Excelを使っていると、データを検索したり、照合したりする場面に直面することがありますよね。そこで便利なのが「VLOOKUP関数」です。今回は、初心者の方にも分かりやすく、VLOOKUP関数の「TRUE」と「FALSE」の違いについて解説します。この内容は、YouTube動画でもそのまま使えるように構成していますので、動画で説明する際にもご活用いただけます。
VLOOKUP関数って何？基本的な使い方からおさらいしよう
Excelのイメージ
Excelでよく使われるVLOOKUP関数。名前の通り、「垂直（Vertical）」方向にデータを検索する関数です。例えば、ある商品コードを入力すると、その商品名や価格を自動で検索してくれる機能です。
まず、基本的な使い方をおさらいしましょう。VLOOKUP関数の基本の構文は以下の通りです。
- 検索値: 検索したいデータ（例えば、商品コードなど）
- 範囲: 検索する範囲（データが含まれている表の範囲）
- 列番号: 取り出したいデータが何列目にあるか
- 検索方法: TRUEまたはFALSE（後述）
例えば、次のように入力します
=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索方法)
TRUEとFALSE、VLOOKUPでの違いとは？
VLOOKUP関数では、検索方法として「TRUE」と「FALSE」のどちらかを指定します。この選択肢によって、検索方法が大きく変わるので、初心者の方は混乱しがちですが、しっかりと理解すれば簡単です。それぞれの違いをしっかり押さえておきましょう。
TRUEの場合近似一致検索
「TRUE」を選択すると、VLOOKUPは近似一致を検索します。つまり、検索値に最も近い値を探して、そこに対応するデータを取り出してくれます。数字や文字列など、完全に一致していなくてもOKです。
例えば、商品コードが「1234」の場合、検索範囲に「1230」や「1240」のような近い値があれば、最も近い値を返します。このため、値が並べられている範囲は昇順に並べておくことが重要です。
FALSEの場合完全一致検索
一方、「FALSE」を選択すると、VLOOKUPは完全一致を検索します。検索値と全く同じ値が範囲内に存在する場合のみ、対応するデータを返します。もし完全に一致する値がない場合、VLOOKUPはエラー「#N/A」を表示します。
例えば、商品コード「1234」を検索した場合、範囲内に「1234」がなければ、そのまま「#N/A」を表示します。
VLOOKUPのTRUEとFALSEを使い分ける場面
実際にVLOOKUPを使う場面をイメージしてみましょう。それぞれのケースで、TRUEとFALSEをどう使い分けるかがポイントです。
TRUEを使う場面
- 売上データの分析などで、近似値を検索したい場合。
- 価格表やランク付けされたデータの検索。
- 範囲内で最も近い値を表示させたいとき。
FALSEを使う場面
- 商品の在庫情報を正確に検索したい場合。
- 社員番号やIDなど、完全一致のデータを取得したいとき。
- 名前や住所など、完全一致でデータを照合する場合。
よくある質問や疑問
VLOOKUPでTRUEとFALSEを使い分けるためのポイントは何ですか？
VLOOKUP関数で「TRUE」と「FALSE」を使い分けるためのポイントは、検索するデータが完全一致する必要があるかどうかです。完全一致が必要な場合は「FALSE」を使用し、近似値であれば「TRUE」を使用します。
TRUEを使う場合、範囲はどのように設定すればよいですか？
TRUEの場合、検索範囲は必ず昇順に並べてください。昇順でないと、正しい検索結果が返ってこないことがあります。範囲内のデータを並べ替える際は、注意が必要です。
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まとめ
VLOOKUP関数の「TRUE」と「FALSE」の使い分けについて、基本からしっかりと理解できましたか？「TRUE」は近似一致、「FALSE」は完全一致と覚えておきましょう。どちらを使うべきかは、検索するデータの特性によって決まりますので、その場面に応じて使い分けてくださいね。
もし、もっとVLOOKUP関数について知りたいことや不明点があれば、ぜひコメントやLINEからお声掛けください！あなたのExcelスキルがさらに向上することを願っています。
次回もお楽しみに！
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