ExcelでVLOOKUP関数を逆方向に使う方法【初心者向け解決ガイド】

2025.03.05

皆さん、こんにちは！Excelを使っていて、「VLOOKUP関数を逆方向に使えたら便利なのに」と思ったことはありませんか？今日は、その方法をわかりやすくお伝えします。

VLOOKUP関数の基本と制約

Excelのイメージ

まず、VLOOKUP関数についておさらいしましょう。この関数は、指定した値を表の左端の列から検索し、その行の指定した列の値を返すものです。しかし、VLOOKUP関数は左から右への検索しかできず、右から左への検索、つまり逆方向の検索はできません。これが、多くの方が直面する制約です。

では、どのようにしてVLOOKUP関数で逆方向の検索を実現するのでしょうか？以下の方法があります。

最も簡単な方法は、検索したい列を表の左端にコピーして、VLOOKUP関数を使用することです。例えば、社員番号から名前を検索したい場合、名前の列を左端にコピーし、その後にVLOOKUP関数を使います。

もう一つの方法は、IF関数と配列を組み合わせて、仮想的に列の順序を入れ替えることです。具体的には、以下のような数式を使用します。



=VLOOKUP(検索値, IF({1,0}, 検索列, 返す列), 2, FALSE)

この方法では、IF関数と配列定数{1,0}を使って、検索列と返す列の順序を入れ替えた仮想的な配列を作成し、その上でVLOOKUP関数を使用します。これにより、逆方向の検索が可能となります。

さらに、INDEX関数とMATCH関数を組み合わせることで、柔軟な検索が可能です。以下のように使用します。



=INDEX(返す列, MATCH(検索値, 検索列, 0))

この方法では、MATCH関数で検索値の位置を特定し、INDEX関数でその位置の値を取得します。これにより、左右どちらの方向への検索も可能となります。

最近のExcelでは、XLOOKUP関数が導入され、より柔軟な検索が可能となりました。XLOOKUP関数は、任意の方向への検索が可能で、VLOOKUP関数の制約を克服しています。以下のように使用します。



=XLOOKUP(検索値, 検索列, 返す列)

この関数を使えば、逆方向の検索も簡単に実現できます。

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いかがでしたか？VLOOKUP関数の制約を理解し、補助列の追加や他の関数との組み合わせ、そして新しいXLOOKUP関数の活用によって、逆方向の検索も可能となります。ぜひ、これらの方法を試してみてください。

他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。