「Googleドキュメントで作った文章をコピーしたら、なぜか改行がめちゃくちゃ増えてる…」そんな経験、ありませんか? WordPressのブログ記事を書いたり、メールに文章を貼り付けたり、SNSの投稿を準備したり。せっかくキレイに仕上げた文章が、コピペした瞬間に行間がスカスカになってしまうと、本当にがっかりしますよね。実はこの現象、あなたの操作ミスではありません。Googleドキュメント特有の「段落スペース」の仕組みが原因なんです。
この記事では、改行が増える根本原因をわかりやすく解説し、初心者でも今すぐ使える解決策から、上級者向けの正規表現テクニックまで網羅的にお伝えします。もう二度とコピペの改行で悩まない、そんな状態を一緒に目指しましょう。
- Googleドキュメントのコピペで改行が増える原因は「段落間スペース」と「改行コードの違い」にある
- Shift+Enterや書式クリアなど、用途別に使い分けられる7つの具体的な解決策を紹介
- WordPress・メール・SNSなど貼り付け先ごとのベストな対処法と、2026年最新のアドオン情報も解説
- Googleドキュメントのコピペで改行が増える本当の原因とは?
- Googleドキュメントの段落スペース設定を変更する方法
- 今すぐ使える7つの改行トラブル解決策
- 貼り付け先ごとのベストプラクティス
- そもそも改行トラブルを起こさないための予防テクニック
- 上級者向け改行コードの仕組みを深掘りする
- 情シス歴10年超の現場視点で語る「見えない敵」との戦い方
- 実務で即使えるGoogle Apps Scriptプログラム集
- 現場で本当によく遭遇するコピペトラブルとその解決法
- AIツールとの連携で起きる新しいタイプの改行問題
- 組織全体でコピペトラブルを根絶するための仕組みづくり
- コピペ後のトラブルシューティング完全フローチャート
- ぶっちゃけこうした方がいい!
- Googleドキュメントでコピーした文章の改行に関するよくある質問
- 今すぐパソコンやスマホの悩みを解決したい!どうしたらいい?
- まとめ
Googleドキュメントのコピペで改行が増える本当の原因とは?
まず最初に知っておいてほしいのが、Googleドキュメントには「2種類の改行」が存在するということです。ここを理解するだけで、問題の大半は解決への道筋が見えてきます。
段落改行と行内改行の違いを理解しよう
Googleドキュメントで普通にEnterキーを押すと、それは「段落改行(パラグラフブレイク)」として処理されます。これは単純に「次の行に移動する」という意味ではなく、「新しい段落を始める」という命令になります。そしてGoogleドキュメントのデフォルト設定では、段落と段落の間に自動的にスペース(余白)が挿入されるようになっています。
一方、Shift+Enterで入力するのが「行内改行(ラインブレイク)」です。こちらは同じ段落の中で行を変えるだけなので、余分なスペースは入りません。つまり、あなたがGoogleドキュメント上で「ちょうどいい見た目」だと思っていた改行は、実は段落間スペースが効いていた可能性が高いのです。
問題はここからです。この文章を別のアプリやWebサービスにコピペすると、貼り付け先のアプリが段落間スペースをそのまま「空行」として解釈してしまいます。その結果、改行が1つなのに2行分の空白ができてしまう、というわけです。
クリップボードのHTML変換が引き起こすトラブル
もう少し技術的な話をすると、Googleドキュメントからテキストをコピーするとき、クリップボードにはプレーンテキストとリッチテキスト(HTML形式)の両方が格納されます。そして多くのアプリケーションは、リッチテキスト形式を優先的に読み取ります。
このリッチテキストの中には、Googleドキュメントが内部で使用しているCSS的なスタイル情報が含まれています。たとえば段落の前後に10ポイントのスペースを入れるといった情報です。この情報をWordPressやメールソフトなどが解釈するとき、「段落間の余白」を「空の行」として変換してしまうケースがあるのです。
さらにWindowsの場合、改行コードとしてCR+LF(キャリッジリターン+ラインフィード)が使われますが、Googleドキュメント側のWebアプリケーションではLFのみを使用しています。このOS間の改行コードの差異も、特定の環境でコピペしたときに改行が増殖する一因となっています。
Googleドキュメントの段落スペース設定を変更する方法
改行が増える一番の原因である「段落の前後のスペース」を無効にする方法を解説します。これが最も根本的な対処法です。
パソコン版での段落スペース削除手順
パソコンのブラウザでGoogleドキュメントを開いている場合は、次の手順で段落スペースを消すことができます。まず、文書内のテキストをCtrl+A(Macの場合はCommand+A)で全選択してください。次に上部メニューから「表示形式」→「行間隔と段落の間隔」を選択します。そこに「段落の前にスペースを追加」「段落の後にスペースを追加」というオプションが表示されるので、チェックが入っている場合はクリックして外しましょう。
もしすでにスペースが追加されている状態であれば、「段落の前のスペースを削除」「段落の後のスペースを削除」という表示になっているはずです。これをクリックするだけで、段落間の余白がなくなり、コピペしても改行が増えなくなります。
スマートフォンアプリでの調整方法
スマートフォンでGoogleドキュメントアプリを使っている場合も、行間の調整は可能です。編集したいテキストを選択した状態で、画面上部にある「A」のアイコンをタップしてください。書式設定メニューが開くので、「段落」タブを選択し、行間隔の数値を調整します。標準の1.15を1.0に変更するだけでも、かなり改善されるはずです。
ただし、アプリ版ではパソコン版ほど細かい段落スペースの設定ができないこともあります。どうしてもうまくいかない場合は、パソコンのブラウザ版で設定を変更してからコピペすることをおすすめします。
今すぐ使える7つの改行トラブル解決策
段落スペースの設定変更以外にも、状況に応じて使い分けられる解決策がいくつもあります。ここでは実践的な7つの方法を、簡単なものから順に紹介します。
解決策1Shift+Enterで行内改行を使う
これは予防策として最もシンプルな方法です。文章を書くときに、段落を変えたくない場所ではShift+Enterキーを使って改行してください。この操作で入力される改行は「行内改行」なので、段落スペースが付きません。詩のような短い行の連続や、住所・署名欄など、余計なスペースを入れたくない場面で特に有効です。
解決策2書式をクリアしてからコピーする
すでに書き終わった文書の場合は、コピーする前に書式をリセットする方法が手っ取り早いです。テキストを全選択した後、Ctrl+\(Macの場合はCommand+\)を押すか、右クリックメニューから「書式をクリア」を選択してください。これで段落スペースを含む書式情報がリセットされ、プレーンなテキストとしてコピーできるようになります。
ただし注意点として、太字やイタリック、フォントサイズなども一緒にリセットされてしまいます。装飾を残したい場合は、この方法は使えません。
解決策3「書式なしで貼り付け」を使う
コピー元の書式を変えたくない場合は、貼り付け側で対処しましょう。貼り付けるときにCtrl+Shift+V(Macの場合はCommand+Shift+V)を使うと、書式情報を除いたプレーンテキストとして貼り付けられます。Androidスマートフォンの場合は、長押しで表示されるメニューから「書式なしで貼り付ける」を選択すれば同じ効果が得られます。
この方法はどんなアプリに貼り付ける場合でも有効で、最も汎用性の高いテクニックです。メール、WordPress、Notion、Slackなど、あらゆる場面で活躍します。
解決策4メモ帳を中継してコピペする
少しアナログな方法ですが、確実性が高いのがこの「メモ帳経由」の方法です。Googleドキュメントからコピーした文章を、まずWindowsのメモ帳(Macの場合はテキストエディット)に貼り付けます。メモ帳はリッチテキストを受け付けないので、書式情報がすべて剥ぎ取られたプレーンテキストになります。その状態から改めてコピーして目的のアプリに貼り付ければ、余分な改行は発生しません。
一手間かかるのが難点ですが、「Ctrl+Shift+Vが使えないアプリ」に貼り付けるときには重宝するテクニックです。
解決策5検索と置換で余分な改行をまとめて削除する
すでに改行が増えてしまった文書を修正したい場合は、Googleドキュメントの「検索と置換」機能が便利です。Ctrl+H(Macの場合はCommand+H)で検索と置換ダイアログを開き、「正規表現を使用した検索」にチェックを入れてください。検索欄に「\n\n」と入力し、置換欄に「\n」と入力して「すべて置換」をクリックすれば、二重改行が一括で単一改行に変換されます。
ちなみに2025年11月のアップデート情報として、従来使われていた正規表現パターンが一部動作しなくなったという報告があります。うまくいかない場合は、検索欄に「\x0B」を使用してソフトリターン(Shift+Enterの改行)を検出する方法も試してみてください。
解決策6Googleドキュメントのアドオンを活用する
手作業が面倒な方には、Google Workspaceマーケットプレイスで公開されているアドオンがおすすめです。代表的なものとしては「Remove Line Breaks」や「Text Cleaner」があります。
Remove Line Breaksは、選択したテキスト内の改行をワンクリックで削除できるシンプルなアドオンです。PDFやWebページからコピペしたテキストの改行整理に特に力を発揮します。Text Cleanerはもう少し多機能で、段落区切りの削除に加えて余分なスペースの除去やフォーマットの統一なども行えます。
インストール方法は簡単で、Googleドキュメントの上部メニューから「拡張機能」→「アドオン」→「アドオンを取得」と進み、マーケットプレイスで名前を検索してインストールするだけです。2026年現在も両アドオンとも提供が継続されており、無料で使えます。
解決策7Google Apps Scriptで自動化する
大量の文書を定期的に処理する必要がある上級者向けの方法です。Google Apps Scriptを使えば、改行の整理を自動化するスクリプトを組むことができます。たとえば、Google Docs APIのbatchUpdateメソッドを使って、特定の文字パターンを一括置換するスクリプトを書くことが可能です。
以下のようなシンプルなスクリプトで、文書内の連続改行を処理できます。Googleドキュメントのメニューから「拡張機能」→「Apps Script」を開き、スクリプトを記述して実行するだけです。定期的にライターから大量の原稿を受け取る編集者やコンテンツマネージャーにとっては、このスクリプト化による自動処理が最も効率的な選択肢になるでしょう。
貼り付け先ごとのベストプラクティス
改行の問題は、どこに貼り付けるかによっても最適な対処法が変わってきます。ここでは主要な貼り付け先ごとに、おすすめのアプローチをまとめます。
WordPressに貼り付ける場合
WordPressへのコピペは、多くのブロガーが頭を悩ませるポイントです。特にClassic Editorを使っている場合、Googleドキュメントからコピーした文章には大量の不要なHTMLタグやスペースが混入し、改行が増えるだけでなくコード自体が汚くなります。
2026年現在、最もスマートな対策はGutenbergエディター(ブロックエディター)を使うことです。Gutenbergは2018年のWordPress5.0から標準搭載されており、Googleドキュメントからのコピペとの相性が格段に向上しています。段落、見出し、リストなどが自動的に適切なブロックとして認識され、余分な改行やHTMLタグが付きにくくなっています。
それでも完璧ではないので、貼り付け後にコードエディターに切り替えて不要な タグやspanタグがないか確認する習慣をつけるとベターです。もっと根本的な解決を望むなら、WordableやMammoth.docxといった専用プラグインの導入も検討してみてください。
メールやチャットツールに貼り付ける場合
GmailやOutlookなどのメールソフト、あるいはSlackやTeamsなどのチャットツールに貼り付ける場合は、Ctrl+Shift+V(書式なし貼り付け)が最もシンプルで確実な方法です。特にSlackはリッチテキストの解釈が独特なため、書式付きで貼り付けると段落間に大きな空白が入りがちです。
Gmailの場合は、Googleドキュメントと同じGoogle製品同士ということもあり比較的相性が良いのですが、それでも段落スペース設定がオンになっている文書からコピペすると余白が大きくなることがあります。メール送信前にプレビューで確認するクセをつけましょう。
NotionやCanvaなど他のWebサービスに貼り付ける場合
NotionはGoogleドキュメントからのコピペに比較的対応しており、見出しやリストの構造をある程度保ったまま貼り付けることができます。ただし段落間の余白はNotionの標準スタイルに変換されるため、Googleドキュメントでの見た目とは異なることがあります。
Canvaのテキストボックスに貼り付ける場合は、プレーンテキストでの貼り付けが確実です。Canvaはリッチテキストの解釈が限定的なので、書式情報が予期しない形で反映されることがあります。
そもそも改行トラブルを起こさないための予防テクニック
ここまでは「起きてしまった問題への対処法」を中心にお話ししてきましたが、そもそもトラブルを未然に防ぐための工夫もいくつかあります。日頃のドキュメント作成に取り入れてみてください。
テンプレート文書で段落設定を統一しておく
チームで文書を共同編集する場合は、あらかじめ段落スペースをゼロに設定したテンプレート文書を作っておくのがベストです。新規文書を作るたびに設定を変更する手間が省けますし、メンバー間で書式が統一されるので、コピペ時のトラブルも大幅に減ります。
テンプレートの作り方は、まず新規Googleドキュメントを開いて段落スペースの設定をゼロに変更します。そして「表示形式」→「段落スタイル」→「オプション」→「デフォルトのスタイルとして保存」を選択すれば、以降の新規文書にも同じ設定が引き継がれます。
手動の空行に頼らず段落スタイルで間隔を制御する
多くの人がやりがちなのが、行間を空けたいときにEnterキーを2回押して空行を入れるやり方です。これはGoogleドキュメント上では見た目がキレイに見えますが、コピペしたときに空白が倍増する最大の原因になります。
行間を調整したいなら、Enterキーの連打ではなく「行間隔と段落の間隔」の設定で数値を指定するのが正しい方法です。カスタムの間隔で「段落後の間隔」を8ptや10ptに設定すれば、見た目はスッキリ、かつコピペしても余分な空行が入りません。
コピペ前のチェックリストを習慣にする
どうしても改行トラブルが起きやすい環境で作業している場合は、コピペの前に簡単なチェックを挟む習慣をつけましょう。Googleドキュメントのメニューから「表示」→「印刷されない文字を表示」をオンにすると、段落記号や改行記号が可視化されます。これを見れば、どこに段落改行が入っていて、どこが行内改行なのかが一目でわかります。
そしてコピー後、まずメモ帳やプレーンテキストエディタに一度貼り付けて、改行の状態を確認してから本番の貼り付け先に移すと安全です。
上級者向け改行コードの仕組みを深掘りする
ここから先は、なぜこのような問題が技術的に発生するのかをもう少し深く理解したい方のための内容です。
CR・LF・CRLFとは何か
コンピュータの世界では、改行を表す制御文字としてCR(キャリッジリターン、\r)とLF(ラインフィード、\n)の2種類が存在します。これらはタイプライター時代の名残で、CRは「印字ヘッドを行頭に戻す」、LFは「紙を1行分送る」という動作に由来しています。
WindowsではCR+LF(\r\n)の組み合わせが標準的な改行コードですが、macOSやLinuxではLF(\n)のみを使います。GoogleドキュメントはWebアプリケーションなので基本的にLFベースですが、クリップボードを経由する際にOSの改行コードに変換される場合があります。この変換プロセスで、一部のアプリケーションがCR+LFの2バイトを「2つの改行」と誤認識してしまうケースが存在するのです。
Googleドキュメントの内部HTML構造
Googleドキュメントでテキストをコピーすると、クリップボードにはtext/html形式のデータが含まれます。このHTMLの中では、各段落が<p>タグで囲まれ、さらにCSSのmargin-bottomやpadding-bottomプロパティでスペースが指定されています。
たとえば段落の後にスペースが設定されている文書では、各<p>タグにmargin-bottom:12ptのようなスタイルが付いています。これを受け取った側のアプリが、このマージンを「空行1行分」として変換するか「CSSの余白」として表示するかはアプリの実装次第です。WordPressのClassic Editorは前者の挙動をすることが多く、これが改行増殖の直接的な原因となっています。
段落ブレイクとラインブレイクのHTML的な違い
HTML的に言うと、Googleドキュメントの段落改行(Enter)は<p>タグの終了と新しい<p>タグの開始に対応します。一方、行内改行(Shift+Enter)は<br>タグに対応します。<p>タグにはデフォルトでマージンが付くのに対し、<br>タグにはマージンが付かないため、この違いがコピペ後の見た目に大きく影響するのです。
| 操作 | Googleドキュメントでの扱い | HTML出力 | 余白の発生 |
|---|---|---|---|
| Enterキー | 段落改行(新しい段落を作成) | <p>タグ | あり(段落間マージン) |
| Shift+Enterキー | 行内改行(同じ段落内で改行) | <br>タグ | なし |
| Ctrl+Shift+Vで貼り付け | 書式なし貼り付け | プレーンテキスト | なし |
| Ctrl+Vで貼り付け | 書式付き貼り付け | HTML(CSS付き) | あり(設定による) |
情シス歴10年超の現場視点で語る「見えない敵」との戦い方
ここからは、私が企業の情報システム部門で10年以上にわたり、数百人のスタッフからの「なんか文章がおかしくなった」という問い合わせに対応し続けてきた経験をもとに、他のサイトではまず語られない実践的なノウハウをお伝えします。正直なところ、改行が増える問題は「氷山の一角」でしかありません。本当に厄介なのは、目に見えない文字たちなのです。
ゼロ幅スペースと不可視文字という「本当の敵」を知っておこう
情シス部門に持ち込まれるトラブルの中で、改行増殖の次に多いのが「見た目は同じなのに検索にヒットしない」「コピペした文字列で検索・置換ができない」といった相談です。これ、実はゼロ幅スペース(U+200B)やノーブレークスペース(U+00A0)、ソフトハイフン(U+00AD)といった不可視のUnicode文字が原因であることがほとんどです。
特に2025年以降、ChatGPTやGeminiなどのAIツールで下書きした文章をGoogleドキュメントに貼り付けるワークフローが爆発的に増えました。ここで知っておいてほしいのが、AIが生成するテキストにはエムダッシュ(—)やスマートクォート(””)、ゼロ幅スペースなどの非標準Unicode文字が高確率で含まれているということです。AIはキーボードを使って文字を打っているわけではないので、人間が普段使わないような特殊文字を平気で出力します。これらが改行問題と合わさると、「コピペするたびに文章が崩壊する」という地獄のような状態に陥ります。
私が実際に体験した最悪のケースでは、マーケティング部門のスタッフがChatGPTで作った200ページ超の商品説明文をGoogleドキュメント経由でECサイトのCMSに流し込んだところ、改行の増殖に加えて商品名の検索が一部できなくなるという事態が発生しました。原因を調べたら、商品名の間にゼロ幅スペースが挿入されていたのです。目で見ても全く気づけません。こういうトラブルは、表面的な「改行が増える」対策だけでは絶対に解決できません。
「印刷されない文字を表示」機能を日常的にオンにすべき理由
Googleドキュメントには、2023年頃から「表示」→「印刷されない文字を表示」(英語版では「Show non-printing characters」)という機能が搭載されています。これをオンにすると、段落記号、改行マーク、タブ、スペース、セクション区切り、ページ区切りなどが記号として可視化されます。
情シスの立場からぶっちゃけると、この機能はドキュメントを編集するとき常にオンにしておくべきです。理由は単純で、トラブルの大半は「見えないもの」が原因だからです。段落改行なのか行内改行なのか、空行が1つなのか2つなのか、普通のスペースなのかノーブレークスペースなのか。これが一目で判別できるようになるだけで、コピペ時のトラブルは体感で8割減ります。
Wordを使い慣れた方なら、Wordの「編集記号の表示」(¶マークのボタン)と同じ機能だと思ってもらえれば大丈夫です。ただしGoogleドキュメントの場合、Wordほど細かい記号の区別がつきにくいので、段落改行(¶記号的なもの)と行内改行(折り返し矢印的なもの)の見た目の違いをしっかり覚えておくことが大事です。
実務で即使えるGoogle Apps Scriptプログラム集
ここからは、改行やスペースのトラブルを自動で解決するためのGoogle Apps Script(GAS)のプログラムコードを紹介します。すべて実際に私が業務で使ってきたものをベースに、わかりやすく整理したものです。Googleドキュメントを開いた状態で、メニューの「拡張機能」→「Apps Script」からスクリプトエディタを開き、コードを貼り付けて実行してください。
GAS①全段落の前後スペースを一括ゼロにするスクリプト
これは最も基本的で、最も使用頻度の高いスクリプトです。文書内のすべての段落について、段落の前と後のスペース(余白)をゼロに設定します。外部からコピペした文章の改行増殖を一発で直したいときに使います。
function removeAllParagraphSpacing() {
var doc = DocumentApp.getActiveDocument();
var body = doc.getBody();
var paragraphs = body.getParagraphs();
for (var i = 0; i < paragraphs.length; i++) {
paragraphs.setSpacingBefore(0);
paragraphs.setSpacingAfter(0);
}
DocumentApp.getUi().alert(‘全段落のスペースをゼロに設定しました。’);
}
ポイントは、setSpacingBefore(0)とsetSpacingAfter(0)の両方をセットで指定していることです。片方だけだと、もう片方の設定が残ってしまい、まだ余白が出る場合があります。初回実行時にGoogleアカウントのアクセス許可を求められますが、自分のドキュメントに対してのみ動作するスクリプトなので安心して許可してください。
GAS②空の段落(空行)をまとめて削除するスクリプト
Enterキーの連打で入ってしまった空行や、コピペで増殖した余分な空行を一括削除するスクリプトです。注意点として、後ろから前に向かって削除していく(逆順ループ)のがコツです。前から順に消すとインデックスがずれてエラーになったり、意図しない段落が消えたりします。これはGASに限らず、配列の要素を削除するときの鉄則です。
function removeEmptyParagraphs() {
var doc = DocumentApp.getActiveDocument();
var body = doc.getBody();
var paragraphs = body.getParagraphs();
var removedCount = 0;
for (var i = paragraphs.length – 1; i >= 0; i–) {
if (paragraphs.getText().trim() === ” && paragraphs.getNumChildren() === 0) {
body.removeChild(paragraphs);
removedCount++;
}
}
DocumentApp.getUi().alert(removedCount + ‘個の空行を削除しました。’);
}
このスクリプトでは、テキストが空であることに加えてgetNumChildren() === 0のチェックも入れています。これが重要で、空に見える段落でも画像やインライン描画などの子要素を持っている場合があり、それをうっかり消してしまうとドキュメントが壊れます。私はこのチェックを入れ忘れて、過去に一度お客様の文書から挿入画像を消し飛ばしてしまったことがあります。それ以来、必ずこのガード条件を入れるようにしています。
GAS③不可視Unicode文字をクリーンアップするスクリプト
先ほどお話ししたゼロ幅スペースやノーブレークスペースなどの不可視文字を一括除去するスクリプトです。AI生成テキストやWebページからのコピペを多用する方には必須のスクリプトと言えます。
function cleanInvisibleCharacters() {
var doc = DocumentApp.getActiveDocument();
var body = doc.getBody();
var paragraphs = body.getParagraphs();
var cleanedCount = 0;
var regex = new RegExp(”, ‘g’);
for (var i = 0; i < paragraphs.length; i++) {
var text = paragraphs.getText();
var cleaned = text.replace(regex, ‘ ‘).replace(/\s{2,}/g, ‘ ‘).trim();
if (text !== cleaned) {
paragraphs.setText(cleaned);
cleanedCount++;
}
}
DocumentApp.getUi().alert(cleanedCount + ‘段落の不可視文字を除去しました。’);
}
このスクリプトで除去対象にしている文字を具体的に説明すると、U+00A0がノーブレークスペース(HTMLの に相当)、U+200Bがゼロ幅スペース、U+FEFFがBOM(バイトオーダーマーク)、U+00ADがソフトハイフン、U+200Cがゼロ幅非接合子、U+200Dがゼロ幅接合子、U+2060がワードジョイナーです。これらを通常のスペースに変換した後、連続スペースを1つに圧縮し、前後の空白をトリムしています。
ただし注意点があります。setTextを使うと、その段落内の太字・イタリック・フォント色などの書式情報がすべてリセットされます。書式を保持したまま不可視文字だけを消したい場合は、段落のeditAsTextを使ってテキスト要素レベルで置換する必要があります。書式を維持する必要がないクリーンアップ作業であれば、上のスクリプトで十分です。
GAS④カスタムメニューからワンクリックで実行できるようにするスクリプト
上記のスクリプトをいちいちApps Scriptエディタを開いて実行するのは面倒ですよね。そこで、Googleドキュメントのメニューバーにカスタムメニューを追加して、ワンクリックで各種クリーンアップ機能を呼び出せるようにするスクリプトがこちらです。
function onOpen() {
var ui = DocumentApp.getUi();
ui.createMenu(‘書式クリーンアップ’)
.addItem(‘段落スペースをゼロにする’, ‘removeAllParagraphSpacing’)
.addItem(‘空行を削除する’, ‘removeEmptyParagraphs’)
.addItem(‘不可視文字を除去する’, ‘cleanInvisibleCharacters’)
.addItem(‘全部まとめて実行する’, ‘runAllCleanup’)
.addToUi();
}
function runAllCleanup() {
removeAllParagraphSpacing();
removeEmptyParagraphs();
cleanInvisibleCharacters();
DocumentApp.getUi().alert(‘すべてのクリーンアップが完了しました。’);
}
このonOpen関数を追加しておけば、ドキュメントを開くたびにメニューバーの右端に「書式クリーンアップ」というメニューが自動で表示されます。「全部まとめて実行する」を選べば、段落スペース除去→空行削除→不可視文字除去がワンクリックで一気に実行されます。チームの共有テンプレートにこのスクリプトを仕込んでおけば、メンバー全員がいつでもクリーンアップ機能を使えるようになるので、情シスへの問い合わせが激減します。
GAS⑤行間隔とフォントをまとめて統一するスクリプト
複数人で共同編集した文書や、いろいろなソースからコピペして作った文書は、段落ごとにフォント・フォントサイズ・行間隔がバラバラになりがちです。そんなときにドキュメント全体の書式を一気に統一するスクリプトがこちらです。
function standardizeDocumentFormat() {
var doc = DocumentApp.getActiveDocument();
var body = doc.getBody();
var paragraphs = body.getParagraphs();
for (var i = 0; i < paragraphs.length; i++) {
var heading = paragraphs.getHeading();
paragraphs.setLineSpacing(1.15);
paragraphs.setSpacingBefore(0);
paragraphs.setSpacingAfter(0);
if (heading === DocumentApp.ParagraphHeading.NORMAL) {
var text = paragraphs.editAsText();
text.setFontFamily(‘Arial’);
text.setFontSize(11);
}
}
DocumentApp.getUi().alert(‘文書全体の書式を統一しました。’);
}
このスクリプトのポイントは、見出し(Heading)の段落はフォント変更の対象外にしていることです。見出しのフォントまで本文と同じにしてしまうと、文書の構造が崩れてしまいます。getHeadingメソッドでNORMAL(本文)かどうかを判定し、本文だけフォントとサイズを統一しています。フォントやサイズを変えたい場合は、’Arial’や11の部分を好みの値に書き換えてください。日本語文書なら’Noto Sans JP’や10.5ptあたりがおすすめです。
現場で本当によく遭遇するコピペトラブルとその解決法
ここでは、情シス部門に実際に持ち込まれる頻度が高い「コピペ絡み」のトラブルについて、具体的な解決手順をお伝えします。改行の問題と根っこがつながっているものが多いので、セットで覚えておくと業務効率が格段に上がります。
PDFからGoogleドキュメントにコピペしたら改行が行末ごとに入ってしまう問題
これは本当によくある相談です。PDFは元々「印刷用のフォーマット」なので、画面上での1行ごとに改行コードが入っています。その結果、Googleドキュメントに貼り付けると、本来は1つの段落であるべき文章が、1行ごとにぶつ切りになってしまいます。
対処法として最も確実なのは、貼り付けた後に検索と置換(Ctrl+H)を使う方法です。まず「正規表現を使用した検索」にチェックを入れ、検索欄に「(?<!\\n)\\n(?!\\n)」と入力してください。これは「連続していない単独の改行」だけにマッチする正規表現です。置換欄にはスペースを1つ入れて「すべて置換」をクリックします。すると、段落間の空行(改行が2つ連続している部分)はそのまま残しつつ、行末で無理やり切られた改行だけがスペースに変換されます。
ただし、この方法では箇条書き部分や住所・詩のような「本来1行ごとに改行すべき箇所」も結合されてしまう場合があります。重要な文書の場合は、一度プレビューで確認してからの実行をおすすめします。
Excelの表をGoogleドキュメントにコピペしたらセルの改行がぐちゃぐちゃになる問題
Excel上でセル内改行(Alt+Enter)を使って入力したテキストを含む表をGoogleドキュメントに貼り付けると、セル内の改行位置がおかしくなることがあります。これはExcelのセル内改行がLF(\n)で表現されているのに対し、Googleドキュメントの表内テキストではソフトリターン(\v、垂直タブ)として扱われるという変換の齟齬が原因です。
一番トラブルが少ない方法は、Excelの表を一度Googleスプレッドシートに貼り付けてから、そのスプレッドシートのセル範囲をGoogleドキュメントに貼り付けるというルートです。Google製品同士であれば改行コードの変換がスムーズに行われるため、セル内改行が正しく保持されます。直接Excelからドキュメントにコピペするよりも、Google製品を中継させるのが鉄板のワークフローです。
Googleドキュメントの文章をHTMLメールに貼り付けたら行間がスカスカになる問題
これは営業部門やマーケ部門からの問い合わせで圧倒的に多いパターンです。メルマガの原稿をGoogleドキュメントで作成し、それをメール配信ツールのHTMLエディタに貼り付けると、行間が異常に広くなるというものです。
原因は前述のとおり、Googleドキュメントのクリップボードに含まれるHTMLの段落タグにCSSのマージン情報が付与されているためです。対処法は2つあります。1つ目はCtrl+Shift+Vで書式なし貼り付けをして、メール配信ツール側で改めて書式を設定する方法。2つ目は、Googleドキュメントのメニューから「ファイル」→「ダウンロード」→「ウェブページ(.html、zip)」を選択してHTMLファイルとしてエクスポートし、そのHTMLソースをテキストエディタで開いて不要なスタイルを除去してから使う方法です。
正直なところ、メルマガの原稿のような用途では2つ目の方法は手間がかかりすぎるので、Ctrl+Shift+Vでプレーンテキストとして貼り付けるのが現実的な最適解です。
Googleドキュメントの文書が長くなると動作が重くなって書式がおかしくなる問題
意外と知られていませんが、Googleドキュメントはドキュメントのサイズが大きくなるとパフォーマンスが著しく低下します。Googleの公式ドキュメントでは上限として150万文字が謳われていますが、実務的にはそれ以前の段階、だいたい50ページを超えたあたりから書式の挙動が不安定になることが多いです。
具体的には、段落スペースの設定が勝手に変わったり、コピペ時の改行増殖がさらに顕著になったり、スクリプトの実行時間が極端に長くなったりします。私が担当していた企業では、200ページ超のマニュアルをGoogleドキュメント1つで管理しようとした結果、編集するたびに書式が崩れるという事態になりました。
解決策として最も効果的なのは、長い文書は章ごとに分割してリンクでつなぐ運用に切り替えることです。各章を独立したGoogleドキュメントとして作成し、目次ドキュメントから各章へのリンクを張る構成にします。これだけでパフォーマンスの問題はほぼ解消されますし、共同編集時の競合も減ります。
AIツールとの連携で起きる新しいタイプの改行問題
2025年以降、ChatGPTやGemini、Claudeなどの生成AIツールで文章を作り、それをGoogleドキュメントにまとめるというワークフローが一般化しました。このワークフロー特有の問題点と対策をまとめておきます。
AI生成テキストをGoogleドキュメントに貼り付ける際の罠
AIが生成した文章をブラウザからコピーしてGoogleドキュメントに貼り付けると、見出し構造がHTML的なレベル情報込みで貼り付けられることがあります。たとえばChatGPTの出力には内部的にh2やh3のマークアップが含まれていることがあり、これがGoogleドキュメントの見出しスタイルとして解釈されます。意図しない見出しレベルが適用されると、段落スペースの設定も見出しスタイルに紐づいたものに変わってしまい、改行の間隔がバラバラになります。
対策としては、AIの出力をコピーする際にCtrl+Shift+V(書式なし貼り付け)を徹底すること。そしてGoogleドキュメント側で改めて見出しスタイルを適用していくのが最も安全です。面倒に感じるかもしれませんが、後から書式を修正する手間を考えれば、この方法のほうが圧倒的に速いです。
Geminiのサイドパネル機能を使う場合の注意点
Googleドキュメントには2024年後半からGeminiがサイドパネルとして統合されており、ドキュメント内で直接AIに文章の生成や編集を依頼できるようになっています。この機能を使った場合、GeminiがドキュメントのAPIを通じて直接テキストを挿入するため、クリップボードを経由しません。そのためコピペ起因の改行増殖は原理的に発生しにくいのがメリットです。
ただし、Geminiが生成する段落はGoogleドキュメントの現在の段落スタイルを継承するので、元々段落スペースが設定されている文書にGeminiで文章を追加すると、やはり改行が広くなります。Geminiを使う前に、文書の段落スタイルが意図どおりになっているか確認する習慣をつけてください。
組織全体でコピペトラブルを根絶するための仕組みづくり
個人の対策も大事ですが、組織で数十人、数百人がGoogleドキュメントを使っている場合、全員に「Shift+Enterを使え」「Ctrl+Shift+Vで貼り付けろ」と口頭で伝えても浸透しません。情シス部門として10年以上試行錯誤してたどり着いた、組織的な対策をお伝えします。
Google Workspaceの管理コンソールでできること、できないこと
残念ながら、2026年2月現在のGoogle Workspace管理コンソールでは、「段落スペースのデフォルト値を全ユーザー一括で変更する」といった設定は存在しません。これは管理者にとって非常に歯がゆい部分です。段落スペースの設定はあくまで個々のドキュメント、または個々のユーザーのデフォルトスタイルとして管理されます。
できることとしては、組織のテンプレートギャラリーに段落スペースを最適化済みのテンプレートを登録し、社内ルールとして「新規文書はテンプレートから作成すること」を徹底する方法があります。Google Workspaceのビジネスプラン以上であれば、組織全体のテンプレートギャラリーにカスタムテンプレートを追加できます。
共有ドライブのテンプレート運用が最強な理由
テンプレートギャラリーに登録する方法もいいのですが、実はもっと柔軟なのが共有ドライブにテンプレートフォルダを作る方法です。ここに段落スペースゼロ、行間隔1.15、フォント統一済みのマスターテンプレートを置いておき、社内Wikiや社内チャットにリンクを常時掲示します。新規文書を作るときは「このテンプレートをコピーして使ってね」と案内するだけです。
テンプレートギャラリーと比べた利点は、テンプレートの更新が即座に反映されること。ギャラリーの場合、テンプレートを更新しても既存のコピーには反映されませんが、共有ドライブのマスターファイルを更新すれば、次にコピーする人は最新版を使えます。また、先ほど紹介したGASのクリーンアップスクリプトをテンプレートに組み込んでおけば、そのテンプレートからコピーしたすべての文書でカスタムメニューが使えるようになります。
新人研修に入れるべき「3つのショートカット」
組織に新しくジョインしたメンバーに最初に教えるべきGoogleドキュメントのショートカットは、私の経験上この3つに集約されます。
| ショートカット | 動作 | なぜ重要か |
|---|---|---|
| Shift+Enter | 行内改行(同じ段落内で改行) | 段落スペースが付かない改行ができ、コピペ時の改行増殖を防げる |
| Ctrl+Shift+V | 書式なしで貼り付け | 外部からのコピペ時に余計な書式やスタイルが持ち込まれるのを防げる |
| Ctrl+\ | 書式をクリア | すでに崩れた書式をリセットして、きれいな状態からやり直せる |
この3つを入社初日に10分で教えるだけで、その後の情シスへの「文書の書式がおかしい」系の問い合わせは本当に激減します。技術的に高度なことは何もなく、ただ「知っているかどうか」の差でしかありません。だからこそ、早い段階で教えることが大事なのです。
コピペ後のトラブルシューティング完全フローチャート
最後に、コピペ後に「なんか表示がおかしい」と感じたとき、どの順番で何をチェックすべきか、私が実務で使っている診断フローを共有します。このフロー通りに進めれば、ほぼすべてのコピペ系トラブルの原因を特定できます。
ステップ1まず目視で症状を確認する
改行が増えているのか、行間が広いだけなのか、それとも意図しない空白ページができているのか。症状によって原因が違います。改行が「増えている」のであれば段落スペースか空行の問題、行間が「広い」のであれば行間隔設定の問題、空白ページができているのであればセクション区切りかページ区切りの問題です。
ステップ2印刷されない文字を表示にする
「表示」メニューから「印刷されない文字を表示」をオンにして、段落記号と改行記号を確認してください。段落改行の記号(¶に似た記号)が連続していれば空行の問題、段落記号が1つでも間が空いて見えるなら段落スペースの設定が原因です。
ステップ3段落スペースの設定を確認する
問題のある段落を選択し、「表示形式」→「行間隔と段落の間隔」を確認します。「段落の前にスペースを追加」「段落の後にスペースを追加」にチェックが入っていれば、それが原因です。チェックを外すか、「カスタムの間隔」で数値をゼロに設定してください。
ステップ4それでもダメならGASスクリプトを実行する
上記の手順で解決しない場合、不可視文字の混入を疑ってください。先ほど紹介した不可視文字クリーンアップスクリプト(GAS③)を実行します。スクリプト実行後に改善していれば、ゼロ幅スペースなどの不可視文字が原因だったとわかります。
ステップ5最終手段として全書式リセットを行う
どうしても原因が特定できない場合、最終手段としてCtrl+Aで全選択→Ctrl+\で書式クリアを実行し、完全にプレーンな状態に戻します。そこから必要な見出しスタイルやフォント設定を手動で再適用してください。時間はかかりますが、これで直らないケースは私の10年超の経験上、見たことがありません。
ぶっちゃけこうした方がいい!
ここまで読んでくださった方は、おそらく「解決策が多すぎて結局どれをやればいいの?」と感じているかもしれません。だから最後に、情シスを10年以上やってきた人間として、本音で言わせてください。
ぶっちゃけ、Ctrl+Shift+Vを「デフォルトの貼り付け動作」として体に覚え込ませるだけで、コピペ関連の改行トラブルの9割は消えます。これが個人レベルでの結論です。段落スペースの設定変更とか、正規表現とか、GASスクリプトとか、いろいろ解説しましたけど、それらは「すでに問題が起きた後の対処法」なんですよ。そもそも問題を起こさないためにいちばん効果的なのは、貼り付けるときに書式を持ち込まないこと。たったそれだけです。
そして組織レベルの話をするなら、段落スペースをゼロに設定したテンプレートを作り、GASのクリーンアップメニューを仕込んだ状態で共有ドライブに置いて、「これ使ってね」と一言伝える。これだけです。細かいルールを10個作って徹底させるよりも、「正しい初期設定のテンプレート」と「困ったときのワンクリック修復ツール」を用意してあげるほうが、現場は100倍ハッピーになります。
もう一つ大事なことを言わせてもらうと、Googleドキュメントの「Enter」と「Shift+Enter」の違いを理解しているかどうかが、すべての分かれ目です。Enterは「新しい段落」、Shift+Enterは「同じ段落で改行」。この2つの違いさえ腹落ちすれば、なぜ改行が増えるのか、なぜ行間が広くなるのか、なぜWordPressに貼ったとき崩れるのか、全部つながって理解できます。逆にこの違いを知らないまま、場当たり的に「スペース削除」「書式クリア」をやっても、同じトラブルが何度も繰り返されるだけです。
だから私がいつも後輩のエンジニアや社内のメンバーに伝えているのは、「対処法を覚えるより先に、原因のメカニズムを理解しろ」ということ。今日この記事を読んで、段落改行と行内改行の違い、クリップボードのリッチテキスト変換、不可視文字の存在を知ったなら、あなたはもう「なんか改行がおかしい」から「あ、これは段落スペースの問題だな」と一発で診断できる人になっています。それが、対処法を100個暗記するよりもはるかに価値のある知識です。
Googleドキュメントでコピーした文章の改行に関するよくある質問
Googleドキュメントの改行設定を変更しても直らない場合はどうすればいいですか?
段落スペースの設定を変更しても改行が増える場合は、書式のクリア(Ctrl+\)を試してみてください。Googleドキュメントでは、過去に適用された書式情報が文書内に残り続けることがあります。全選択してから書式をクリアし、改めて必要なフォーマットだけを適用し直すと解決するケースが多いです。それでもダメな場合は、一度テキストをメモ帳にコピーしてプレーンテキスト化してから、Googleドキュメントに貼り付け直すという手順も有効です。
スマートフォンでGoogleドキュメントからコピペするときの改行トラブルはどう防げますか?
AndroidでGoogleドキュメントの文章を他のアプリに貼り付ける場合、通常の「貼り付け」ではなく「書式なしで貼り付ける」を選択することで、余分な改行を防ぐことができます。長押しメニューに表示されない場合は、テキストエディタアプリ(シンプルなメモアプリなど)を中継してコピペする方法も効果的です。iPhoneの場合も同様に、なるべくプレーンテキストとして貼り付ける工夫をしましょう。
WordPressにGoogleドキュメントから直接コピペするとコードが汚くなるのはなぜですか?
これはGoogleドキュメントがクリップボードにリッチテキスト(HTML)形式でデータを渡しており、その中に不要なspanタグやインラインスタイルが大量に含まれているためです。WordPressのClassic Editorはこれらをそのまま受け入れてしまうので、コードが肥大化します。対策としては、Gutenbergエディターの使用、Ctrl+Shift+Vによる書式なし貼り付け、またはWordableなどの専用プラグインの活用がおすすめです。
正規表現を使った改行の一括置換が動かなくなったのですがどうすればいいですか?
2025年後半のアップデートにより、従来使われていた一部の正規表現パターンがGoogleドキュメントの検索と置換で機能しなくなったという報告が複数上がっています。代替手段として、検索欄で「\x0B」を使用してソフトリターンを検出する方法が有効とされています。また、Google Apps Scriptを使ってDocs APIのbatchUpdateメソッドで一括置換する方法であれば、UIの検索と置換に依存せずに改行を処理できます。
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まとめ
Googleドキュメントでコピーした文章の改行が増える問題は、「段落改行にデフォルトで付与される段落間スペース」と「クリップボードのリッチテキスト変換」が主な原因です。解決策は状況によってさまざまですが、日常的にはShift+Enterによる行内改行の活用やCtrl+Shift+Vによる書式なし貼り付けで対処できるケースがほとんどです。
より根本的に対策したい場合は、段落スペースの設定をゼロにしたテンプレートを用意しておくことで、チーム全体のコピペトラブルを未然に防ぐことができます。上級者であれば検索と置換の正規表現やGoogle Apps Scriptを駆使して、大量の文書を効率的に処理するのも良いでしょう。
重要なのは、この問題が「あなたのミス」ではなく「ツールの仕様」だということです。仕組みを理解してしまえば、もうGoogleドキュメントのコピペで悩むことはなくなります。ぜひ今日紹介したテクニックを実践して、ストレスフリーな文書作成を手に入れてください。






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