初心者でもできる！Google Apps Script（GAS）でスプレッドシートを検索する方法

パソコンやスマホに不安がある方でも、Googleスプレッドシートのデータを効率的に検索・抽出できる方法をご紹介します。プログラミング経験が少ない方でも安心して取り組める内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。

Google Apps Script（GAS）とは？
QUERY関数の基本と活用方法
1. GASでQUERY関数を使う方法
GASでの検索処理の注意点
よくある質問や疑問
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

Google Apps Script（GAS）とは？

Googleスプレッドシートのイメージ

Google Apps Script（GAS）は、Googleが提供するスクリプト言語で、スプレッドシートやGmail、カレンダーなどのGoogleサービスを自動化することができます。例えば、毎日のデータ入力を自動化したり、特定の条件に合ったデータを抽出することが可能です。

QUERY関数の基本と活用方法

QUERY関数は、スプレッドシート内のデータをSQLのような言語で検索・抽出するための強力なツールです。例えば、以下のように記述することで、特定の条件に合ったデータを抽出できます。

excel

=QUERY(C10, "SELECT A, B WHERE C > 100", 1)

この式では、C10の範囲から、C列が100より大きい行のA列とB列のデータを抽出しています。

GASでQUERY関数を使う方法

GASを使ってQUERY関数を実行するには、以下のようなコードを使用します。

javascript

function runQuery() {

  var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet();

  var range = sheet.getDataRange();

  var data = range.getValues();

  var query = 'SELECT A, B WHERE C > 100';

  var results = SpreadsheetApp.newDataTable().addRowsFromDataSource(data).setQuery(query).build().getRows();

  Logger.log(results);

}

このコードでは、スプレッドシートのデータを取得し、QUERY関数で指定した条件に合ったデータを抽出しています。

GASでの検索処理の注意点

GASを使ってスプレッドシートを検索する際には、いくつかの注意点があります。

ここがポイント！

データ型の一致 数値と文字列が混在していると、検索結果が正しく表示されないことがあります。特に、文字列と数値が混在する列では、すべてのデータを文字列として扱うようにすることが推奨されます。
範囲の指定 QUERY関数で参照する範囲は、条件に使用するすべての列を含む必要があります。例えば、A列とB列を抽出したい場合でも、C列まで含めて範囲を指定する必要があります。
エラーハンドリング データが空白の場合や、条件に合致するデータがない場合には、エラーメッセージが表示されることがあります。これらを適切に処理するためのコードを追加することが重要です。