エクセルのパスワード解除に悩んでいませんか? 「パスワードを忘れてしまった」「どうしても解除方法がわからない」と困っている方に向けて、この記事では最も効果的で実践的な解決法を提供します。Excelのパスワード解除方法は、状況に応じて異なりますが、初心者でもできる手順を分かりやすく解説します。失敗しない方法や覚えておきたいポイントも押さえているので、ぜひ最後までご覧ください。
Excelのパスワード解除の基本パスワード別の解除方法を徹底解説
エクセルには複数のパスワード設定方法があります。それぞれの解除方法には注意すべきポイントがあるので、順番に見ていきましょう。
読み取りパスワードの解除方法
読み取りパスワードは、ファイルを開いたときに最初に求められるパスワードです。このパスワードを解除したい場合、以下の手順で簡単に対処できます。
- まず、エクセルファイルを開き、パスワードを入力します。
- 次に、「名前を付けて保存」を選択し、F12キーを押します(Fnキーを押しながらF12の場合もあります)。
- 保存画面が表示されたら、画面下の「ツール」から「全般オプション」を選択。
- 「全般オプション」画面で読み取りパスワードが表示されるので、*で表示された部分を削除して、Enterキーを押します。
- そのままファイルを保存し、「上書き保存」の確認で「はい」を選択すれば完了です。
これで読み取りパスワードを解除できました。後は通常通りファイルを編集できるようになります。
書き込みパスワードの解除方法
書き込みパスワードは、ファイル内での編集を制限するために設定されるものです。解除方法は読み取りパスワードとほぼ同じですが、念のため以下の手順も確認しましょう。
- まず、パスワードを入力してファイルを開きます。
- 次に、「名前を付けて保存」の画面を開き、F12キーを押して保存画面を表示します。
- 画面下の「ツール」から「全般オプション」を選び、表示される書き込みパスワード部分を削除します。
- 削除後、保存をクリックし、「上書き保存」の確認で「はい」を選びます。
これで書き込み制限が解除され、自由に編集できるようになります。
シート保護パスワードの解除方法
シート保護は、特定のシート内での編集を制限するために使用されます。シートの保護を解除したい場合、ショートカットキーを使うことで、迅速に解除できます。
- まず、解除したいシートを開きます。
- 次に、Altキー+Rキー+Pキー+Sキーを順番に押します。
- パスワード入力画面が表示されたら、パスワードを入力してEnterキーを押します。
これでシートの保護が解除され、自由に編集ができるようになります。
ブック保護パスワードの解除方法
ブック保護は、シートの追加や削除、名前変更を制限するために使用されます。ブック保護の解除もショートカットキーで簡単にできます。
- ブック保護がかかっているエクセルファイルを開きます。
- Altキー+Rキー+Pキー+Wキーを順番に押します。
- 解除画面が表示されたら、パスワードを入力してEnterキーを押します。
これでブック保護が解除され、シートの追加や名前変更ができるようになります。
Excelパスワード解除に関する疑問解決パスワードを忘れたときの対処法
Excelファイルのパスワードを忘れた場合、どのように対処すればよいのでしょうか。状況別に解決方法を説明します。
書き込みパスワードを忘れた場合
書き込みパスワードを忘れてしまった場合、次の手順を実行すれば、編集可能なコピーを作成できます。
- ファイルを開き、「読み取り専用」を選択してファイルを開きます。
- F12キーを押して「名前を付けて保存」を選びます。
- そのまま保存してコピーを作成し、パスワードを解除した状態で新たに保存することができます。
これで書き込みパスワードなしで、ファイルを自由に編集できるようになります。
シート保護のパスワードを忘れた場合
シート保護のパスワードを忘れてしまった場合、ファイルの拡張子を「.xlsx」から「.zip」に変更してから、以下の手順で解除できます。
- ファイルの拡張子を「.xlsx」から「.zip」に変更します。
- zipファイルを解凍し、「xl」フォルダ内の「worksheets」を開きます。
- 解除したいシートをメモ帳で開き、「sheetprotection」を検索して削除します。
- 削除後、変更したファイルを元のフォルダに戻し、拡張子を再び「.xlsx」に変更します。
これでシート保護の解除が完了です。
ブック保護のパスワードを忘れた場合
ブック保護のパスワードを忘れた場合、シート保護と同じ手順で「.zip」ファイルに変更し、パスワード解除を行います。
- エクセルファイルの拡張子を「.xlsx」から「.zip」に変更します。
- zipファイルを開き、「xl」フォルダ内の「workbook.xml」をメモ帳で開きます。
- 「workbookprotection」を検索して削除後、元のフォルダに戻して拡張子を再び「.xlsx」に変更します。
これでブック保護の解除が完了し、自由にシートを追加したり、名前を変更したりできるようになります。
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