Excelを使ってデータを検索したり、集計したりする時に便利なのが「VLOOKUP」関数。しかし、この関数には「TRUE」や「FALSE」などのオプションがあり、特に「TRUE」は初心者には少しわかりづらいかもしれません。今回は、VLOOKUPの「TRUE」の使い方を、初心者にもわかりやすく解説していきます。動画にもできる内容ですので、ぜひ最後まで見てくださいね！
VLOOKUPとは？基本の使い方をおさらい
Excelのイメージ
まずはVLOOKUP関数がどんなものかを確認しましょう。VLOOKUPは、指定した範囲から特定の値を検索して、対応する値を返す関数です。たとえば、社員名簿から名前を入力すると、その人の部署や年齢が自動で表示されるような使い方です。
VLOOKUP関数の基本構文
VLOOKUPの基本的な構文は以下の通りです。
=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, [検索方法])
このうち、重要なのが最後の「検索方法」の部分です。これが「TRUE」や「FALSE」に影響する部分です。
VLOOKUPの「TRUE」とは？
次に、VLOOKUPの「TRUE」について解説します。「TRUE」は「検索方法」の部分で指定することができ、これを使うと「近似一致」の検索が行われます。つまり、完全一致だけでなく、検索値に最も近い値を探し出してくれるのです。
TRUEを使うときのポイント
「TRUE」を使うときは、検索するデータが昇順（小さい順に並んでいること）が前提です。もしデータが昇順になっていないと、間違った結果が返されてしまうことがあります。
例として、商品の価格を表すデータがあった場合、価格が小さいものから順番に並べておくことで、検索値に近い価格を正確に返してくれるのです。
具体例で見てみよう！
ここで、実際にVLOOKUP関数を使ってみましょう。
=VLOOKUP(2500, A2:B10, 2, TRUE)
この関数では、2500という価格に近い価格を、B10の範囲から探し、その隣の列（2番目の列）に対応する値を返します。もし、2500とピッタリ一致する価格がなければ、2500より小さい最大の値を返します。
VLOOKUPの「TRUE」を使うメリットとデメリット
「TRUE」を使うことで、近似一致が可能になりますが、メリットとデメリットをしっかり理解して使いこなすことが重要です。
メリット
- 近似値を検索できる完全一致がなくても、最も近い値を返してくれるので、範囲の中で最適な値を素早く見つけることができます。
- 昇順に並んだデータで効率的データが昇順に並んでいれば、VLOOKUPの検索が非常に効率的です。
デメリット
- データが昇順でないと正しく機能しないデータが昇順でない場合、期待通りの結果が得られません。
- 完全一致を求める場合には不向きもし検索値が完全一致していることが重要な場合、TRUEではなくFALSEを使うべきです。
よくある質問
VLOOKUPの「TRUE」と「FALSE」の違いは何ですか？
「TRUE」は近似一致を意味し、「FALSE」は完全一致を意味します。もし完全一致が必要な場合は、「FALSE」を指定しましょう。例えば、ID番号など、重複のない正確なデータを検索したいときは「FALSE」が適しています。
データが昇順でない場合、どうすればよいですか？
データが昇順でない場合は、まずデータを昇順に並べ替えましょう。もしくは、「TRUE」ではなく「FALSE」を使って完全一致で検索する方法もあります。
VLOOKUP以外で近似一致を使いたい場合はどうすればよいですか？
VLOOKUP以外でも「INDEX」関数や「MATCH」関数を組み合わせて近似一致を利用することができます。ただし、VLOOKUPが最も簡単に実行できる方法です。
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まとめ
VLOOKUPの「TRUE」を使うことで、昇順に並んだデータから近似一致を効率よく検索できるようになります。ただし、データが昇順でないと正確な結果を得られないため、使いどころをしっかりと理解して活用しましょう。もし他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。
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