初心者でもできる！GASでスプレッドシートのデータを簡単に取得する方法

スプレッドシートのデータを自動で取得したいけど、プログラミングは難しそう…そんなあなたに朗報です！今回は、Google Apps Script（GAS）を使って、スプレッドシートのデータを簡単に取得する方法を、初心者にもわかりやすく解説します。パソコンやスマホの操作に不安がある方でも安心して取り組める内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

GASとは？スプレッドシートとの連携で何ができるのか
データ取得の基本ステップGASでスプレッドシートから情報を取り出す方法
実際にやってみよう！GASでスプレッドシートからデータを取得するコード例
よくある質問や疑問
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

GASとは？スプレッドシートとの連携で何ができるのか

Googleスプレッドシートのイメージ

Google Apps Script（GAS）は、Googleのサービスを自動化するためのプログラミング言語です。スプレッドシートと連携することで、以下のようなことが可能になります。

ここがポイント！

スプレッドシートから必要なデータを自動で取得
取得したデータをもとにメールを送信
データを加工して別のシートやファイルに転記
外部の情報と連携してデータを更新

これらを手作業で行うと時間がかかりますが、GASを使えば一瞬で自動化できるんです。

データ取得の基本ステップGASでスプレッドシートから情報を取り出す方法

GASでスプレッドシートからデータを取得する基本的な流れは以下の通りです。

スプレッドシートを開く
操作したいシートを指定する
データの範囲を指定して取得する
取得したデータを必要な形に整形する

これらのステップを順番に見ていきましょう。

ステップ1スプレッドシートを開く

まず、操作したいスプレッドシートを開きます。GASでは、以下の方法でスプレッドシートを開くことができます。

getActiveSpreadsheet()現在開いているスプレッドシートを取得します。
openById(id)スプレッドシートのIDを指定して開きます。
openByUrl(url)スプレッドシートのURLを指定して開きます。

例えば、現在開いているスプレッドシートを取得するには以下のように記述します。

const ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();

ステップ2操作したいシートを指定する

スプレッドシート内には複数のシートがあります。操作したいシートを指定するには、以下のように記述します。

const sheet = ss.getSheetByName('シート1');

ここで、’シート1’は実際のシート名に置き換えてください。

ステップ3データの範囲を指定して取得する

データを取得するには、取得したい範囲を指定します。例えば、からC3までの範囲を取得するには以下のように記述します。

const range = sheet.getRange('C3');

また、データが入力されている範囲を自動で取得するには、以下のように記述します。

const range = sheet.getDataRange();

ステップ4取得したデータを必要な形に整形する

取得したデータは、配列として返されます。例えば、以下のように記述します。

const data = range.getValues();

これで、からC3までの範囲のデータが二次元配列として取得できます。

実際にやってみよう！GASでスプレッドシートからデータを取得するコード例

実際に、GASでスプレッドシートからデータを取得するコード例を見てみましょう。

function fetchData() {

  const ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();

  const sheet = ss.getSheetByName('シート1');

  const range = sheet.getRange('C3');

  const data = range.getValues();

  Logger.log(data);

}

このコードを実行すると、からC3までの範囲のデータがログに表示されます。