ExcelでのVLOOKUP関数を使った部分一致検索の方法

皆さん、こんにちは。今日は、ExcelのVLOOKUP関数を使って、特定の文字列を含むデータを検索する方法、つまり部分一致検索についてお話しします。日常の業務で、「このデータ、どこにあったかな？」と探すこと、ありますよね。そんなときに、この方法を知っているととても便利です。

VLOOKUP関数とは？

Excelのイメージ

まず、VLOOKUP関数について簡単におさらいしましょう。VLOOKUPは、指定した範囲の中から特定の値を縦方向に検索し、その値に対応するデータを取得する関数です。例えば、商品コードから商品名や価格を探し出すときに使います。

部分一致検索とは？

通常、VLOOKUP関数は完全一致のデータを探すのに使われます。しかし、データの一部だけがわかっている場合、例えば「商品名に『りんご』が含まれている商品を探したい」といったケースでは、部分一致検索が役立ちます。

ワイルドカードを使った部分一致検索の方法

部分一致検索を実現するために、ワイルドカードという特殊な記号を使います。Excelで主に使われるワイルドカードには以下の2つがあります。

では、具体的にVLOOKUP関数で部分一致検索を行う方法を見てみましょう。

例商品名に「りんご」を含む商品の価格を検索する

以下のような商品リストがあるとします。

この中から、商品名に「りんご」を含む商品の価格を取得したい場合、以下のようにVLOOKUP関数を使用します。

具体的な数式は以下のようになります。

=VLOOKUP("*りんご*", C4, 3, FALSE)

この数式を入力すると、最初に見つかった「りんご」を含む商品の価格が返されます。

部分一致検索を行う際の注意点

部分一致検索を行う際には、以下の点に注意が必要です。

• 最初に見つかったデータのみが返されるVLOOKUP関数は、上から順に検索を行い、最初に見つかった一致するデータを返します。そのため、複数の一致するデータがある場合でも、最初の1つしか取得できません。
• 検索範囲の左端列に検索値があることVLOOKUP関数は、検索範囲の左端列で検索を行います。したがって、検索したいデータが左端列にあるようにデータを配置する必要があります。

よくある質問や疑問

Q1. 複数の一致するデータをすべて取得するにはどうすればよいですか？

VLOOKUP関数では最初の一致するデータしか取得できません。複数の一致するデータをすべて取得したい場合は、FILTER関数やARRAYFORMULA関数など、他の関数を組み合わせて使用する必要があります。

Q2. 大文字と小文字を区別して検索できますか？

VLOOKUP関数は大文字と小文字を区別しません。大文字小文字を区別して検索したい場合は、他の関数やVBAを使用する必要があります。

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まとめ

今回は、ExcelのVLOOKUP関数を使った部分一致検索の方法についてお話ししました。ワイルドカードを活用することで、データの一部だけがわかっている場合でも柔軟に検索を行うことができます。ぜひ、日常の業務で活用してみてください。他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。