初心者でもできる！Google Apps Scriptでスプレッドシートの範囲をコピーする方法

こんにちは！今日は、Google Apps Script（GAS）を使って、Googleスプレッドシートの特定の範囲をコピーする方法をご紹介します。パソコンやスマホの操作に不安がある方でも、わかりやすく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

はじめになぜGASでコピーするのか？
GASで範囲をコピーする方法
よくある質問や疑問
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

はじめになぜGASでコピーするのか？

Googleスプレッドシートのイメージ

普段、スプレッドシートでデータをコピー＆ペーストする際、手動で行っている方が多いのではないでしょうか。しかし、データ量が多くなると、手作業では時間がかかり、ミスも増えてしまいます。そこで活躍するのが、Google Apps Script（GAS）です。GASを使うことで、スプレッドシートの操作を自動化し、効率的に作業を進めることができます。

GASで範囲をコピーする方法

GASには、スプレッドシートの範囲をコピーするためのメソッドがいくつか用意されています。代表的なものを紹介します。

`copyTo()`メソッドを使う方法

`copyTo()`メソッドは、指定した範囲を別の範囲にコピーするためのメソッドです。例えば、シート1のセルの内容をシート2のB2セルにコピーする場合、以下のように記述します。

javascript

function copyData() {

  var sheet1 = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheetByName('シート1');

  var sheet2 = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheetByName('シート2');

  var sourceRange = sheet1.getRange('');

  var targetRange = sheet2.getRange('B2');

  sourceRange.copyTo(targetRange);

}

このコードを実行すると、シート1のセルの内容がシート2のB2セルにコピーされます。

`copyValuesToRange()`メソッドを使う方法

`copyValuesToRange()`メソッドは、指定した範囲の値を、別のシートや範囲にコピーするためのメソッドです。例えば、シート1のからまでの値を、シート2のB1からB5にコピーする場合、以下のように記述します。

javascript

function copyValues() {

  var sheet1 = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheetByName('シート1');

  var sheet2 = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheetByName('シート2');

  var sourceRange = sheet1.getRange('');

  sourceRange.copyValuesToRange(sheet2, 2, 2, 1, 5);

}

このコードを実行すると、シート1のからまでの値が、シート2のB1からB5にコピーされます。

`copyTo()`メソッドのオプションを使う方法

`copyTo()`メソッドには、コピーする内容を指定するオプションがあります。例えば、値のみをコピーしたい場合は、`{contentsOnly: true}`を指定します。

javascript

function copyValuesOnly() {

  var sheet1 = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheetByName('シート1');

  var sheet2 = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheetByName('シート2');

  var sourceRange = sheet1.getRange('');

  var targetRange = sheet2.getRange('B2');

  sourceRange.copyTo(targetRange, {contentsOnly: true});

}

このコードを実行すると、シート1のセルの値のみがシート2のB2セルにコピーされ、書式はコピーされません。