何台まで接続できますか?

同時接続可能な台数は、お使いのキャリアとiPhoneのモデルによって異なります。一般的には最大5台程度が目安ですが、iPhone 15以降の最新機種ではそれ以上の台数に対応しているケースもあります。ただし、接続台数が増えるほど1台あたりの通信速度は低下し、バッテリー消費も加速するため、実用的には2〜3台に抑えておくのが快適に使えるラインです。

テザリングのパスワードを忘れてしまった場合はどうすればよいですか?

テザリングのWi-Fiパスワードは、iPhoneの「設定」から「インターネット共有」を開けばいつでも確認できます。パスワードを変更したい場合は、同じ画面の「”Wi-Fi”のパスワード」をタップして新しいパスワードを入力します。なお、パスワードを変更すると、現在接続中のすべてのデバイスが一旦切断されるので、各デバイスで再接続が必要になります。

格安SIMでもテザリングは使えますか?

多くの格安SIMではテザリングが追加料金なしで利用可能です。ただし、一部のMVNOでは特定の機種やプランでテザリングが制限されている場合があります。契約前にテザリング対応状況をMVNOの公式サイトで確認し、不明な点があればサポートに問い合わせておくと安心です。

iOS 26にアップデートしたらテザリングが使えなくなりました。どうすれば直りますか?

iOS 26ではテザリングのセキュリティ仕様が変更されたため、一時的に接続できなくなるケースがあります。まずはiOS 26.0.1以降への追加アップデートを適用してください。それでも改善しない場合は、「ネットワーク設定のリセット」を実行するか、「モバイルデータ通信ネットワーク」のAPN設定を手動入力する方法が効果的です。VPNアプリのプロファイル削除も試す価値があります。これらの対処法で大多数のユーザーが問題を解決できています。

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まとめ

iPhoneのテザリングのやり方は、「設定」から「インターネット共有」をオンにして、接続したい機器からiPhoneを選ぶだけという非常にシンプルなものです。Wi-Fi、Bluetooth、USBの3つの接続方法にはそれぞれ異なる強みがあり、バッテリー残量や通信速度のニーズ、接続先の機器の種類に応じて使い分けることで、どんな場面でも快適にインターネットを利用できます。

iOS 26のアップデートに伴うトラブルも、ネットワーク設定のリセットやAPN手動入力などの対処法で解決できるケースがほとんどです。セキュリティ面では、iPhone名の変更、強固なパスワードの設定、使用後のオフ切り替えという3つの基本をしっかり守りましょう。

テザリングは、iPhoneを持っている方なら誰でも使える非常に実用的な機能です。今回紹介した設定手順とトラブル対処法をぜひ実践して、外出先でもストレスのないインターネット環境を手に入れてください。一度やり方を覚えてしまえば、もうWi-Fiがない場所で困ることはなくなるはずです。

この記事を書いた人
この記事を書いた人

企業の情報システム部門で10年以上、PC・アカウント・社内ネットワーク・Microsoft 365/Google Workspace運用を担当。年間数百件の問い合わせ対応(PC不調、メール送受信、Excel/Word資料、Teams会議、スマホ連携など)を通じて、初心者がつまずくポイントを「再現→原因切り分け→最短解決」の手順に落とし込んできました

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