Googleスプレッドシートで16進数を簡単に扱う方法

2025.08.14

こんにちは！今日は「Googleスプレッドシートで16進数を簡単に扱う方法」についてお話しします。パソコンやスマホの操作に不安がある方でも安心して学べる内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。

16進数って何？

Googleスプレッドシートのイメージ

まず、16進数とは何かを簡単に説明します。普段私たちが使っている数字は「10進数」と呼ばれ、0から9までの数字を使います。一方、16進数は0から9に加えて、AからFまでの6文字を使って数を表現します。例えば、「A」は10、「F」は15を意味します。

Googleスプレッドシートでは、16進数を簡単に扱うための関数がいくつか用意されています。以下に代表的な関数とその使い方を紹介します。

この関数は、16進数を10進数に変換するためのものです。例えば、「FF」という16進数を10進数に変換したい場合、次のように入力します。



=HEX2DEC("FF")

これを入力すると、結果として「255」が返されます。

逆に、10進数を16進数に変換するには、DEC2HEX関数を使用します。例えば、10進数の「255」を16進数に変換する場合、次のように入力します。



=DEC2HEX(255)

結果として「FF」が返されます。

BASE関数を使うと、10進数を任意の進数に変換できます。例えば、10進数の「255」を16進数に変換する場合、次のように入力します。



=BASE(255, 16)

これも「FF」が返されます。

では、16進数を使った実際の例を見てみましょう。

ウェブデザインや資料作成で色を指定する際、16進数のカラーコードを使うことがあります。例えば、「#FF5733」というカラーコードは、赤みがかったオレンジ色を表します。Googleスプレッドシートでは、セルの背景色をこのような16進数のカラーコードで指定することができます。

16進数を使って計算を行う場合、まず16進数を10進数に変換し、その後計算を行います。例えば、「」セルに「FF」、「B1」セルに「1A」と入力し、「C1」セルに次のように入力します。



=HEX2DEC() + HEX2DEC(B1)

これを実行すると、結果として「280」が返されます。

セルに「FF」と入力し、B1セルに「=+ 10」と入力しても、エラーが発生します。これは、Googleスプレッドシートが「FF」を16進数として認識せず、文字列として扱ってしまうためです。計算を行うには、HEX2DEC関数を使って10進数に変換する必要があります。

16進数の桁数が多い場合、HEX2DEC関数では対応できないことがあります。その場合、Google Apps Scriptを使ってカスタム関数を作成することで対応可能です。

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Googleスプレッドシートでは、16進数を扱うための便利な関数が用意されています。これらを活用することで、データの変換や計算がスムーズに行えます。特に、カラーコードの指定や数値の変換と計算は、日常的に役立つ場面が多いです。

他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。