もしあなたが、GoogleスプレッドシートからSlackへ通知を送信したいと思っているなら、この記事はあなたにぴったりです。面倒な手動作業を減らし、業務を効率化できる方法を、初心者でもわかりやすくステップバイステップで解説します。今回は、Slack APIとGoogle Apps Script（GAS）を使った自動通知の仕組みを作る方法を紹介します。通知の対象者リストがスプレッドシートにあれば、ボタンひとつで連絡が完了しますよ！これであなたの仕事も格段に効率化されることでしょう。
GoogleスプレッドシートからSlack通知を送る仕組みを作ろう
Googleドキュメントのイメージ
まず最初に、GoogleスプレッドシートからSlack通知を送るために必要な準備をしましょう。最初に少しだけ知っておきたいのが、Slack APIの基本的な機能です。Slack APIを利用することで、外部アプリからメッセージを送信したり、Slack上のデータを取得したりすることができます。これを活用して、スプレッドシート上の情報を自動でSlackへ送信できるようになります。
Slackアプリの作成
最初にやるべきことは、Slack APIを使うために「Slackアプリ」を作成することです。このアプリを使って、外部からSlackにメッセージを送信します。
- Slack APIの公式ページにアクセスし、「Create New App」を選択。
- アプリを作成する際に、アプリ名とワークスペースを選択します。今回は「Slackbot_test」という名前で作成しましょう。
- アプリ作成後、設定画面に進みます。
OAuthと権限の設定
次に、アプリに必要な権限（Scope）を設定します。これにより、Slack上でどのアクションが許可されるかを決めることができます。
- OAuth & Permissionsの設定画面に行き、必要な権限を追加します。今回は「users:read」と「chat:write」の2つが必要です。
- 設定後、「Install to Workspace」を押して、Slackワークスペースにインストールします。
これで、Slackアプリの作成が完了です。
Googleスプレッドシートの準備と設定
次に、Googleスプレッドシートでデータを管理し、そのデータをSlackに送信するための準備をしましょう。まず、新しいスプレッドシートを作成し、送信する情報を入力します。例えば、通知先のメールアドレスやメッセージ内容などを入力します。
Google Apps Scriptの設定
GoogleスプレッドシートとSlackを連携させるために、Google Apps Script（GAS）を使います。GASを開いて、以下の手順でSlackアプリ用のライブラリを設定しましょう。
- スプレッドシートのメニューから「拡張機能」→「Apps Script」を選択。
- ライブラリからSlackアプリ用のスクリプトを追加します。
- スクリプトを設定したら、実行してSlackにメッセージを送信できるか確認します。
スクリプトの作成と実行
ここで重要なのは、Slackにメッセージを送るためのスクリプトを作成することです。スプレッドシートに記載されたメールアドレスからSlackIDを取得し、そのIDにメッセージを送信するコードを作成します。
- メッセージを送信するためのスクリプトを作成します。
- 実行して、メッセージが正しく送信されるか確認します。
Slack通知をボタンひとつで送信！
手動でGASを実行するのは面倒ですよね。そこで、Googleスプレッドシート上にボタンを配置して、ボタンをクリックするだけでSlack通知が送信できる仕組みを作ります。
スプレッドシートにボタンを追加
スプレッドシートにボタンを追加するには、まず図形を挿入します。そして、その図形に実行したいスクリプトを割り当てます。
- スプレッドシートの「挿入」から「図形描画」を選択。
- 図形を作成し、図形をクリックして「スクリプトを割り当て」ます。
- 作成したスクリプト（例SlackBot）を選択して確定します。
これで、ボタンをクリックすることでSlack通知が送信される仕組みが完成します。
GoogleドキュメントSlack通知に関する疑問解決
読者からよく寄せられる疑問について、ここで回答します。
Q: GASを使う際、セキュリティ面で気をつけるべきことは？
A: Google Apps Script（GAS）でTokenを直書きするのは危険です。セキュリティを高めるために、Tokenなどの機密情報は「スクリプトプロパティ」に保存して、コード内では参照するだけにしましょう。
Q: 通知先のSlackユーザーを自動で選択する方法は？
A: スプレッドシートに記載されたメールアドレスからSlackIDを取得し、そのIDを使ってSlackBotで通知を送ることができます。これにより、宛先を手動で入力する手間が省けます。
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まとめ
この記事では、GoogleスプレッドシートからSlack通知を送る方法を初心者向けにステップバイステップで解説しました。これにより、手動での連絡作業が大幅に効率化され、業務の生産性が向上します。さらに、GASを活用した自動化により、ボタンひとつでSlack通知を送信できるようになります。これであなたもGoogleスプレッドシートとSlackを最大限に活用し、仕事の効率化を実現しましょう！
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