ExcelのVLOOKUP関数で別ファイルを参照する方法

皆さん、こんにちは！今日は、ExcelのVLOOKUP関数を使って、別のファイルからデータを参照する方法をご紹介します。Excelを使っていると、「他のファイルにあるデータを持ってこれたら便利だな」と思うこと、ありますよね。そんな時に役立つのが、この方法です。初心者の方でもわかりやすいように、ゆっくり丁寧に説明していきますので、一緒に学んでいきましょう！

VLOOKUP関数とは？
VLOOKUP関数の基本的な使い方
別ファイルからデータを参照する方法
実際の例で確認してみましょう
注意点とポイント
よくある質問や疑問
1. Q1: 参照先のファイルが閉じていてもVLOOKUP関数は機能しますか？
2. Q2: 参照先のファイルが見つからない場合、エラーを表示させない方法はありますか？
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

VLOOKUP関数とは？

Excelのイメージ

まず、VLOOKUP関数について簡単におさらいしましょう。VLOOKUPは、指定した値を表の縦列（Vertical）から探し出し、その行の中から指定した列の値を返してくれる関数です。例えば、商品コードから商品名や価格を探し出すときに便利です。

VLOOKUP関数の基本的な使い方

基本的な使い方は以下の通りです

検索値探したい値を指定します。
範囲検索する範囲を指定します。
列番号範囲内で取得したいデータがある列番号を指定します。
検索方法完全一致の場合はFALSE、近似一致の場合はTRUEを指定します。

例えば、`=VLOOKUP(A2, B2:D10, 2, FALSE)`のように使用します。

別ファイルからデータを参照する方法

では、本題の別のExcelファイルからデータを参照する方法を見ていきましょう。手順は以下の通りです

VLOOKUP関数を入力するセルを選択データを表示させたいセルをクリックします。
関数の挿入`=VLOOKUP(`と入力し、関数の挿入を開始します。
検索値の指定探したい値が入力されているセルを選択します。
範囲の指定ここがポイントです。参照したいデータが入っている別のファイルを開き、その中の該当するシートを選択し、必要な範囲をドラッグして選択します。Excelは自動的にファイル名、シート名、セル範囲を入力してくれます。
列番号の指定取得したいデータが範囲内の何列目にあるかを指定します。
検索方法の指定通常は完全一致を指定するため、FALSEを入力します。
関数の完了最後に括弧を閉じて、Enterキーを押します。

これで、別ファイルからデータを取得する設定が完了です。

実際の例で確認してみましょう

具体的な例で見てみましょう。例えば、「商品一覧.xlsx」というファイルに商品コードと商品名が一覧で載っているとします。そして、別の「売上データ.xlsx」というファイルで、商品コードから商品名を取得したい場合、以下のように設定します

1. 売上データ.xlsxを開き、商品名を表示させたいセルを選択します。
2. `=VLOOKUP(`と入力し、検索値として商品コードが入力されているセルを選択します。
3. カンマを入力し、商品一覧.xlsxを開き、商品コードと商品名が含まれている範囲を選択します。Excelは自動的にファイルパスと範囲を入力します。
4. カンマを入力し、商品名が範囲内の2列目にあると仮定して、`2`と入力します。
5. カンマを入力し、完全一致を指定するために`FALSE`と入力します。
6. 括弧を閉じて、Enterキーを押します。

これで、売上データ.xlsx内に商品名が表示されるようになります。