Google Apps Scriptでスプレッドシートの値を簡単に取得する方法

こんにちは！今日は、Google Apps Script（GAS）を使って、Googleスプレッドシートからデータを簡単に取得する方法をご紹介します。パソコンやスマホの操作に不安がある方でも、安心して取り組める内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

GASとは？
スプレッドシートからデータを取得する基本の流れ
実際にコードを書いてみよう
特定のセルや列のデータを取得する方法
よくある質問や疑問
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

GASとは？

Googleスプレッドシートのイメージ

まず初めに、GAS（Google Apps Script）とは、Googleが提供するスクリプト言語で、Googleの各種サービス（スプレッドシート、Gmail、カレンダーなど）を自動化・連携させることができる便利なツールです。

例えば、毎日決まった時間にスプレッドシートのデータを集計してメールで送信する、といった作業を自動化することができます。

スプレッドシートからデータを取得する基本の流れ

GASを使ってスプレッドシートからデータを取得するには、以下の手順を踏みます。

スプレッドシートを開く
シートを指定する
セルの範囲を指定する
値を取得する

これらのステップを順番に見ていきましょう。

実際にコードを書いてみよう

では、実際にスプレッドシートからデータを取得するコードを書いてみましょう。

まず、以下のようなスプレッドシートを用意してください。

名前	年齢	メールアドレス
山田太郎	28	yamada@example.com
佐藤花子	34	sato@example.com

次に、以下のコードをGASのエディタに入力して実行してみてください。

javascript

function fetchData() {

  const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheetByName('シート1');

  const data = sheet.getDataRange().getValues();

  Logger.log(data);

}

このコードは、現在開いているスプレッドシートの「シート1」から、データが入力されている範囲のすべての値を取得し、ログに表示します。

特定のセルや列のデータを取得する方法

全体のデータではなく、特定のセルや列のデータを取得したい場合は、以下のようにコードを変更します。

特定のセルの値を取得する

javascript

function fetchCellValue() {

  const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheetByName('シート1');

  const value = sheet.getRange('').getValue();

  Logger.log(value);

}

このコードは、「シート1」のセルの値を取得してログに表示します。

特定の列の値を取得する

javascript

function fetchColumnValues() {

  const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheetByName('シート1');

  const data = sheet.getRange('A').getValues();

  Logger.log(data);

}

このコードは、「シート1」のA列（以降）の値を取得してログに表示します。