Excel VBAのソースエクスポートについて興味はありますか?
でも、方法もメリットもよくわからない!
当サイトでは、他にもExcelで業務効率・作業効率を上げる記事を投稿しています。興味があればそちらも合わせてご覧いただけると幸いです。
それではいってみましょー。
VBAのソースをエクスポートするメリット・デメリット
Excel VBAのコードをエクスポートしたい!と思っているのであれば、メリットとデメリットはしっかり把握しておくことが大切です。
- ソースエクスポートを行うことで、Excel VBAのソースコードを別の場所にバックアップできます。
- ソースコードを個別のファイルとして保存することで、ソースコードのバージョン管理が容易になります。
- ソースコードをエクスポートすることで、他のプロジェクトや開発環境で再利用できます。
- ソースエクスポートを行うと、ソースコードが複数のファイルに分散するため、管理が煩雑になる可能性があります。
- ソースコードをエクスポートすることで、ソースコードの機密性が低下する可能性があります。
ソースエクスポートは、ソースコードの保管や再利用に役立つ機能ですが、注意が必要です。
ソースコードのセキュリティや管理方法について、適切な対策を講じることが重要です。
手動でエクスポートする方法
Excel VBAのソースコードをエクスポートする方法はいくつかあります。
アナログですが、シンプルな方法で「手動」でコードをエクスポートする方法があります。
以下が手動でソースコードをエクスポートする手順になります。
- Excelブックを開き、開発タブをクリックします。
- Visual Basicをクリックします。
- エクスポートしたいモジュールを選択し、右クリックします。
- ファイルのエクスポートをクリックします。
- 任意の場所にファイル名をつけ、保存をクリックします。
VBAコードでエクスポートする方法
Excel VBAでソースコードをエクスポートするためのVBAコードをご提案します。
下記のコードは、指定したフォルダのワークブック内のすべてのVBAモジュール、クラスモジュール、およびユーザーフォームのソースコードをエクスポートします。
'指定したフォルダのExcelデータ内のコードをエクスポートするコード
Sub ExportAllVBACode()
Dim wb As Workbook
Dim objVBComp As VBIDE.VBComponent
Dim strFolderPath As String
' エクスポート先のフォルダパスを指定
strFolderPath = "C:\VBA_Export\"
' 現在のワークブックを設定
Set wb = ThisWorkbook
' フォルダが存在しない場合は作成
If Dir(strFolderPath, vbDirectory) = "" Then
MkDir strFolderPath
End If
' ワークブック内のすべてのVBAコンポーネントをエクスポート
For Each objVBComp In wb.VBProject.VBComponents
Select Case objVBComp.Type
Case vbext_ct_StdModule, vbext_ct_ClassModule, vbext_ct_MSForm
objVBComp.Export strFolderPath & objVBComp.Name & ".cls"
Case vbext_ct_Document
objVBComp.Export strFolderPath & objVBComp.Name & ".cls"
End Select
Next objVBComp
MsgBox "VBAコードのエクスポートが完了しました。"
End Sub
注意点として、上記のコードを使用する前に、VBAエディタで「参照設定」を開き、「Microsoft Visual Basic for Applications Extensibility」を追加する必要があり、マクロのセキュリティ設定で「信頼できるアクセスを VBA プロジェクト オブジェクト モデルに許可する」を有効にする必要があります。
もっと短いシンプルなコードも書いておきます。
'
Sub ExportVBACode()
Dim objVBComp As Object
For Each objVBComp In ThisWorkbook.VBProject.VBComponents
objVBComp.Export "C:\Path\To\Save\" & objVBComp.Name & ".bas"
Next objVBComp
End Sub
上記のコードもMicrosoft Visual Basic for Applications Extensibility ライブラリを使用してプログラムでエクスポートするので、その点は把握した上でご利用ください。
非推奨な方法でエクスポートする方法
はぁーい!非推奨な方法ですけど「Microsoft Visual Basic for Applications Extensibility ライブラリ」を使わないでVBAコードも一応紹介します。
非推奨なのでコードの動作保証はしません!多分環境によっては変な動き方をするからです。
なので、自己責任でお願いします。
SendKeysメソッドを使用してキーボード操作を模倣することでエクスポートが可能です。
'SendKeysメソッドを使ったソースコードエクスポートする方法
Sub ExportModuleUsingSendKeys()
Application.VBE.MainWindow.Activate
Application.VBE.ActiveVBProject.VBComponents("Module1").Activate
SendKeys "^e", True
SendKeys "{TAB}", True
SendKeys "{TAB}", True
SendKeys "C:\Path\To\Save\Module1.bas", True
SendKeys "{ENTER}", True
End Sub
注意: SendKeysは非常に不安定であり、他のアプリケーションやダイアログが開いていると、予期せぬ動作を引き起こす可能性があります。
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まとめ
この記事では、Excel VBAでのソースエクスポートに関する3つの異なる方法を解説しました。以下はその要点です。
- VBAコードのエクスポートはバックアップやバージョン管理、再利用が容易になる一方で、コードの機密性が低下するリスクや管理が煩雑になる可能性がある。
- 手動でエクスポートする基本的な方法は、VBAエディタを開いて「エクスポートファイル」を選択すること。
- プログラムでエクスポートする方法としては、VBIDEを使用する方法とSendKeysを使用する非推奨な方法がある。
これらの方法を組み合わせることで、より効率的にソースコードのエクスポートが可能になります。Excel VBAのプロジェクトを管理する上で、これらの技術は非常に役立つでしょう。
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