スプレッドシートを使って、郵便番号を入力するだけで住所が自動で表示されるとしたら、どれだけ便利でしょうか？特に、手作業で住所を入力していると、時間がかかってしまいますよね。そんな悩みを解決するのが、Google Apps Script（GAS）を使った方法です。今回は、初心者の方でもわかりやすく、ステップバイステップで解説します。
はじめになぜ住所を自動入力したいのか？
Googleスプレッドシートのイメージ
例えば、名簿作成やアンケート集計などで、住所を手入力していると、どうしても時間がかかり、ミスも増えてしまいます。そんなときに、郵便番号を入力するだけで住所が自動で表示されれば、作業効率が格段にアップしますよね。
必要なものはこれだけ！
まず、準備するものは以下の2つです。
- Google スプレッドシート住所を入力するためのシートです。
- Google Apps Script（GAS）スプレッドシートに組み込むことで、郵便番号から住所を取得するプログラムを作成します。
ステップ1スプレッドシートを準備しよう
まずは、Google スプレッドシートを開き、以下のように列を設定します。
- A列郵便番号を入力する列
- B列住所が表示される列
ステップ2Google Apps Scriptを開こう
次に、スプレッドシートの上部メニューから「拡張機能」→「Apps Script」を選択します。これで、スクリプトエディタが開きます。
ステップ3コードを入力しよう
スクリプトエディタが開いたら、以下のコードをコピーして貼り付けてください。
function searchAddress(postalCode) {
const response = UrlFetchApp.fetch(
`http://zipcloud.ibsnet.co.jp/api/search?zipcode=${postalCode}`
);
const json = response.getContentText();
const data = JSON.parse(json);
const address = data.results.address1 + data.results.address2 + data.results.address3;
return address;
}
このコードは、郵便番号を引数として受け取り、zipcloud APIを使って住所を取得するものです。
ステップ4スプレッドシートで関数を使おう
スクリプトを保存したら、スプレッドシートに戻り、B2セルに以下のように入力します。
=searchAddress()
これで、セルに郵便番号を入力すると、B2セルに住所が自動で表示されるようになります。
注意点と改善方法
- エラーが出る場合APIのリクエスト制限に達している可能性があります。しばらく時間をおいてから再試行してください。
- 大量のデータを扱う場合APIの無料プランには1日あたりのリクエスト制限があります。大量のデータを処理する際は、有料プランの利用を検討してください。
- 住所が正確に取得できない場合入力した郵便番号が正しいか、またはAPIが対応していない地域のものでないか確認してください。
まとめ
Google スプレッドシートとGoogle Apps Scriptを組み合わせることで、郵便番号から住所を自動で取得することができます。これにより、手作業での入力ミスを減らし、作業効率を大幅に向上させることができます。ぜひ、今回の方法を試してみてください。
よくある質問や疑問
Q1: 他のAPIを使って住所を取得することはできますか？
はい、他にも「ExcelAPI」などのサービスを利用することができます。ただし、各APIには利用制限や仕様が異なるため、事前に確認してから使用してください。
Q2: 住所から郵便番号を取得する方法はありますか？
はい、住所を入力することで郵便番号を取得する方法もあります。Google Apps Scriptを使って、住所を引数として郵便番号を返す関数を作成することができます。
Q3: スクリプトの実行に時間がかかる場合、どうすればよいですか？
大量のデータを処理する際は、スクリプトの実行時間が長くなることがあります。処理を分割して実行するなど、工夫が必要です。
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まとめ
今回は、Google スプレッドシートとGoogle Apps Scriptを使って、郵便番号から住所を自動で取得する方法を解説しました。これにより、手作業での入力ミスを減らし、作業効率を大幅に向上させることができます。ぜひ、今回の方法を試してみてください。
他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。
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