皆さん、こんにちは!エクセルを使っていて、「このデータ、もっと簡単に探せないかな?」とか、「特定の値がいくつあるか数えたい!」と思ったことはありませんか?そんな時に役立つのが、VLOOKUP関数とCOUNTIF関数です。今日は、この2つの関数の使い方を、初心者の方にも分かりやすくお伝えします。
VLOOKUP関数とは?
まず、VLOOKUP関数についてお話ししましょう。これは、指定した値を表の中から探し出し、その値に対応するデータを取得するための関数です。例えば、商品コードを入力すると、その商品名や価格を自動的に表示してくれる、とても便利な機能です。
VLOOKUP関数の基本構文
=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索方法)
– 検索値探したい値(例えば、商品コード)
– 範囲検索対象となる表全体
– 列番号取得したいデータがある列の番号
– 検索方法完全一致を指定する場合は「FALSE」
具体例
商品コードから商品名を取得する場合、
=VLOOKUP(A2, 商品一覧!A2:B100, 2, FALSE)
と入力すると、セルA2の値(商品コード)を「商品一覧」シートのA2:B100の範囲から探し、2列目(商品名)を返します。
COUNTIF関数とは?
次に、COUNTIF関数をご紹介します。これは、指定した範囲内で、特定の条件に合致するセルの数を数える関数です。例えば、「売上データの中で、特定の商品が何回売れたか」を知りたいときに使います。
COUNTIF関数の基本構文
=COUNTIF(範囲, 検索条件)
– 範囲検索対象となるセル範囲
– 検索条件数えたい条件(例えば、特定の商品名)
具体例
売上データの中で「りんご」が売れた回数を数える場合、
=COUNTIF(B2:B100, "りんご")
と入力すると、B2からB100の範囲内で「りんご」が出現する回数を数えます。
VLOOKUP関数とCOUNTIF関数を組み合わせてみよう
では、この2つの関数を組み合わせて、より便利な使い方を見てみましょう。例えば、社員名簿から特定の社員のIDを取得し、そのIDが出現する回数を数える、といったことが可能です。
具体例
1. 社員名簿(A列社員名、B列社員ID)
2. 出勤記録(D列からG列社員IDが記録されている)
この場合、特定の社員(例えば、「田中さん」)の出勤回数を数えるには、
=COUNTIF(D2:G100, VLOOKUP("田中", A2:B100, 2, FALSE))
と入力します。まず、VLOOKUP関数で「田中さん」の社員IDを取得し、そのIDが出勤記録内で何回出現するかをCOUNTIF関数で数えています。
よくある質問や疑問
VLOOKUP関数でエラー(#N/A)が出るのはなぜですか?
これは、検索値が範囲内に存在しない場合や、検索方法を「TRUE」に設定して近似一致を許可している場合に発生します。検索方法を「FALSE」に設定して、完全一致を指定すると良いでしょう。
COUNTIF関数で大文字と小文字を区別してカウントできますか?
残念ながら、COUNTIF関数は大文字と小文字を区別しません。大文字と小文字を区別してカウントしたい場合は、他の関数や方法を組み合わせる必要があります。
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まとめ
いかがでしたか?VLOOKUP関数とCOUNTIF関数を使いこなすことで、エクセルでのデータ処理が格段に効率化されます。最初は少し難しく感じるかもしれませんが、慣れてくるとその便利さを実感できるはずです。ぜひ、日々の業務や作業に取り入れてみてください。他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。
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