Excelでファイル比較時に発生するInquireエラーの解決方法

皆さん、Excelで二つのファイルを比較しようとした際に、エラーが出て困ったことはありませんか？特に、Inquireアドインを使って比較しようとしたときに、「オブジェクト参照がオブジェクトのインスタンスに設定されていません」というエラーメッセージが表示されることがあります。今回は、このエラーの原因と解決方法を、初心者の方にも分かりやすくお伝えします。

Inquireアドインとは？
Inquireアドインの有効化方法
Inquireアドイン使用時の一般的なエラーと対処法
1. エラー1オブジェクト参照がオブジェクトのインスタンスに設定されていません
2. エラー2Inquireアドインが見つからない
よくある質問や疑問
1. Q1. Inquireアドインが見つからない場合はどうすればいいですか？
2. Q2. エラーが解消されない場合、他に試すべきことはありますか？
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

Inquireアドインとは？

Excelのイメージ

まず、Inquireアドインについて簡単にご説明します。これは、Excelに標準で搭載されている機能で、以下のようなことができます

– ファイルの比較二つのExcelファイルの違いをセルごとに確認できます。
– ブックの分析複雑な数式やリンクの構造を視覚的に表示します。
– セルの参照関係の表示選択したセルが他のどのセルと関連しているかを視覚化します。

このように、Inquireアドインを使うことで、Excelの作業効率を大幅に向上させることができます。

Inquireアドインの有効化方法

Inquireアドインを使用するには、まずこれを有効にする必要があります。以下の手順で行えます

Excelを開き、左上の「ファイル」タブをクリックします。
「オプション」を選択し、「Excelのオプション」ダイアログを開きます。
左側のメニューから「アドイン」を選択します。
下部の「管理」ドロップダウンメニューで「COMアドイン」を選び、「設定」ボタンをクリックします。
表示されたリストの中に「Inquire」があることを確認し、チェックボックスをオンにします。
「OK」をクリックしてダイアログを閉じます。

これで、Excelのリボンに「Inquire」タブが表示され、アドインが利用可能になります。

Inquireアドイン使用時の一般的なエラーと対処法

Inquireアドインを使用してファイルを比較する際に、以下のようなエラーが発生することがあります。

エラー1オブジェクト参照がオブジェクトのインスタンスに設定されていません

このエラーは、比較しようとしているファイルに問題がある場合に発生することがあります。例えば、空白のファイルや破損したファイルを比較しようとすると、このエラーが表示されることがあります。対処法としては、比較するファイルが正常であることを確認することが重要です。試しに、新しいブックを二つ作成し、それらを比較してみてください。これでエラーが発生しない場合、元のファイルに問題がある可能性があります。

エラー2Inquireアドインが見つからない

Inquireアドインは、特定のExcelバージョンでのみ利用可能です。お使いのバージョンがOffice Professional PlusやMicrosoft 365 Apps for enterpriseであることを確認してください。それ以外のバージョンでは、Inquireアドインは利用できません。